【前編】学歴コンプレックスとは?高学歴の基準や就活の学歴フィルターを解説

学歴コンプレックスに悩む社会人キャリアアップ・求職
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自分の学歴に劣等感や引け目を感じることを「学歴コンプレックス」と言います。学歴コンプレックスを感じない高学歴はどこからを指すのでしょう。この記事では、学歴コンプレックスを抱える人の特徴や悩み、高学歴とされる大学の基準などを解説します。

この記事でわかること
  • 学歴コンプを抱く人がやりがちな行動や考え方
  • 関東・関西の地域別高学歴の基準
  • 学歴フィルターのメリットとデメリット
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学歴コンプレックスがある人の特徴と悩み

学歴コンプレックスとは
自分の学歴に何らかの不満を持っていて、劣等感を感じている状態

学歴コンプレックスに苛まれてしまうと、自分より学歴が高い人に嫉妬して攻撃的になったり、低学歴の人を見下したり、自分の人生がうまくいかない理由を学歴に転嫁してしまったりします。

このような状態に陥ると、社会で生きていくために最低限必要な円滑な人間関係を築くのも難しくなります。学歴コンプレックスのある人は、特に以下のような特徴を持っているとされています。心当たりのある人は、学歴コンプレックスに陥ってしまっているかもしれません。

  • 学歴コンプレックスを持つ人は、何かにつけ無意識に他人と自分を比べている
  • 相手が自分より高学歴だと卑屈になり、低学歴だと心の中で見下して優越感を抱く
  • 他人の優れたところばかりが目につき、自分はダメだとネガティブにばかり考えて学歴以外でもコンプレックスを抱えやすい
  • 男性の場合、女性の学歴を執拗に知りたがる
  • 学歴コンプレックスを持つ男性は、自分より高学歴な女性を好まない
  • 「自分は低学歴だから」「○○大を受験したけど落ちたから」といった自虐ネタを話す
  • 仕事でうまくいかず昇進を逃した、好きな人に振られたなど、失敗をすべて学歴のせいにしてしまう
  • 高学歴の人を妬む気持ちや、自分がコンプレックスを感じないよう学歴の価値をわざと下げようとする
  • 周囲から見ればそれほど低学歴ではない大学を出ていても、もっと上の大学でないと自分が納得できない、自分より高学歴の相手にナメられたくないとやたらと虚勢を張る
  • 自分の学歴について深く考えすぎてしまい、周囲はなんとも思っていないのに「こんな学歴ではダメだ」と自己嫌悪に陥ったり、自分の将来に不安を感じてしまったりする
  • 学歴の話題になると黙り込んだり、とにかく学歴を聞かれないよう避けたりし続ける

高学歴の大学はどこから?

学歴コンプレックスは、主に大学の学歴を指します。大学の学歴が比較されることが多いのは、就職活動でしょう。就職活動では履歴書や面接で学歴を明示しますので、他の応募者との比較がされやすくなります。

履歴書に書く学歴は、一般的に義務教育を省き、高校や専門学校から後のものを記載します。学校名は略さず正式名称で記入し、高校も「高等学校」と書きましょう。大学は学部・学科・コース名などを記入しますが、このとき応募職種で活かせるような専攻・研究テーマなどがあれば詳細に記入しておきます。また、年月は履歴書全体で西暦か元号かどちらかに統一しましょう。

このとき、採用担当者が見て注目する高学歴とはどんなものなのでしょうか。就活生の人なら特に高学歴という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。しかし多くは「偏差値が高い難関大学の出身である」「高度な学位や資格を保持している」といった曖昧な意味で、明確な基準や規定があるわけではありません

そこで、一般的に高学歴と判断されることが多い大学の基準についてざっくりまとめると、以下のようになります。ただし、このランク付けはあくまでも一例であり、評価基準は判断軸によっても異なります。例えば、世界の一流企業から見て日本で高学歴と呼べるのはAランクのうちのごく一部ですが、日本国内の一流企業であればBランクも高学歴とみなされます。あくまで一例として参考にしてください。

  • 関東の私立大学:MARCH以上の出身
  • 関西の私立大学:関関同立以上の出身
  • 国立大学:旧帝国大学の出身

また、高学歴の基準は文系と理系、地域別、区分別でも異なります。

文系で高学歴な大学とは

一般的に、文系の学部において大学のランク付けは以下のようになされることが多いです。

Aランク
国立大学:東京大学、京都大学など
私立大学:慶応大学、早稲田大学、上智大学、国際基督教大学など
Bランク
国立大学:北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、東京外国語大学、一橋大学、お茶の水女子大学、筑波大学など
私立大学:青山学院大学、明治大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、津田塾大学など
Cランク
国立大学:横浜国立大学、首都大学東京、千葉大学、横浜市立大学、金沢大学、広島大学、名古屋市立大学など
私立大学:日本大学、東海大学、駒沢大学、専修大学、成城大学、成蹊大学、明治学院大学、日本女子大学、東京女子大学、南山大学、西南大学、甲南大学など

理系で高学歴な大学とは

次に、理系の学部において大学のランク付けは以下のようになされることが多いです。

Aランク
国立大学:東京大学、京都大学など
私立大学:慶応大学、早稲田大学、上智大学、国際基督教大学など
Bランク
国立大学:北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、東京工業大学、お茶の水女子大学、筑波大学など
私立大学:青山学院大学、明治大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学、東京農業大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、津田塾大学など
Cランク
国立大学:横浜国立大学、首都大学東京、千葉大学、横浜市立大学、金沢大学、広島大学、名古屋市立大学など
私立大学:日本大学、東海大学、駒沢大学、専修大学、成城大学、成蹊大学、明治学院大学、電気通信大学、日本女子大学、東京女子大学、南山大学、西南大学、甲南大学など

理系の大学の中には、理系に特化していて文系の学部を持たない大学もあります。また、高学歴の基準は研究や症例の論文数、特許や商品化の数などで定量的な評価基準をなされることもあります。

関東・関西で高学歴の基準は異なる?

