涙活に泣ける映画でリフレッシュ！ストレス発散のコツは「情動性の涙」

涙を流してストレスを発散したり気分をリフレッシュすることを「涙活」といいますよね。涙活に興味がある人は「情動性の涙」をご存知ですか？この記事では涙活の効果を上げるポイント、涙活におすすめの映画を紹介します。心が疲れている人や前向きな気分になりたい人はチェックしてくださいね。

この記事でわかること

涙活がストレス発散や疲労軽減に役立つ理由
涙活のポイントとなる「情動性の涙」とは
涙活で気持ちをダウンさせないための注意点
涙活でリフレッシュしたい人におすすめの映画

涙活でストレス発散・リフレッシュができる理由
ストレス発散のエビデンスあり？「情動性の涙」とは？
気分の落ち込みが増す？涙活の注意点
【洋画】涙活におすすめの映画
【日本・アジア】涙活におすすめの泣ける映画
おわりに：涙活で情動性の涙を流し、気持ちをスッキリさせよう

涙活でストレス発散・リフレッシュができる理由

ストレスが溜まっていたり、気分が落ち込んでいたりすると、どうやって気持ちを切り替えればいいか悩むものですよね。「涙活」は涙を流して気持ちをスッキリさせたり、ストレスを発散することを指します。

涙活をするメリット

涙を流すことで気持ちがスッキリする
抑圧していたストレスや辛い気持ちを発散できる
メンタルの疲れが和らぐ
自分の気持ちと向き合うきっかけになる
暴飲暴食の予防につながる

たとえば感動する映画を見たとき、涙があふれてくることがありますが、心の疲れやもやもやがなんだかスッキリすることがあるでしょう。涙を流すことによるメンタルへの効果は実験でも検証されています。

ストレス発散のエビデンスあり？「情動性の涙」とは？

山口県立大学看護栄養学部が発表した「情動性の涙のストレス緩和作用に関する研究」によると、情動性の涙を流すことによって気分のリラックスや気持ちの疲れの回復が期待されることが報告されています。

「情動性の涙」とは: 悲しいときや感動したときに流れる涙

前述の研究では、人間はストレス状態に陥ったときに自律神経の乱れが発生し、交感神経優位な状態になることに着目。研究では、動画を視聴して情動性の涙を流す実験を実施し、情動性の涙を流した参加者の副交感神経が優位に傾いたこと、ストレスが緩和されリラックスした状態へと変化が見られたことなどを発見しました。

つまり、ゴミが目に入ったときに流れる涙やアレルギー反応の涙は、情動性の涙には当たりません。情動性の涙であることがポイントなのです。

気分の落ち込みが増す？涙活の注意点

情動性の涙、つまり感動などで気持ちが揺さぶられたことによって流れた涙の場合、気持ちのリフレッシュやストレス発散につながります。ただし、涙活をするときは下記のことに注意しましょう。

救いのない悲劇はうつっぽくなるおそれもあり

映画で涙活をするならば、「泣ける映画」を選びたくなりますよね。ところが、泣ける映画にはさまざまな種類があります。心温まるヒューマンドラマでの涙は、映画を観た後に幸福感が増すでしょう。

ところが救いがない悲劇やショックな出来事が多い映画の場合、観た後に大きな悲しみや絶望感に襲われるかもしれません。登場人物に共感するあまり、うつっぽい状態になる可能性もあります。

人やペットが死ぬ映画は要注意

観た後に悲しくなってしまう映画の中でも、家族の死やペットの死が描かれている映画には要注意。「もしも自分の家族が死んでしまったら」など、自分に当てはめて考えてしまい、気持ちがふさぎこんだり、強い不安を感じる可能性があります。

合わなかったら最後までみなくてもOK！

また、涙活のためだからといって無理に映画を観ることもおすすめできません。映画は90分程度から120分ほどの長さがあります。大作などは3時間に及ぶことも。感動作と聞いて観始めたものの、ストーリーに入り込めなかったり、あまり好きな作風ではなかったりした場合、我慢して見続けているとかえってストレスになるケースもあります。

