上司や先輩と食事にいくと奢ってもらうことがありますが、自分が先輩となったときは後輩に奢るのが当たり前なのでしょうか。学校では学年や年齢で先輩・後輩を考えますよね。しかし社会に出て会社員になると、年齢だけではなく、ほかの要素によって関係性が決まってきます。
この記事では、会社員の先輩・後輩の考え方、食事の支払いなどについて紹介します。
- この記事でわかること
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- 会社における先輩・後輩の一般的な考え方
- 先輩が後輩に食事をご馳走するメリットとデメリット
- 後輩を食事に誘うときに気をつけたいこと
- イメージダウンさせずに後輩からの誘いを断る方法
会社員の先輩・後輩ってどんな関係?敬語は使い分けるべき?
年齢が年上か年下かで序列を考えることもありますが、会社員の先輩・後輩は先に入社した方が先輩になります。新卒入社した場合は、同期以外の社員は先輩です。役職がある人のことを上司と呼びます。
ただし、日本では仕事でもプライベートでも年功序列の考え方が強いため、後輩の方が年上、先輩の方が年下というケースでは注意が必要です。
- 後輩の方が年上の場合、先輩が気をつけたいこと
- 自分の方が先輩でも敬語を使うのが安心。社歴は先輩だとしても、社会人歴や経験は相手の方が上のこともある
- 先輩の方が年下の場合、後輩が気をつけたいこと
- 自分よりも先輩の年齢が下の場合も、きちんと敬語で接するのが基本。「マナーのなっていない人」「協調性のない人」と周囲から受けとられかねない。年上の先輩だけに敬語を使っていると「人によって態度を変える人」という印象を与える
一番気をつけたいのは敬語の使い方でしょう。お互いに打ち解けたり、十分にコミュニケーションを重ねるまでは、相手が先輩でも後輩でも敬語で接すると安心です。
近年は転職する人が増えてきており、業界歴が長く実務経験が豊富な後輩もいます。また、大学院で研究をしてきた院卒の社員は、新入社員でも専門知識や技術力が高いことがあります。若手社員からすると、院卒の新入社員が同い年または年上のことも少なくありません。
後輩といえど、尊敬できる経験や知識を持っていることは十分にありえるのです。「会社の先輩ならば後輩にタメ口で接していい」というわけではないことを理解しておきましょう。
ランチや飲み会で先輩は後輩に奢るのが当たり前なの?
先輩・後輩といえど、敬語やマナーは大切です。ただし、会社の先輩・後輩の関係性で悩む人も多いのが、食事シーンでのお金の支払い方です。
先輩・後輩でランチなど食事に行った場合、「先輩が後輩に奢る」という慣習があります。ただし必ずしも先輩が後輩に奢らなくてはならないわけではありません。特に飲み会は会費を回収することがあり、割り勘のことが多いです。
しかし、ランチでは必ず後輩に奢ったり、飲み会でもみんなより多めにお金を出す先輩もいます。先輩が後輩に奢る理由は、双方に下記のようなメリットがあるからでしょう。
- 先輩が後輩に奢るメリット
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- 普段、仕事の指導で厳しいアドバイスをする分のフォローにつながる
- 頑張っている後輩への労いや励ましのために奢る
- 先輩としての威厳を保つ
- 食事のために時間を作ってくれた後輩への感謝を伝える
- 部下に奢ることが好きな上司からの印象がアップしやすい
- 後輩が先輩に奢ってもらうメリット
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- 社歴が浅いと収入も比較的少ないため、金銭的に助かる
- 先輩と親しくなるきっかけになる
- 先輩を頼ろうという気持ちが生まれやすい
良好な人間関係構築のために、先輩が後輩に食事を奢ることは多いです。一方で、先輩が奢ることにはデメリットもあります。
先輩だからって毎回奢らなくても大丈夫
先輩が後輩に奢ることで考えられるデメリットには、下記が挙げられます。
- 先輩といっても、後輩より給与が十分高いとは限らない
- 奢る頻度が高いと、先輩の負担が大きくなる
