社会人が趣味を始めたとき、始めは楽しかったことでも少しずつ億劫になって楽しくなくなるケースがあります。趣味はストレス発散のためにひとつは持っていた方がいいもの。
今回の記事では、飽きが来にくく、ストレス解消の癒しになる趣味を紹介します。
- この記事でわかること
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- 好きで始めた趣味をやめたくなる理由
- スキルアップ系趣味のデメリット
- 忙しい社会人が始めやすい趣味
- タイプ別の癒されるおすすめ趣味
趣味が楽しくないのはやりたいことじゃないから?
趣味を始めるときはワクワクして楽しい気分になるとが多いですよね。しかし趣味を始めてから時間が経つと、段々と楽しさが薄らいでくることがあります。
趣味が楽しくなくなるのには、下記のような理由が考えられます。
- 趣味に飽きた
- ほかの物事に興味や関心が移った
- 新しい趣味にチャレンジしたが、なかなか上達しない
- レッスンやスクールのプログラムが自分と合わない
- 趣味のための時間の確保に手間がかかる
- 体が疲れていて、趣味のための余力がない
趣味そのものへの興味やチャレンジ精神がなくなることは珍しいことではありません。また社会人ともなると仕事や家事に忙しく、趣味のための時間や体力が確保できない人もいるでしょう。
さらに、ストレス解消のために始めた趣味そのものが、ストレスの原因になることもあり得ます。
好きだったはずの趣味がストレスになってしまう理由
趣味がストレスの原因になるのは、どんなときなのでしょう。趣味の始め方や選び方によっては、下記のようなデメリットが生じ、趣味が楽しくなくなります。
仕事のスキルアップのために趣味を始めるデメリット
英語のレッスンやプログラミングなど、仕事に役立つスキルアップを目的として趣味を始める人は少なくありません。しかし、プライベートの時間でも仕事のことが頭から離れず、休んだ気がしないというデメリットがあります。
目標を掲げて趣味を始めるデメリット
趣味の楽しみ方は大きく分けて、設定した目標に向かって努力する方法とマイペースにゆったりと楽しむ方法があります。
目標があった方がモチベーションが上がるタイプの人は、無計画に始めるよりはしっかりと目標やゴールを設定すると趣味を楽しめるでしょう。たとえばランニングであればフルマラソン参加など、目標やタスクを設けて刺激を与えるのがおすすめです。
しかし目標を設定すると、計画通りに行かなかった場合に挫折を感じるおそれがあります。趣味はマイペースに楽しみたいという人は、目標ありきの趣味は合わないかもしれません。
スポーツ系趣味の体力面のデメリット
サッカーやゴルフなど、スポーツも人気の趣味です。ただしプレイヤーとしてスポーツを楽しむ場合は体力の維持が必要です。日々の仕事や家事をこなすのにも体力は使われますので、趣味のための体力が残っていないこともあります。
同じスポーツ系の趣味でも、スポーツ観戦であれば体力の消耗が抑えられます。
グループや複数人で行う趣味のデメリット
グループレッスンへの参加やチームスポーツの趣味では、自分以外の人とのコミュニケーションも必要です。趣味を通して友人を作りたい人もいれば、同じ空間を共有してはいるけれど深い付き合いはしたくないという人もいます。
一緒に過ごすうちに人間関係のいざこざが発生することもあり、趣味の時間を楽しめなくなることがありえます。
月謝や道具購入など金銭面のデメリット
金銭がかからない趣味もありますが、趣味にはお金がかかることが多いです。スポーツ系趣味でも音楽系趣味でも、道具代や練習用の場所代などがかかります。スキルアップのためにレッスンに通う場合、月謝や手数料がかかるでしょう。キャンプなどアウトドア系趣味の場合は交通費も大きくなりがちです。
趣味に伴う出費が苦しくなり、途中でやめてしまうことは少なくありません。
うつ病など心の不調を発症しているかも…
特に心当たりもないのに趣味が楽しくなくなったりした場合は、うつ病など心の不調が考えられます。不眠や慢性的な疲労感、食欲不振または食欲増加、気分の落ち込みなども見られるようなら、仕事や人間関係が心に影響していないか考えてみましょう。
必要に応じて専門医やカウンセラーに相談するのがおすすめです。
趣味でストレスを解消しリフレッシュするためのポイント
趣味を通して蓄積したストレスを解消し気分をリフレッシュするためには、下記のポイントを抑えて趣味を選ぶのがおすすめです。
- 仕事には関係しない趣味を選ぶ
- 期限や記録に左右されない趣味を選ぶ
- 趣味をみんなで楽しみたいか、ひとりで楽しみたいか考えてみる
- 家計を見直し、趣味に費やすことができる予算を計算する
- レッスンやお稽古は、体験レッスンなどお試しに参加してから入会を決める
- 無理に趣味を始めずに、まずは休息を確保する