映画よりも体を動かす方がリフレッシュできる人もいますので、自分に合ったリフレッシュ法、ストレス発散法を見つけましょう。

【洋画】涙活におすすめの映画

涙活におすすめの映画から洋画作品を紹介します。洋画を観ていると、いつもの日常とは異なる土地、文化なども楽しめるのがメリットです。

なるべくネタバレはしない紹介ではありますが、前述したように気分が落ち込むかもしれない可能性については簡単に触れつつ注意を促していきます。一切のネタバレを望んでいない人は気をつけてください。

【涙活におすすめの映画】『LIFE!/ライフ』人生を変えるのは自分自身

『LIFE!/ライフ』は、名俳優のベン・スティラーが監督も務めたヒューマンドラマ。自分の人生は「地味で平凡でつまらない」と感じている人におすすめの映画です。

ベン・スティラーが演じるのは、雑誌の写真管理部で働くウォルター・ミティ。ウォルターは社内の女性に恋をしつつ、思うように会話をできないほど不器用な性格をしています。そんな彼が、とあるカメラマンを探すために世界中を旅することに。

内向的で空想の世界に浸ることも多いウォルターですが、世界を旅するときの彼の行動力や困難を突破する力はとても大胆。過酷に見える旅の先々で、今まで出会うことのなかったような人々や景色に触れていきます。人生を変えていくウォルターを見ているうちに、きっと静かな感動が湧いてくるはず。

タイトル: 『LIFE!/ライフ』
監督: ベン・スティラー
出演者: ベン・スティラー、シャーリー・マクレーン、ショーン・ペン
上映時間: 114分

【涙活におすすめの映画】『しあわせの隠れ場所』やさしさが青年を救った実話を映画化

『しあわせの隠れ場所』は、アメリカのフットボール選手として活躍した、マイケル・オアー氏の半生を描いた物語。アメリカ南部のミシシッピ州で、リー・アン（サンドラ・ブロック）は、夫や子どもと共に幸せに暮らしていました。ところがある日、ホームレス同然の暮らしを送る黒人少年のマイケル（クィントン・アーロン）と出会います。そしてアンは、マイケルを家に招いて面倒を見るように。

アンはマイケルと一緒に過ごすうちに、彼の人柄の素晴らしさや恵まれた体格が持つ可能性を見出していきます。アンのマイケルに対する掛け値なしのやさしさ、その愛情をエネルギーにして才能を開花させていくマイケルの成長を見守ることができる映画ですよ。

タイトル: 『しあわせの隠れ場所』
監督: ジョン・リー・ハンコック
出演者: サンドラ・ブロック、クィントン・アーロン、ティム・マッグロウ、キャシー・ベイツ、リリー・コリンズ
上映時間: 128分

【涙活におすすめの映画】『Viva！公務員』イタリアンジョークで大笑い、のち感動

感動もしたいけどギャグコメで大笑いもしたい人は、イタリアで大ヒットしたコメディ映画『Viva！公務員』がぴったり！主人公のケッコ（ケッコ・ザローネ）は、幼い頃から公務員になることを夢見ていた男性。公務員になれば結婚も老後も安泰という考えを持ち、無事に公務員として採用されますが、政府の方針変更により公務員にもリストラの波が押し寄せることに。仕事への情熱がないケッコは、リストラ対象の筆頭になってしまいます。

ここから始まるのが、政府のリストラ担当者とケッコの熾烈なバトル！絶対に退職させたい担当者と、絶対に退職したくないケッコが、大人げないと言えるほどの争いを繰り広げます。僻地移動によって北極圏へと勤務地を変えていく中で、ケッコは運命的な恋に落ちたり、意外にも（？）デキる男ぶりを発揮したりするのが見どころ。下ネタ満載のコメディ映画でありつつ、ラストは清々しい感動に包まれるでしょう。

タイトル: 『Viva！公務員』
監督: ジェンナーロ・ヌンツィアンテ
出演者: ケッコ・ザローネ、エレオノーラ・ジョバナルディ、ソニア・ベルガマスコ
上映時間: 86分

【涙活におすすめの映画】『エール！』歌手を夢見る少女と聴覚障害の家族の心模様

フランス映画『エール！』は、映画『コーダあいのうた』の原作。『コーダあいのうた』は、第94回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、助演男優賞の3部門を受賞しましたが、原作も素晴らしい映画です。

