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花粉症で涙が止まらない!点眼薬の選び方や花粉症用メガネの種類とは?

花粉症の悩みと目の症状 からだの悩み
この記事は約8分で読めます。

鼻水やくしゃみに次いで、とまらない涙や目のかゆみは花粉症の代表的な辛い症状ですよね。いつから薬を使えばいいのか、どんな治療が効くのか悩む人も多いでしょう。

今回は花粉症による目の症状とその対処法を、点眼薬の効果や処方薬・市販薬の違い、点眼薬以外に効果的なアイテムと一緒に紹介していきます。

この記事でわかること
  • 花粉症のメカニズムと発症する年齢
  • かゆみなど目の症状に!抗アレルギー点眼薬とは
  • 市販薬の効き方や安全性を処方薬と比較すると…?
  • 洗眼薬にはリスクがあるの?
  • 花粉の時期にコンタクトレンズをつける危険性は?
  • 花粉対策メガネやゴーグルのおすすめ商品

花粉症が発症するのはなぜ?何歳でも発症リスクはあるの?

花粉症は、体内に侵入した花粉に対し過度な免疫反応が起きた結果、起こるさまざまな症状です。

粘膜に付着した花粉に反応して体内に作られた抗体が、マスト細胞に結合することにより、次回以降、同じ花粉が体内に入ったときに症状が起こるようになります。

花粉症の症状が目に現れる場合は、以下のメカニズムで起こっているものと考えられます。

【花粉症、目に症状が現れるメカニズム】

  1. 空気中の花粉が目に侵入し、目の粘膜内のマスト細胞と接触
  2. 花粉を抗原認定したマスト細胞が、ヒスタミンなどアレルギー物質を放出
  3. ヒスタミンが目の神経、血管を刺激して拡張させるなどし、充血や目のかゆみ、涙が止まらないなどの症状を誘発する

花粉症は、花粉に対して作られる抗体の量が一定上になると発症すると言われています。

このため発症年齢には個人差が大きく、子どものうちに規定量を超えて発症することもあれば、大人になってから発症することもあり得るのです。

病院の花粉症治療-点眼の種類と効果

目に現れる花粉症症状への代表的な治療法は、かゆみなどの辛い症状を緩和し、普段と変わらない生活を送れるようにするための点眼薬の投与です。

一般的には、症状が比較的軽いものなら「抗アレルギー点眼薬」を、それだけでは十分な効果が得られず、重症化するようなら「ステロイド点眼薬」を使います。

【抗アレルギー点眼薬とは】

作用により、さらに以下2種類に区分されます。

抗ヒスタミン点眼薬
アレルギー症状の原因であるヒスタミンの働きを抑え、いま起きているかゆみなど、花粉症の症状を軽減する効果がある。
ケミカルメディエーター遊離抑制薬
ヒスタミンがマスト細胞から放出されないようにし、アレルギー反応の発生を抑える。抗ヒスタミン点眼薬と同様、症状が現れてからでも効果が期待できる薬剤だが、症状が能われる前に使う方が望ましいとされる。

【ステロイド点眼薬とは】

抗アレルギー点眼薬に比べ、作用・副作用ともに強い薬剤。
重度の炎症を治療する効果があるため、抗アレルギー点眼薬で軽減されなかった花粉症の症状への効果も期待できる。

ただし、長期にわたり使用するとステロイド緑内障を発症するリスクがあるため、使用するなら定期的な眼圧チェックが不可欠。

花粉症による目の症状治療のため、眼科の医療機関の受診を考えているなら、上記のような基本的な治療内容は理解しておきましょう。

花粉症に市販の目薬を使うのはどうなの?病院処方薬との違いは?

前項で紹介した点眼薬のうち、抗アレルギー点眼薬は処方薬だけでなく、薬局やドラッグストアで市販薬としても販売されています。

処方薬と市販薬の違いは、効果の強さと安全性にあります。
長く処方薬として用いられ、安全性が確認された種類だけが、市販薬の認定を受けられます。

【処方薬と比較した市販薬の特徴】

  • 処方薬と比べ、効き目が緩やかである
  • 処方薬と比べ、高い安全性が保障されている

効き目が強く、新しい薬も多い処方薬よりも先に市販薬で目の花粉症状を治療したいなら、薬剤師や登録販売者に相談の上、まずは市販の点眼薬を使ってみてください。

2~3日使って症状が改善しないようなら、眼科の医療機関を受診すると良いでしょう。

花粉症の目のトラブル対策法-洗眼薬って安全なの?