趣味は本来、「上達しなくてはいけない」「ためになるものでなくてはいけない」などの決まりはありません。そのため、上記のポイントを必ず守らなくてはダメというわけでもありません。
趣味が楽しくない人や趣味が長続きしない人は、自分が趣味にどんなことを求めているのか理解するために、まずは自分と向き合ってみるのもおすすめですよ。もしかしたら特に何もせずにぼーっとする時間であったり、友人や家族と何気ない会話をする時間が必要かもしれません。
次章からは、マイペースに続けることができて心が癒される趣味を紹介します。
【インドアタイプ】家でゆっくりストレス発散
家の中で楽しめる趣味を紹介しますので、インドア派の人や趣味はゆっくりと落ち着いて楽しみたい人は参考にしてみてください。
アクアリウム・観葉植物
水槽の中で魚や水草などを育てるアクアリウムは、育てる楽しさと鑑賞する楽しさを味わえます。マンションやアパートでも始めやすいため、人気の高い趣味です。
また、植物を育てることもおすすめです。毎日水やりをするうちにいきいきと育っていく様子を見ていると、癒されるだけでなく愛着も湧いてくるでしょう。
アロマテラピー
アロマオイルの香りはさまざまな種類がありますが、リフレッシュ効果やリラックス効果が期待できるものもあります。シンプルに香りを楽しんだり、アロマを配合したマッサージオイルや虫よけスプレーを自作することもできるでしょう。
料理・お菓子作り
料理やお菓子作りをしているときは、集中力が必要です。そのため料理をしている間はストレスのことを忘れられますし、料理が終わったあとはおいしいお食事タイムを楽しめます。
【アウトドアタイプ】自然や非日常を感じてリフレッシュ
家の外へ出ることもリフレッシュになります。お出かけや自然が好きな人はアウトドア系趣味がおすすめです。
釣り
川や海などで釣りをすると自然との一体感を感じることができ、リフレッシュにつながります。魚はそう簡単に釣れるものではありませんので、釣果目当てではなく自然鑑賞をメインに楽しんでください。
キャンプ
テントで寝泊りしたり薪で火を起こしたり、大自然の中でキャンプを楽しむのもおすすめです。ソロキャンプやファミリーキャンプ、グループキャンプなど、楽しみ方が幅広い趣味でもあります。
旅行
日常から離れて旅行に行くのも趣味のひとつです。絶景を見に行く、温泉に入るなど、心も体も癒されますよ。
【運動タイプ】癒される趣味で気分転換
体を動かすことでも、体は休息を取ることができます。運動すると血流が改善されて疲労物質の排出が促されます。これを「アクティブレスト」といいます。
ウォーキング・ランニング
歩くこと、走ることに集中していると頭がスッキリしてくることがあります。初期費用を抑えてスポーツを始めたい人には、ウォーキング・ランニングは特におすすめです。運動用のシューズは揃えた方が安全面からいっても安心ですが、服装は動きやすければ問題ではありません。運動初心者はウォーキングから始め、体力や筋力がある人はランニングを楽しみましょう。
ヨガ
呼吸法と瞑想を取り入れつつ全身を使ってポーズをとるヨガには、自律神経を整える効果が期待されています。インナーマッスルを鍛えることにもつながり、心身の不調改善のためにヨガを趣味としている人も多いです。
近年は男性のヨガ人気も高まっています。男性向けのレッスンもあります。
ボルダリング
クライミングの一種であるボルダリングは、体と頭を使うスポーツです。筋肉だけでなく、柔軟性やバランス、戦略も必要になります。街中でもボルダリングジムがありますので、仕事帰りに気軽にトライできます。また、ひとりでもグループでも楽しめる趣味でもあります。
【コミュニケーションタイプ】ふれあいで癒しを感じる趣味
人や動物とのふれあいがリフレッシュになることもあります。
ダンス・コーラス
ダンスやコーラスも、音楽を通したコミュニケーションになります。音楽そのものに癒しの効果が期待できますし、みんなと力を合わせることが励みになるでしょう。
保護犬・保護猫のお世話のボランティア
保護犬や保護猫のお世話をするボランティアにプライベートの時間を充てる人もいます。NPOの団体が動物保護のボランティアを募集していることがあり、応募して採用されるとボランティアに参加できます。責任感も伴う趣味ですが、動物が好きな人には貴重な癒しの時間になるでしょう。また、自分以外の誰かのために力を注いでいると日常のストレスを忘れられますよ。
おわりに:趣味でストレス解消するなら選び方がとても重要!
趣味があるとストレス解消しやすく、落ち込んだ時の気分の切り替えになります。ただし選び方次第では趣味がストレスの原因になってしまうことに要注意。趣味でストレス解消するためには、自分がどんな楽しみや癒しを求めているかを考えてみましょう。
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