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オーバーツーリズムにストップ! モラルある旅行者の心得とは

オーバーツーリズム こころの悩み
この記事は約5分で読めます。

旅行中は日常を忘れて思いっきり楽しみたい!と思う人は多いですが、「オーバーツーリズム」という社会問題をご存知でしょうか? 悪気はなくても観光地で迷惑行為をしている可能性があります。この記事では、オーバーツーリズムの原因や問題点、旅行者として注意したい行動などを解説します。

この記事でわかること
  • オーバーツーリズムの問題点
  • 旅行中にやってしまいがちな迷惑行為
  • オーバーツーリズムを防ぐためにできること

オーバーツーリズムとは

国内外に魅力ある観光地がたくさんあり、世界中から観光客が訪れています。ところが、オーバーツーリズムの問題が観光地を悩ませていることが増えています。

オーバーツーリズム
特定の観光地において、訪問客の著しい増加等が、地域住民の生活や自然環境、景観等に対して受忍限度を超える負の影響をもたらしたり、観光客の満足度を著しく低下させるような状況(平成30年度版観光白書より)

オーバーツーリズムは、観光客の増加が主な原因です。地域を訪れる人が増えたために、交通機関の混雑や交通渋滞が発生し、観光客だけでなく地域住民の日常生活に影響が出ることなどが問題視されています。そのほか、オーバーツーリズムではたくさんのトラブルや懸念が発生しています。

一方で、観光客の増加は地域経済を潤し、街の発展や伝統の継承を支えるというメリットも多くあります。日本は観光大国を目指して各地が観光業に力を入れていますが、オーバーツーリズムがもたらすデメリットをどのように解消するかが課題です。

日本各地でオーバーツーリズムが問題視されているように、世界中でオーバーツーリズムについて考える機会が増えています。国内外を旅行するときは、オーバーツーリズムに歯止めをかけるためのアクションを一人ひとりの観光客が実践することが大切なのです。

オーバーツーリズムの例

観光客がついやってしまいがちなアクションで、オーバーツーリズムを悪化させる例を紹介します。

観光地にゴミをポイ捨て

観光地には、必ずしもゴミ捨て場やトイレが整備されているとは限りません。観光客のゴミのポイ捨ては、オーバーツーリズムの大きな問題のひとつ。ゴミを持ち歩きたくない、分別がわからない、などの理由でポイ捨てしたり適当に捨てる人が多くいます。

私有地に入って写真撮影

旅行の大きな楽しみは写真撮影という人は多いはず。SNS映えする写真のために、ベストアングルを探す観光客の姿も少なくありません。ところが写真撮影に夢中になるあまり、観光地周辺の私有地に入り込む旅行客が多く、地域住民とのトラブルになっています。

テンションが上がって騒音を出す

旅行は非日常を味わえるため、いつもより開放的になる人もいます。念願の観光地で羽目を外し、大きな声でしゃべる、奇声や叫び声を発する、泥酔するなどした結果、地域住民に迷惑をかける観光客も。これらは迷惑行為であり、場合によっては警察沙汰になることもあるでしょう。

遺産や遺物などを傷つける

価値ある建築物への落書き、不注意による汚破損もオーバーツーリズムの例です。修復が難しい遺産もありますので、被害を回避するために観光地への入場制限がかかるケースもあります。

本来の魅力が失われていく

増加する観光客のニーズに応えるため、道路を舗装するなどの対応を見せる地域や団体もあります。これはメリットでもありますが、舗装によって環境の人工化が進んだ結果、その観光地が本来持っていた魅力が変わってしまうというケースも発生しています。

モラルある観光客として旅行を楽しむポイント

オーバーツーリズムを悪化させないためにも、一人ひとりの観光客がモラルを忘れないことが不可欠です。難しいことは必要ではありません。下記のことを意識して、国内外の旅行ではオーバーツーリズムを悪化させないようにしましょう。

旅行先の国や地域の情報収集

旅行に行く前に、訪れる国や地域の情報収集をしましょう。自分では常識だと思っていたことでも、他の地域や外国では非常識だと受け止められることは想像以上に多いものです。

観光スポットのルールを予習する

観光スポットではルールが設けられていることが多くあります。宗教に関連するスポット、保護すべき生き物が生息するスポットなど、文化や生態系を守るためのルールはしっかりと理解しておかなくてはいけません。現地では母語のみの表記の場合もありますので、インターネットなどであらかじめ情報収集・翻訳をしておくと安心です。

ゴミは持ち帰るのが基本と考えておく

ゴミのポイ捨ては景観を悪くする、悪臭が発生する、環境汚染につながるなどデメリットだらけです。観光地ではゴミ捨て場がないケースがあることを理解し、ゴミを持ち帰るための袋をあらかじめ持ち物リストに入れて旅行しましょう。特に自然豊かなエリアでは、ゴミは持ち帰りが基本なことが多いです。

写真・動画撮影を勝手にしない

観光スポットで写真撮影を楽しみたいときは、その場所が撮影OKか、立入禁止エリアはないかをチェックしましょう。パンフレットに注意が記載されていたり、その場に目印や立て看板が設置されていることもあります。

また、私有地に立ち入っての写真・動画撮影もNGです。国によっては民間人でも銃を持つことができますので、私有地への不法侵入者に対して居住者が銃を発砲する可能性も考えられます。

おわりに:観光資源はみんなで守る!モラルを忘れずに旅行をエンジョイ

旅行では楽しむことも大切ですが、観光資源を汚さない・傷つけないことも忘れてはいけません。地域住民への配慮をしながら、旅行をエンジョイするようにしてくださいね。

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