専用の薬液・洗眼薬(せんがんやく)を使い、目を洗うのも花粉症の症状緩和に役立ちます。

洗眼薬とは、目の粘膜表面に付着した花粉やホコリ、汚れ、ゴミなどを洗い流すための専用の薬液のことです。

ドライアイ予防、涙の補充など使用目的により洗眼薬に含まれる成分も変わってきますが、花粉症の予防・改善には以下のような洗眼薬を使うと良いでしょう。

【花粉症の症状緩和におすすめの洗眼薬】

アイボンAL
かゆみ、赤みなどアレルギー症状を抑える抗ヒスタミン成分、粘膜の炎症を抑え鎮静化させる抗炎症成分を含有する洗眼薬。

ただし、目を薬液で洗うことにはリスクも伴います。

目の粘膜を保護しながら、しっかりと花粉を洗い流して薬効成分も得られるように、以下の注意点を守って洗眼を行ってくださいね。

【洗眼薬を使うときの注意点】

  • 必要な成分まで洗い流す恐れがあるため、洗眼に水道水は使わない
  • かえって眼球が汚れてしまうのを防ぐため、洗眼の前に必ず目の周りをしっかり洗う
  • 目の粘膜にやさしく、1日に複数回使用できる防腐剤フリーのものを選ぶ
  • 洗顔の回数は、洗眼薬が指示する用法・用量を厳守する

花粉症で目が辛いときコンタクトレンズは使って大丈夫?-

花粉症の症状があるとき、コンタクトを付けることには以下のリスクがあります。

【コンタクトレンズによる花粉症シーズンのリスク】

  • 目から入ってコンタクトレンズに付着した花粉が、汚れとしてのこることがある
  • 夜、しっかり洗ってコンタクトレンズを清潔に保たなければ、症状が悪化する恐れがある
  • 点眼薬や洗眼薬の成分によっては、コンタクトレンズが変形してしまうリスクがある

このように、花粉症の症状があるときにコンタクトレンズをつけると、症状が悪化したり眼球を傷つけてしまうリスクが高まります。

可能であればコンタクトレンズの着用は控えてメガネにする、その時期のみ1日使い捨てのコンタクトレンズに変えるなどして対処しましょう。

どうしてもコンタクトレンズの着用を辞めたくないときは、医師や薬剤師、登録販売士にその旨を伝えて、専用の点眼薬・洗眼薬を選んでもらってください。

具体的には、ソフトコンタクトレンズを変形させる恐れがある防腐剤「ベンザルコニウム塩化物」が含まれていないものを選ぶと良いですよ。

花粉をシャットダウン!花粉症用のメガネやゴーグルの種類って?

メガネやゴーグルを着用し、目への花粉の侵入を物理的に遮断するのも、花粉症の症状緩和につながります。

【メガネやゴーグルによる、花粉症への効果】

  • 目に入る花粉の量が、メガネは非着用時の1/3、ゴーグルは1/10になる
  • ゴーグルの場合、涙の蒸発も抑えられるため目のバリア機能維持にも役立つ
  • 花粉症による目の不快感、症状による日常生活や仕事上の不自由を緩和できる

以下に、花粉症用に開発されたメガネ・ゴーグルを計7つ紹介していくので、あなたのニーズに合うものを探してみてくださいね。

【花粉症対策におすすめのメガネやゴーグル】

【1:エニックス 花粉対策メガネ アイセーバーKG-609-1
ほこりや花粉はもちろん、紫外線も99%カットできる機能性の高いメガネです。
衝撃に強い素材でできており、付着した花粉は水洗いで除去できるので、日常的に使いやすくなっています。
【2:ミドリ安全 ビジョンベルデ保護めがね MP822
もともとは工事現場などで使用する、粉じん対策用として作られたメガネです。強度があり曇り止め加工が施されたレンズに、耳と鼻にやさしいつくりのフレーム部分からできていて、高いフィット感をほこります。
【3:名古屋眼鏡 おしゃれな花粉メガネ スカッシースタイル 8703-01、8703-02、8703-03
メガネメーカーが作った、高機能花粉防止メガネです。フレームと目の隙間をふさぐフードがついているため、おしゃれな見た目ながらゴーグルのような効果が期待できます。マスクをつけても曇りにくいのも魅力ですが、度付きメガネとの併用は難しいでしょう。
【4:エニックス 花粉対策メガネアイセーバーKG-301-6
フレームと目の周りを塞ぐ、フード部分まで色がついたおしゃれなメガネです。こちらも度付きメガネとの併用はできませんが、紫外線99%カット、衝撃に強く流水で汚れを落とせるため使い勝手は良いでしょう。
【5:Lissage 花粉めがねUV400
日本人の造形にあわせて作られた、密閉度の高いメガネです。プラスチック製で軽いのが特徴で、直射日光によるダメージと花粉から目を守ります。
【6:山本光学 無気孔タイプゴーグル YG5090HF
感染症対策にも効果的とされる、高性能のゴーグルです。曇り止め加工が施されている他、目の周りを大きく覆うつくりなのでメガネをかけた上からでも装着できます。
【7:ウベックス ゴーグルX-9302
主に薬剤散布、スキーに用いられるゴーグルです。防汚、UVカット、曇り止め加工が施されたレンズが使われていて、好みに応じレンズやバンドを交換することもできます。メガネの上からも装着可能です。

おわりに:メガネや点眼薬をうまく使い、花粉症による目の深い症状を緩和して

花粉症による目のかゆみ、赤み、涙が止まらないなどの症状は、花粉が目の粘膜に付着することで起こります。花粉による目の諸症状の治療には、症状を抑える効果がある点眼薬が使われるのが一般的です。その他、花粉が目に付着し症状を起こすのを防ぐ洗眼薬、メガネ、ゴーグルの使用や、コンタクトレンズの着用を控えるのも有効的でしょう。その時期だけはおしゃれよりも、目の健康と症状緩和を第一に考え、本記事を参考に対策してくださいね。

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