コミュ力が低いことに悩んでいる社会人は多いものですが、特に「大人の人見知り」をこじらせている人はいませんか？ この記事では大人の人見知りの特徴やセルフチェック、めんどくさいと思われる理由、人見知り克服のポイントなどを解説します。
- この記事でわかること
-
- 大人の人見知りの特徴セルフチェック
- 人見知りが人間関係の悪循環を招く理由
- ネガティブ思考のデメリット
- 聞き上手になることのメリット
大人の人見知りセルフチェック
大人の人見知りで悩んでいる人は少なくありません。職場で馴染めない、接客や営業がうまくいかない、など日々の業務で困りごとを抱えている人もいるでしょう。大人の人見知りにはどんな特徴があるのでしょう。
- 大人の人見知りの特徴
-
- 人と話すとき緊張する
- 自分から話しかけられない
- 人前で話すのがとても苦手
- 大勢は苦手だけど1対1なら話せる
- 自分に自信がない
- 自分と他人を比べがち
- 他人が怖い
- プライドが高い
- 人からどう思われているか不安
- 人間関係が狭かった
- 他人をなかなか信用できない
人との会話や発表が大の苦手
仕事ではコミュニケーションが欠かせません。職場の人はもちろん、取引先やお客様と話すとき、人見知りの人は緊張や不安を抱えやすくなります。プレゼン資料をしっかり作り込んだのに、うまく魅力を伝えきれない人もいるでしょう。大勢の飲み会やプレゼンは苦手だけど、1対1の会話なら普通に話せるケースもあります。
自信がなく、他人が怖い
大人の人見知りでは、自分に自信がないことが原因のケースも。特に仕事では成果や能力が比べられます。「自分なんて」と自信を失い、他人が怖くなる人がいます。
他人を意識しすぎている
自信がないことが人見知りの原因のケースもあれば、プライドが高いがために人見知りになる人もいます。「初対面でナメられたくない」「いつでも完璧に見られたい」と思うあまり、他人からの評価や視線に緊張してしまうというわけです。
コミュニケーションの経験値が少ない
学生のうちは人見知りじゃなかったけれど、社会人になってから人見知りになったという人もいるのではないでしょうか。このケースは、環境の変化に追いつけていないことが考えられます。学生時代は気の合う友人や家族との付き合いが中心で、相性の良さや安心感があるものです。
ところが社会に出ると、今まで接したことのないタイプの人と出会ったり、ビジネスマナーやビジネススキルがコミュニケーションの基礎となることも。経験値が少ないままだと、新しいコミュニケーションに戸惑いを感じてしまうでしょう。
大人の人見知りは直らない？こじらせる人が多い理由
赤ちゃんや子どもの人見知りは、成長とともに自然と和らいでくることがあります。一方で、大人の人見知りは悪化することもあります。大人が人見知りをこじらせる原因には、次のような影響が考えられるでしょう。
根深いコンプレックスになっている
大人の人見知りは、「私は人とまともに話せない」「僕は第一印象が悪い」とコンプレックスになることが少なくありません。コンプレックスは自信を低下させます。自信を失うと、他人のことやコミュニケーションがますます怖く感じられ、悪循環に陥ってしまうのです。
人間関係でトラウマがある
人間関係でトラウマがあると、大人の人見知りを直すのが難しくなります。「入社式で仲の良い同期が見つからず辛かった」「転職先で自己紹介を頑張ったけれど、誰にも相手されなかった」などの経験がトラウマになると、自分から積極的にコミュニケーションする勇気が出なくなります。
人見知りでも困らない
現代は人とのコミュニケーションを控え目にしても、生活に困らないという側面もあります。買い物はオンラインで済みますし、仕事もリモートという働き方が浸透しました。そのため、人見知りでも生活を営むことに支障がないため、「このままでもいいか」と考える人もいるでしょう。
大人の人見知りはめんどくさい…と思われる？
仕事面で人見知りが問題となるのは、社会人としてのコミュニケーションに支障を来たすためです。人見知りの人は、挨拶を避けたり目もなかなか合わせられないというケースも。すると「失礼な人だ」「何を考えているかわからない」「信頼できない」という印象を与えがちです。