フランスの田舎街で酪農を営むベリエ一家は、娘のポーラ（ルアンヌ・エメラ）以外の家族がみんな聴覚障害を持っています。ポーラは手話で健常者と家族をつなぎ、家業を支える重要な役割を担ってきました。そんなある日、ポーラの学校の音楽教師が彼女に歌の才能があることを発見。パリの音楽学校への進学をポーラに提案します。ところが歌声を聴くことができない両親は、ポーラの夢に大反対。

歌うことの楽しさにどんどん目覚めるポーラは、家族との関係性に悩みます。ポーラが持つ、両親を支えてきたことによる大人びた様子、10代ならではの繊細な心、夢を追いかける姿に感動する人が多いはず。

タイトル: 『エール！』
監督: エリック・ラルティゴ
出演者: ルアンヌ・エメラ、カリン・ビアール、フランソワ・ダミアン、トロイ・コッツァー
上映時間: 105分

【涙活におすすめの映画】『ワンダー君は太陽』少年のポジティブさや友情に感動

全世界で800万部以上のヒットとなった、R・J・パラシオの児童小説『ワンダー』の映画化作品。10歳の男の子のオギー（ジェイコブ・トレンブレイ）は、先天性の障害によって顔立ちが人とは違うのが個性です。今までずっと自宅で勉強をしてきたオギーですが、初めて小学校に通うことに。

ただし、オギーの外見を見たクラスメイトの中には距離を取ったり冷たい態度を取る子も。そんなくじけそうな状況下でも、オギーは前向きにクラスメイトたちと向き合おうとします。やがて親友と呼べるような友だちもでき、オギーの学校生活が少しずつ色鮮やかになっていき……。オギーだけでなく、周囲の子どもや大人たちの心や価値観が変化していくのも見どころです。

タイトル: 『ワンダー君は太陽』
監督: スティーブン・チョボウスキー
出演者: ジェイコブ・トレンブレイ、ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン
上映時間: 113分

【涙活におすすめの映画】『ボブという名の猫幸せのハイタッチ』実話を基にしたヒューマン＆猫ドラマ

『ボブという名の猫幸せのハイタッチ』は、一匹の猫によって命と人生を救われた男性の物語ですが、実話を基にした映画です。ストリートミュージシャンのジェームズ（ルーク・トレッダウェイ）は、ドラッグ再生プログラムの最中であるにも関わらず、ドラッグに手を出してしまうような日々を送っていました。

そんなジェームズはある日、一匹の猫に出会います。猫のボブと一緒に暮らすようになったジェームズ。ボブがそばにいてくれることで、ジェームズの日々が豊かに、穏やかになっていきます。

猫のボブ役を演じるのは、実際のボブというのもキュート。また本作で心温まるヒューマンドラマを手がけた監督、ロジャー・スポティスウッド氏は『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』の監督でもあります。

タイトル: 『ボブという名の猫幸せのハイタッチ』
監督: ロジャー・スポティスウッド
出演者: ルーク・トレッダウェイ、ジョアンヌ・フロガット、ボブ（猫）
上映時間: 103分

【涙活におすすめの映画】『インサイド・ヘッド』ピクサーが人間の感情をユーモラスに描く

『インサイド・ヘッド』は、『カールじいさんの空飛ぶ家』『モンスターズ・インク』を手がけたピート・ドクター監督による作品。ミネソタ州に住む少女ライリーは、父親の仕事の都合でサンフランシスコの都会に引っ越すことに。新しい生活に直面するライリーは、さまざまな感情に襲われます。

本作では心理学を基に、ライリーの感情の揺れや振れ幅を擬人化して表現。「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の5つの感情たちが、ライリーの頭の中でそれぞれの個性を主張していきます。感情たちが自分の個性を駆使してトラブルに立ち向かい、ライリーの心を守ろうとする場面はハラハラドキドキ。自分の気持ちを整理するヒントを得られる映画といえるでしょう。

タイトル: 『インサイド・ヘッド』
監督: ピート・ドクター
出演者: エイミー・ポーラー、ミンディ・カカリング
上映時間: 94分

【涙活におすすめの映画】『ローズメイカー奇跡のバラ』崖っぷちバラ園で芽生える信頼と愛情

エヴ（ピエール・ピノー）はバラを育てる腕はピカイチだけど、経営破綻寸前のバラ園の経営者。起死回生のために新種のバラを咲かせることができれば、バラのコンクールで優勝できるはずだと、あの手この手を試します。