- 休憩時間であるランチタイムや終業後の時間を会社の人と過ごすことになり、プライベートの時間が減る
- 後輩からすると、毎回奢られると気を遣ってしまう
- 自分で食べた分は自分で払いたい後輩もいる
あまりにも食事の頻度が高いと、先輩も後輩も辛くなってきてしまいます。先輩側からすると金銭面の負担があります。後輩からすると、プライベートな時間が減ることにストレスを感じかねません。先輩・後輩の関係ではあるものの同い年で親しくなっている場合は、割り勘の方がお互い気楽ということもあります。
先輩から後輩を食事に誘うときは、自分の金銭面の余裕や後輩のプライベート、それまで築いてきた関係性を考慮してみましょう。
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後輩からの食事の誘いを断りたいときの対処法
先輩としても、後輩との食事を負担に感じることがあります。その月の支出やプライベートの予定などによっては、後輩からの食事の誘いを断りたい場合もあるでしょう。しかし後輩からの誘いを断ると、「冷たい先輩だと思われそう」「ケチだと思われたくない」などの不安も湧いてきます。
後輩からの食事の誘いを断るポイントを紹介しますので、事情があって一緒に食事できないときに活用してくださいね。
- 誘ってくれて嬉しいことを伝え、「申し訳ないが今回は…」と断る
- 「仕事が落ち着いたらこちらから誘う」などやんわりと次回の約束をする
- 食事は断りつつ、悩みや相談したいことがあるか尋ねてみる
先輩だからといって、後輩からの誘いを無下に断るのはおすすめできません。まずは声をかけてくれたことに感謝を伝えると好印象が残りやすいです。
悩みや相談事があって食事に誘う後輩もいますので、食事には付き合えなくても何か力になれることはないか聞いてみるのもいい先輩ですよ。
先輩に奢ってもらったら後輩はどんなお礼をすべき?
では、後輩が先輩に奢ってもらったらどのような対応をするのが理想的なのでしょう。
- 食事をご馳走してもらうとき後輩がとるべきマナー
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- 上司や先輩がご馳走してくれるときは素直に奢ってもらい、感謝を言葉で表す
- ご馳走してもらった料理は、おいしそうに食べる、またはポジティブな感想を伝える
- 食事後やお店を出た後にお礼を言う
- (飲み会の場合は)翌日の出勤時にも軽くお礼を言う
上司や先輩がご馳走してくれようとしているのに対して、「割り勘でいいです」など断ると相手の好意を無下にしてしまいかねません。奢ってもらうのも相手の顔を立てることにつながりますので、素直に甘えてみてはいかがでしょう。
食事をご馳走してもらったら、必ず感謝の気持ちを伝えます。料理やお店の雰囲気などを褒めるのもおすすめです。
飲み会やディナーなど退勤後に奢ってもらった場合、翌日の出勤時にも「昨日はありがとうございました」と感謝を伝えると、嬉しく感じる先輩は多いものですよ。
普段からお世話になっている先輩に対して失礼がないように、感謝の気持ちは積極的に伝えてくださいね。
社交辞令が先輩・後輩の人間関係を円滑にすることも!
食事の誘いを断ったり感謝の気持ちを伝えたりするときは、社交辞令を効果的に使用するのもおすすめです。ただし社交辞令は使い方を誤ると効果が半減するどころか、好感度が下がることもあります。先輩・後輩の人間関係を良好に保つために、時々は社交辞令を使ってみてはいかがでしょう。
こちらの記事では、ビジネスで使える社交辞令などを紹介しています。便利な社交辞令の使い方を解説していますので参考にしてみてください。
おわりに:先輩でも後輩でも敬う気持ちとマナーは欠かせない
会社における先輩・後輩は、入社時期によって決まることが多いです。しかし働き方の多様化などにより、必ずしも先輩の方が目上であったり経験豊富とは限りません。先輩が後輩に奢るという慣習も、ケースバイケースです。相手が先輩であれ後輩であれお互いを敬いながら、良好な人間関係を築いていきましょう。
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