仕事の実務面でも、接客が苦手でお客様からの評判が悪くなったり、緊張しすぎて説明がわかりにくくなったり、さまざまなトラブルを招くことがあります。結果として、周囲の人が人見知りの人をフォローする必要が出てくることも。「人見知りの人と一緒に仕事をするのはめんどくさいな」と思われることがあります。
生きづらさ解消！大人の人見知りの克服法♪
大人の人見知りを放置していると、周囲からの印象ダウンやご自身の成長を妨げる可能性があります。本人からすると「人見知りのせいで生きづらい」という悩みもあるでしょう。大人の人見知りを解消するために、下記のことを意識してみてください。
ネガティブ思考をポジティブに変換
自信がなかったり、人間関係の悩みを抱えていると、つい考えがネガティブに傾きがちです。「どうせ私なんて」「自分が話してもうまくいきっこない」と、考えてはいませんか？ ネガティブ思考はポジティブ思考に変換するのがおすすめです。「きっとうまくいく」「自分のことを批判的な目で見ているとは限らない」と、考えをポジティブな方向に変えていきましょう。
「比較癖」を直す
大人の人見知りでは、自信を失っていることが多いです。どうして自信がなくなったのか冷静に考えてみると、自分と他人を比較していることが原因のことも。「〇〇さんみたいに上手にプレゼンできない」「△△さんはお客様とあんなに打ち解けているのに」など、自分の欠点を自ら作り出してはいませんか？ 案外、周囲の人はそこまであなたのことを責めていないかもしれません。まずは比較癖を直し、自分の長所に目を向けるようにしてくださいね。
会話は相手に気持ちよくしゃべってもらう
人見知りの人は、「ちゃんとしゃべらなきゃ」と緊張することが多いのではないでしょうか。ですがまずは、相手に気持ちよくしゃべってもらうことを目指しましょう。接客では「お客様はどんな商品をお探しですか？ お悩みはありますか？」とヒアリングすることを意識してください。営業でも同様です。相手が欲しいものが何か、どうすれば話してくれるかを考えてみましょう。
感謝の言葉を意識的に口にする
大人の人見知りに悩んでいる人は、「ごめんなさい」「すみません」が口癖になっているケースもあります。自信のなさや過去の失敗が原因かもしれません。仕事では謝罪も大切ですが、感謝の言葉も欠かせません。誰かにフォローしてもらったら、「ありがとう」の言葉も忘れずに伝えましょう。過度の謝罪は、相手をモヤモヤさせてしまうこともありますので要注意！
人見知りは「聞き上手」「居心地が良い人」を目指そう
ときには長所が短所になるように、短所も長所にすることができます。人見知りも悪い面ばかりではありません。自分で話しかけたり会話上手になることが難しいならば、聞き上手を目指しましょう。「この人に話を聞いてもらうと心が軽くなる」と思ってもらえるようになると、さらに印象がアップするでしょう。
聞き上手になる
仕事では、実は聞き上手であることが大きなメリットになります。特に取引先との会話で聞き上手になると解決策の提案につながりますので、信頼獲得や売上アップを目指せます。職場の人から聞き上手だと思ってもらえると、社内情報を得やすくなるでしょう。
聞き上手になるポイントは、「あなたの話をもっと聞きたい」という気持ちを持つことです。相槌を打ったり、「そのあとどうなったんですか？」と続きを聞きたがるなど、相手が喜ぶリアクションを意識してみましょう。
共感力を磨く
「この人と話していると楽しい」と思ってもらうには、共感力を磨くのがおすすめです。会話中に「本当にそうですよね」「わかるなぁ」など一言でもいいので、同じ気持ちや考えを抱いていることを表現しましょう。共感の気持ちが強くなれば、自然とあなた自身の言葉が出てくるはずです。「私もこんなことがあって…」など、具体的なエピソードを伝えると相手も親しみを抱きやすくなるでしょう。
元気づける言葉を口にする
会話中に、相手を元気づける言葉を口にしてみましょう。「〇〇さんなら大丈夫！」「いつも△△さんに感謝しているんですよ」など、相手を信頼していることや感謝していることを伝えるのがポイントです。「もしうまくいかなかったら、また話を聞くよ」など、相手の心を軽くするような一言を添えるのもおすすめですよ。
おわりに：人見知りさんは共感力の高い聞き上手になろう♪
大人の人見知りの克服法を紹介しましたがいかがでしたか？ 共感力を磨いたり相槌を意識したりして、まずは聞き上手を目指しましょう。聞き上手になると自信も付いてくるはず。できることから人見知り克服をしてみてくださいね。
コメント