人を雇う余裕もなくなったエヴのもとに集まったのは、職業訓練所から紹介された素人3人でした。まったく嚙み合わないエヴと3人でしたが、大手バラ園から希少なバラを盗み出し、新種のバラを交配するという夢を共有するまでの仲に。

さらにエヴは、前科を持つ青年がとある才能を持っていることに気づきます。人生の崖っぷちに立つ人々が大きな夢を共有し、互いを支え合いながら前に進む姿から目を離せません。エヴたちの夢が叶い、新種のバラは誕生するのか。ぜひその目でラストを見届けてください。

タイトル: 『ローズメイカー奇跡のバラ』
監督: ピエール・ピノー
出演者: カトリーヌ・フロ、メラン・オメルタ、マリー・プチョー
上映時間: 96分

【涙活におすすめの映画】『幸せなひとりぼっち』人は一人では生きられないことを描いた感動作

良作も多いスウェーデン映画から、『幸せなひとりぼっち』を紹介。2023年には、アメリカで『オットーという男』（主演：トム・ハンクス）としてリメイクされ、日本でも公開されています。

主人公は、愛する妻に先立たれた老人のオーベ（ロルフ・ラッスゴード）。厳格な性格をしているオーベは近隣住民との関係が悪く、孤独な毎日を送っていました。そこへ引っ越してきたのが、イラン人女性のパルヴァネ（バハール・パルス）とその家族。エネルギッシュなパルヴァネは、車の運転や子どもの子守りにオーベを巻き込んでいくのですが、あんなに偏屈だったオーベが少しずつ柔らかい雰囲気に。

一人でだって生きていくことは不可能ではないかもしれませんが、自分を心配してくれる人や愛情を示してくれる存在がどれだけ心の救いになるかを痛感させられる映画です。

タイトル: 『幸せなひとりぼっち』
監督: ハンネス・ホルム
出演者: ロルフ・ラッスゴード、バハール・パルス
上映時間: 116分

【日本・アジア】涙活におすすめの泣ける映画

邦画やアジア映画にも涙活におすすめの映画はたくさんあります。日本、インド、韓国の映画から泣ける感動作を紹介しますので参考にしてくださいね。

【涙活におすすめの映画】『解夏』悲しさと美しさあふれるラストシーンは必見

長崎を舞台に、病のために失明することが判明した隆之（大沢たかお）とその婚約者である陽子（石田ゆり子）の心の揺れ動きを描いた作品。原作はさだまさし氏による同名小説です。

病気はいつ誰にふりかかるか予測不可能であり、人生を変えてしまうほどの影響力を持ちますよね。隆之が発症したベーチェット病は、日本では難病に指定されており、現代医療では完治の方法はありません。隆之は視力を失うという恐怖と闘いながら、故郷の美しい長崎を目に焼き付けようとします。

ラストシーンは悲しさと美しさがあいまって非常に印象的。隆之と陽子がどんな選択をするのか見守ってくださいね。

タイトル: 『解夏』
監督: 磯村一路
出演者: 大沢たかお、石田ゆり子
上映時間: 113分

【涙活におすすめの映画】『聲の形』大人気漫画の映画版！

「このマンガがすごい！」のオトコ編第１位を受賞し、「マンガ大賞2015」の第３位にもなった、大今良時氏の漫画の映画化。小学校5年生の石田将也（入野自由）は、聴覚障害を持つ転校生の西宮硝子（早見沙織）と出会います。

ところが気まずい仲になってしまった将也と硝子。互いの心にわだかまりを抱えたまま離れ離れに。それから5年が経ってから、高校生になった2人は再会します。不器用で人を傷つけてしまったけれど、勇気を出してその過去に向き合おうとする将也を応援したくなります。

タイトル: 『聲の形』
監督: 山田尚子
出演者: 入野自由、早見沙織
上映時間: 129分

【涙活におすすめの映画】『きっと、うまくいく』かけがえのない友人との出会いが人を救う

インド映画というとボリウッドのように歌って踊るイメージがありますが、ヒューマンドラマも上質な作品が多いのをご存知ですか？

『きっと、うまくいく』は、インドの名門大学に進学した若者たちの友情物語であるとともに、かつての旧友の知られざる一面を追うミステリーでもあります。人生は山あり谷ありで辛いことも起こるけれど、幸せを感じる瞬間もあることを思い出させてくれる作品です。

