会社員から独立してフリーランスとなる場合、どのようにして仕事を獲得するかが重要です。安定した収入ややりたい仕事を得るために、人脈をつくることをおすすめします。
この記事ではフリーランスになった人やなりたい人に向けて、オフライン・オンラインで人脈を広げていく方法を紹介します。
- この記事でわかること
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- 人脈づくりがフリーランスの収入アップに関わる理由
- 人脈づくりでコミュニケーションするときのポイント
- 人脈づくりで信頼されない人の特徴
- オフラインとオンラインそれぞれの人脈の広げ方
フリーランスとして独立する前に人脈をつくるメリット
会社員を経てフリーランスとして独立する場合、独立前に人脈をつくっておくとメリットを得られます。
- 独立後に仕事を獲得しやすくなる
- 新しい顧客から信頼を得やすくなる
- 仕事に有益な情報交換ができる
- 客観的な意見やフィードバックをもらいやすい
- 協力者が増え、仕事の幅が広がる
独立後の一番の心配は、仕事を安定的に得られるかどうかです。会社員と異なり、フリーランスの場合は仕事を自分で獲得しなくては収入が得られません。
独立前から自分の能力を買ってくれる顧客と信頼関係を築いておくと、仕事をもらいやすくなります。そうした顧客がまた新たな顧客を紹介してくれることもありますので、独立後に人脈を広げるきっかけにもなるでしょう。
また、フリーランスになると会社に所属していたころと比べると人との関わりが少なくなることがあります。人脈を作っておくことで情報交換や意見交換の相手を確保できます。
ひとりではできる仕事に限りがあるものですが、人脈を広げて協力者を増やすことができると大きな仕事に携わる機会も作れるでしょう。
もし人脈が少ないと、日々の仕事の確保が難しくなる可能性があります。自分がやりたい仕事や希望する条件と合致する案件を選ぶための選択肢が狭まります。
もちろんフリーランスだからといって仕事の幅を広げなくてはいけないわけではありません。自分の意思で、少数の顧客と深く関わるという働き方ももちろんあるでしょう。しかし将来のことを考えると、収入面の安心やスキルアップ・キャリアアップのために人脈は広げておくのが安心です。
- 人脈づくりがおすすめなフリーランスの職種
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- イラストレーター
- デザイナー
- カメラマン
- ライター
- 動画クリエイター
- ITエンジニア
- 広告プランナー・PR
- コンサルタント
- スポーツトレーナー
上記はフリーランスの一部です。もちろんほかにもさまざまな職種でフリーランスとして活躍している人がいます。フリーランスになった場合、すでに顧客を十分獲得している場合を除き、何らかの営業活動が必要だと考えておきましょう。
人脈の広いフリーランスになるためのアクションとビジネスマインド
人脈をつくるために必要なアクションとビジネスマインドを紹介します。
- 人脈を広げるアクション
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- 独立前に社内外で知り合いを増やす
- 起業家や他のフリーランスと交流し、メンターとなる存在を発見する
- 知り合いからの誘いにはフットワーク軽く乗ってみる
- SNSを通した知り合い作りをする
- 名刺とデジタル名刺を常備する
- 得意なスキルを磨き、成果をまとめておく
人脈を広げるために、独立前からアクションを起こしておくと安心です。社内外を問わず知り合いを増やし、名前を覚えておくようにしましょう。対面でのつながりのほか、TwitterなどSNSを通して人とつながりを持つこともおすすめです。得意なスキルを磨き、実績を積んでおくと、対面・SNSを問わず能力をアピールしやすくなります。
- 人脈を広げるビジネスマインド
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- 損得勘定だけで人を判断しない
- 与えてもらうだけではなく、自分も相手に有益な情報やスキルを与える
人脈を広げるときは、つい自分のメリットとなるつながりを求めがちになりますが、損得勘定のみで人を選ぶのはおすすめできません。人と人とのつながりを大事にすることが基本です。仕事をもらうため、有益な情報をもらうためという意識で人とつながろうとしても、人として好印象を抱いてもらわなければなかなか信頼関係を築けません。
自分が持っているスキルや情報でどんな風に相手に貢献できるか、どうすれば喜んでもらえるかを考えて行動することも重要です。
次章からは、人脈を広げるための具体的な行動の例を紹介していきます。
人脈をつくる方法【交流会やイベント】
人脈をつくるために交流会やイベントに参加してみましょう。
- 交流会やイベントの種類
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- ビジネス交流会や異業種交流会
- 商工会議所のイベント
- 地方自治体のイベント
- 会員制のイベントや勉強会
社会人向けの交流会やイベントでは、人脈づくりを目的として参加している人が多く、スムーズに仕事に関する情報交換がしやすいのが魅力です。
主催側が交流を促すための司会進行をしてくれたり、グループワークや展示を通してお互いのことを理解できたり、自力では得られない環境で人脈をつくれるでしょう。
人脈をつくる方法【ブログ・SNS・インターネット】
ブログやSNSを通した人脈づくりも重要です。従来はフリーランスの場合、新しいクライアントや仕事を獲得するために営業を自分で行わなければいけません。クライアントに連絡をしてアポイントを取り、ポートフォリオなど実績を提出して自分の能力をアピールします。
しかし近年はSNSで自分の実績やスキルを発信することで、クライアントから連絡が入るというチャンスもあります。文章、イラスト、画像、ノウハウなど、さまざまなスキルがSNS上で発信されています。
- フリーランスがSNSを活用する例
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- イラストレーターがSNSに作品をアップする
- デザイナーがよいデザインを作成するポイントをシェアする
- エンジニアが最新のIT技術についてブログで解説する
顧客からすると、どんなスキルや個性を持った人なのか知るきっかけになります。見やすく情報が整理整頓されているとより理解してもらえます。
また、顧客以外の一般の人が自分のファンになってくれる可能性もあります。フォロワーや「いいね」が多いと、たくさんの人の目にとまりますので、仕事にもつながりやすくなるでしょう。
- 人脈づくりにおすすめのSNS
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- ブログ
- Eight
- YouTube
- TikTok
複数のアカウントを作成できるSNSの場合、ビジネス用アカウントとプライベート用アカウントを使い分けるのもおすすめです。SNSには関連ユーザーを表示してくれる機能がありますので、ビジネス用アカウントで仕事に関する情報を発信すると、クライアントなどとつながりやすくなります。
人脈をつくる方法【その他】
イベントや交流会、SNSのほかにも人脈を広げる方法はあります。
- シェアオフィスの利用
- 友人や知人とマメに連絡を取る
- 趣味のサークルやレッスン
いずれの場合も、人との交流に積極的になることで人脈が広がりやすくなります。必ずしも新しい知り合いを増やすというわけではなく、古くからの付き合いやプライベートの場の出会いなど、ひとつひとつの人間関係を大事にするのがおすすめです。
おわりに:支え合う意識をもって人脈を広げた先にうれしいメリットがある
フリーランスとして収入アップやスキルアップを目指す場合、人脈は広げておくのが安心です。ただし損得勘定で人と付き合っては信頼関係がなかなか築けません。相手から情報やお金をもらうという意識よりは、お互いに必要な存在になることを目指して人脈づくりをしてくださいね。
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