生きづらさを感じながら仕事や人間関係を頑張っている人は多いですよね。この記事では「つい気遣いし過ぎてしまう」という人に向けて、過度の気遣いがもたらすデメリット、気遣いし過ぎる人の特徴、丁度いいバランスの見つけ方などを解説します。
- この記事でわかること
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- 気遣いし過ぎな人の特徴あるある
- 周囲を困らせる気遣いの例
- 気遣いし過ぎのデメリット
- 気遣いし過ぎな人が生きやすくなるコツ
気遣いし過ぎな人の特徴とは
ランチ中や会話中に気遣いばかりして忙しい人、周囲のリアクションなどを気にし過ぎな人はいますよね。気遣いし過ぎな人・気にし過ぎな人には、次のような特徴が見られるでしょう。
- 気遣いし過ぎな人の特徴
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- 世話好き
- 他人を優先する
- 他人の感情や反応が気になる
- 他人から嫌われたくない
- 八方美人
- 完璧主義
- 責任感が強い
- 真面目
- せわしない
率先して誰かのお世話をする
料理を取り分けたり、いつも誰かのフォローをしたり、お世話役に周りがちな人は気遣いをする傾向が高いでしょう。自分よりも他人を優先しがちで、周囲から頼られることも多いです。
他人の顔色がリアクションを伺う
自分のことがどう思われているか気になって仕方がない人も、気を遣い過ぎたり他人の言動に左右されることが多いでしょう。嫌われたくない、悪目立ちしたくないという気持ちの表れでもあり、行動面では八方美人なところがあるケースも。
完璧主義でじっとしていられない
気遣いし過ぎな人は完璧主義なケースもあります。「もっとテキパキ進めたい」「自分好みにしたい」という気持ちから、料理や仕事、会話などでイニシアチブを取る傾向があります。結果的に気遣いできる人だという印象を持たれることもありますが、融通が利かない人だと思われることもあり得ます。
それってやり過ぎかも?気遣いとおせっかいの違い
気遣いができる人は一般的には好意的に受け入れられます。「周りを良く見ている」「やさしい」など、ポジティブなイメージも抱かれるでしょう。一方で、気遣いし過ぎな人には次のようなデメリットが考えられます。
かえって周囲を気疲れされる
行き過ぎた気遣いは、周囲を気疲れさせてしまいます。良かれと思って職場全体の整理整頓を始めた場合でも、「そんなに散らかっていたかな」「自分も手伝わなくちゃダメなのかな」と周囲がストレスを感じることがあります。
誰も求めていない
気遣いする人は、「みんなのために」「〇〇のために」という気持ちで行動しているものですが、周囲は気遣いを求めていないことが少なくありません。「わざわざやってくれたけど、頼んでいないんだよなぁ」「そんなに気にしなくていいのに」と周囲を戸惑わせることも。
相手が超えてほしくない境界線を超えている
気遣いは周囲への配慮ややさしさではありますが、限度というものもあります。気遣いから料理の取り分けをする人もいますが、人によっては「食事は自分のペースで楽しみたい」「あまり食べられないから、勝手に盛り付けられるとツラい!」ということもあります。気遣いをしたつもりが、相手が大切にしたいことに踏み込み過ぎていることもあるのです。
気遣いし過ぎで心が疲れることもある……
気遣いし過ぎの大きなデメリットが、心が疲れてしまうことです。常に周囲のことを考えたり、他人に嫌われないように気をつけたりしていると、心が休まる時間が少なくなります。本音で話せる人がおらず、心理的に孤立してしまうおそれもあるでしょう。
気遣いし過ぎな人がリラックスする方法
気遣いし過ぎな人が感じがちな生きづらさを和らげるためには、丁度いいバランスを見つけることが大切です。気遣いし過ぎな人は下記のことを意識してみてくださいね。
双方向のコミュニケーションを取る
気遣いし過ぎな人は、先回りして相手が欲しいものをあげようとしたり、相手を不快にさせないように注意して行動する傾向があります。それは思慮深さや相手への思いやりではありますが、実際に相手がどう思っているかがわからずじまいのことも。
相手が何を考えているのかを知るためにも双方向のコミュニケーションが大切です。自己完結しないように注意することを意識してみてください。
悪い想像をしない
「料理を取り分けないと、気遣いできない人だと思われる」「共感しないと嫌われる」など、気遣いし過ぎな人は悪い想像をしてしまいがち。ところが実際は、周囲の人はあなたに厳しい目を向けているとは限りません。悪い想像をしそうになったらストップすることを意識しましょう。
自分の基準を緩める
完璧主義な人、責任感が強い人は、「こうあるべき」という自分の中の基準を緩めましょう。べき思考は、手段と目的が逆になることが多いのがデメリットです。その気遣いが誰のためなのか、何のためなのかを改めて考えてみると、「そんなに気遣いしなくてもいいんだな」と考えが変わることもあるでしょう。
周囲に甘えてみる!
気遣いし過ぎな人は、実は周囲を気疲れさせていたり戸惑わせたりしていることもあります。そんな人に試してみてほしいのが、周囲に甘えてみることです。もっと自分の気持ちを言葉にしたり、素の自分を出してみると、丁度いい距離感が見えやすくなりますよ。
そのプロセスで傷つくこともあるかもしれませんが、それも大切な経験です。元々気遣いができる人であれば、トライアンドエラーを繰り返しながら、心地よい人間関係を築いていけるでしょう。
おわりに:気遣いし過ぎからくるストレスやトラブルを回避しよう♪
気遣いそのものは悪いことではありませんが、過度の気遣いは自分も周囲も疲れさせてしまいがち。今回紹介したポイントを参考にしつつ、丁度いい気遣いの塩梅を見つけてくださいね。
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