途中で悲劇も起こりますので、最初から最後まで楽しい映画を観たい人はまたの機会に取っておくという選択肢もありますよ。

タイトル: 『きっと、うまくいく』
監督: ラージクマール・ヒラーニ
出演者: アーミル・カーン、カリーナ・カプール、R・マーダバン
上映時間: 170分

【涙活におすすめの映画】『マダム・イン・ニューヨーク』自分の尊厳を取り戻すマダムに涙

『マダム・イン・ニューヨーク』は、大人の青春映画ともいえる名作。インドで暮らす専業主婦のシャシ（シュリデヴィ）は、夫や子どもが英語を話せるのに自分だけが話せないのがコンプレックスでした。

そんなシャシは、親戚の結婚式のためニューヨークへ。刺激的な環境に圧倒されつつも、憧れだった英語を習うために英会話学校に短期入学。そこでは人種や年齢もさまざまな人たちが集い、「英語を話せるようになりたい」という同じ目標に向かって努力をしていたのです。

知らず知らずのうちに自己肯定感が下がっていたシャシが、英会話学校の仲間との交流を通して尊厳を取り戻していきます。シャシがキラキラと輝いていく様子を見逃さないでくださいね。

タイトル: 『マダム・イン・ニューヨーク』
監督: ガウリ・シンデー
出演者: シュリデヴィ、アディル・フセイン、アミターブ・バッチャン
上映時間: 134分

【涙活におすすめの映画】『ビューティー・インサイド』毎日外見が変化する数奇な運命！韓国恋愛ファンタジー映画

『ビューティー・インサイド』は、世にも奇妙な運命を背負った男性のラブストーリーです。主人公のウジン（ユ・ヨンソク）は、眠りから目が覚めるたびに外見が変わってしまうという不思議な体質の男性。性別や年齢、人種も予測不可能な変身を遂げることから、人と長く付き合うことができません。秘密を知っているのは、母親と腐れ縁の親友だけ。

そんなウジンはある日、家具屋で働く女性に恋をします。なんとかデートにこぎつけて、彼女からの印象も上々。ところが眠気に負けたウジンの外見は、すっかり別人に。彼女との恋はまた出合いからやり直しになりますが、諦めずにアタックするウジンの一途さが素敵です。

ユジンの恋の行方がどうなるのか、ハラハラドキドキさせられる映画ですよ。ウジン役には、韓国の超人気俳優パク・ソジュンらのほか、日本からは上野樹里も出演しているのも見どころでしょう。

タイトル: 『ビューティー・インサイド』
監督: ペク
出演者: ユ・ヨンソク、イ・ジヌク、パク・シネ、コ・アソン
上映時間: 127分

【涙活におすすめの映画】『神と共に第一章・第二章』地獄を舞台に善と悪が問われる韓国ヒューマン映画

『神と共に第一章』は、人が死んだあとに受ける地獄の裁判をめぐるヒューマンコメディ映画です。職務中に命を落とした消防士ジャホンが冥界で出会ったのは、地獄の裁判を担当するという3人の使者たち。

ジャホンが生前に行った善行のおかげで、地獄裁判は楽勝だと予想されていたはずが、地獄の鬼たちや怨霊が現れ始め、雲行きはどんどん怪しくなっていきます。ジャホンの善行が認められ、無事に転生できるのか予想できません。ユーモアを交えつつ、家族愛とは何か、善と悪とは何かを考えさせられます。

第一章はコメディ色が強いですが、第二章はぐっとシリアスになってミステリ要素も強めに。『神と共に第二章』では、第一章で出演した使者たちにスポットライトが当てられます。果たして使者たちはどうして冥界で働いているのか、3人の望みは叶えられるのか。隠された謎が解けたときに、感動も湧いてくるでしょう。

タイトル: 『神と共に第一章』
監督: キム・ヨンファ
出演者: ハ・ジョンウ、チュ・ジフン、キム・ヒャンギ
上映時間: 140分