日本では、よく地理的な観点から「関東」と「関西」に二分されることがあります。学歴コンプレックスの基準も、地域によって異なります。そこで、関東と関西における高学歴の基準をそれぞれ見ていきましょう。

関東の高学歴の基準:MARCH以上

「MARCH(マーチ)」と呼ばれるこの略称は、「明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学」の各大学の頭文字を並べたものです。関東圏にある大学の平均偏差値以上であり、受験者数が特に多い人気大学であること、就職偏差値の高い企業へも就業実績があることなどから高学歴と考えられています。一方、早慶上理や東大・京大出身者からすると低学歴だとする声もあり、学歴コンプレックスが生まれることもあるでしょう。

関西の高学歴の基準:関関同立以上

関関同立とは、「関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学」の各大学の頭文字を並べたものです。関西圏にある大学の中でも上位に位置し、受験者数のボリュームゾーンであり、就職偏差値の高い企業へも卒業生を輩出しているなどの理由から高学歴とされています。

とはいえ、さらに上位に京大や阪大もあるためMARCH同様、人によっては高学歴として扱われないこともあります。

このように、関東・関西のいずれも比較的上位の大学であること、受験者数が多いこと、就職で人気の企業への実績などが高学歴とされる理由です。ただし、関東でも関西でもこれらの大学よりさらに上位に難関とされる国立大学が名を連ねることから、人によっては高学歴と判断しないこともあるようです。

就活の学歴フィルターとは何のためにあるの?

学歴コンプレックスは、就活をきっかけに引き起こされることがあります。就活中の学生は「学歴フィルター」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

学歴フィルターとは
主に大学名などの学歴を基準として選考し、一定以上の基準に満たない大学の生徒に関しては大学名でまず足切りを行うこと

就活は大学生がメインとなりますので、大学名ではなく大学の偏差値によってフィルターをかけられていることが多いようです。

学歴フィルターを採用している企業は昔から多く、今でも採用の際に学歴フィルターを使っている企業も少なくないとされています。しかし、そうは言ってもすべての企業が学歴フィルターを使っているわけではなく、学歴フィルターを採用しているのはほとんどが大手企業や有名企業など、学生から人気の高い企業だと言われています。

こうした学歴フィルターは、ともすると企業イメージを下げる恐れがあるものですが、企業側としても必要性があって学歴フィルターを使わざるを得ない場合もあります。つまり、前述のように大手企業や人気企業は応募してくる学生の数が非常に多いため、採用活動をある程度効率化しなくてはならない、などの場合です。

インターネットの普及により、採用選考の手間が増えた
ある調査によれば、1990年代前半には1人の応募する会社は平均5.1社だったが、2016年にはエントリーシート提出ベースで17.6社と3倍以上にもなっている
採用コストを抑えるため
学歴フィルターを使わず、応募者全員を選考対象にすると、採用担当者は膨大な数のエントリーシートを確認しなくてはならない。面接の数も非常に多くなってしまうため、採用コストとして経営に大きく影響する
人事部が社内で評価されるため
企業の利益につながる可能性が高い優秀な人材は、一定以上のレベルの学生にいるとする考え方もある

このように、企業が学歴フィルターを使わざるを得ない状況もありますし、学歴フィルターを使うことで企業側に以下のようなメリットもあります。

  • 会社説明会の受付段階で学生を選別し、効率化する
  • 連絡の優先順位を変え、上位の大学の学生には早いタイミングでセミナーや面接の案内する
  • 学歴フィルターの王道とも言えるもので、提出された書類で出身大学を確認して機械的に選別し、効率化をはかる

一方で、学歴フィルターをかけることには以下のようなデメリットもあります。

多様な人材が得られなくなる
大学の数を絞るとどうしても採用対象が画一化してしまい、優秀な人材の取りこぼしが増えやすくなる
大学側から避けられやすくなる
一定期間内定者が出なかった場合、その大学からの応募者が激減することもある
学生時代の評価が社会人としての評価に直結するとは限らない
人気企業の中には、学校の勉強や試験で良い成績がとれる学生が、必ずしも社会でも同じように優秀だとは限らないと考えている企業もある
企業イメージを落としかねない
学歴フィルターという手法は、社会一般から見てネガティブな評価を受けやすく、企業イメージが落ちる

入社を希望する企業があったけれど、学歴フィルターによって不合格にされたと感じた場合、学歴コンプレックスを刺激してしまうことがあるのです。

学歴コンプレックスの克服法

後編では、社会人が学歴コンプレックスを克服するための方法を紹介します。スキルアップ・キャリアアップに役立つ資格、大学の社会人入学のメリットなどをまとめましたので、参考にしてくださいね。

【後編】学歴コンプレックス克服におすすめの資格・スキルアップ
学歴コンプレックスを克服したい人は資格取得にチャレンジしてはいかがでしょう。大学だけでは得られない知識やスキルを習得でき、自信獲得やキャリアアップにつながります。この記事では仕事に役立つ資格や社会人の学び直しのメリットについて解説します。

おわりに:デメリットの多い学歴コンプレックスは克服するのがおすすめ

自分と他人を比較して落ち込んだり嫉妬したりすると、メンタルに悪い影響が現れやすくなります。学歴コンプレックスも自信の低下や自己否定につながるおそれがありますので、考え方を変えていきましょう。後編では、学歴コンプを克服する方法を紹介していきます。

 

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