リトリートでストレス解消と自分発見!ヨガ・農業体験・森林浴リトリートの魅力や旅行との違いって?

リトリートでストレスをリフレッシュこころの不調
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リトリートとは、近年「4つのR」として知られるようになったストレスコントロール法のうちの一つで、日常から離れて心身をリフレッシュするストレス解消法です。

日常から離れる方法は物理的・精神的などさまざまですが、特に今回は癒し効果や豊かな体験、健康効果などが期待できるヨガ・農業体験・森林浴リトリートについてご紹介します。旅行との違いもしっかりおさえておきましょう。

この記事でわかること
  • リトリートの意味と現代人におすすめの理由
  • スタジオヨガレッスンにはないヨガリトリートの効果
  • 環境意識や食事を見直す農業リトリートの内容
  • 森林セラピー効果が期待できるリトリート

リトリートはどんなことをする?旅行との違いは何?

リトリートとは、直訳すると「隠居・避難・隠れ家・避難所」などの意味を持っている英単語です。そこから転じて、「日常的に身を置いている場所や環境から一時的に逃れ、ゆっくり自分と向き合うこと、またそのための場所に行くこと」というストレスコントロール(ストレス発散)方法が生まれました。

リトリートの語源は「リトリートメント(Retreatment)」という言葉で、日本語では「転地療法」と訳されることもあります。日常生活から物理的に離れることで、精神的な余裕を取り戻し、疲れを癒す方法です。特に、森林浴や温泉は五感が心地よく刺激されますので、溜め込んでいるストレスを洗い流してくれる効果も期待できます。

現代社会は情報化社会とも呼ばれ、忙しいだけでなく絶え間なく情報が飛び込んできます。身体にも脳にも大きな負荷がかかりやすく、なかなか自分とゆっくり向き合ったり、気持ちややりたいことを見つめ直したりする時間がとれません。そこで、意識的に日常生活から離れて情報をシャットアウトし、リラックスして心身をリセットする時間を持つことが重要なのです。

リトリートならではの目的や効果

日常から離れてリラックスする、という意味では旅行も同じですが、リトリートと旅行の大きな違いは、明確な目的があるかどうかということです。

リトリートでは、下記のような目的を持っていることが多いです。

  1. セルフケア
  2. 自己成長
  3. 新たな仲間との出会い
  4. コミュニティへの参加

多くのリトリートプランではテーマに沿ったセッションやプログラムなどが組み込まれていますので、リラックスと娯楽だけではなく、自分自身を見つめ直し、今後につなげる成長の時間を持つことができます。

また、複数の参加者が同じテーマに取り組むことで、自然と同じ目的を持った良い人間関係が構築されやすくなります。リトリート中はもちろん、日常に戻った後もコミュニティとして機能するようになれば、同じ興味を持つ仲間で構成されたコミュニティが自然な自己発見や自己成長を促してくれることでしょう。

こんな人はリトリートがおすすめ!ストレスセルフチェック

以下のような不調を抱えている人は、溜まったストレスをリトリートで解消し、リフレッシュするのがおすすめです。自分自身にいくつ当てはまるか、まず数えてみましょう。

  • 頭がすっきりしない
  • 胃の具合がおかしい
  • お腹が張ったり、痛くなったりする
  • 肩や腰がよく凝る
  • 疲れやすい
  • なかなか疲れがとれない
  • 朝、気持ちよく起きられない
  • 寝つきが悪い、眠りが浅い
  • 夜中(1〜2時ごろ)に目が覚めてしまい、その後寝つけない
  • ちょっとしたことで腹が立ち、イライラする
  • 人との付き合いを鬱陶しいと感じる
  • 仕事にやる気が出ない
  • 人に相談する気になれない
  • 気分転換がうまくできない
  • 長時間の時間外労働が続いている

4問以上該当した場合は、過剰にストレスが溜まっている状態が疑われます。まずは生活を振り返り、ストレスを解消する方法を考え、実践してみましょう。5問以上が該当した、あるいは10〜15のうち2つ以上が該当したという場合は、ぜひ保健師・看護師・カウンセラー・産業医などの専門家に相談してください。

チェックが多い人は、リトリートによってストレス解消したり、自分を見つめ直したりするきっかけが得られるでしょう。そこで、次章からはおすすめなリトリートと期待できる効果についてご紹介していきます。

ヨガリトリート-初心者歓迎!心も体も整えよう

ヨガとは、独特な深い呼吸法を取り入れながら、ゆっくりとさまざまなポーズを取っていく健康方法のことです。

ヨガリトリートに期待される効果

健康維持だけでなく、リラックス効果も期待でき、ダイエットや美容にも効果的として人気を集めています。疲労感や倦怠感を軽減したり、睡眠の質をアップしたりするほか、不安や抑うつの改善にも効果があるという研究結果も発表されています。

ヨガリトリートの内容

ヨガとリトリートを組み合わせた「ヨガリトリート」では、都会の喧騒を離れて自然の中やリラックスできる場所でヨガを行うことで、自分自身を見つめ、癒す時間を過ごします。期間に決まりはなく、ホテルなどに宿泊して2日間くらいで行うものから、ヨガスタジオなどが行う1週間くらいのものまでさまざまなプランがあります。

(引用:天空の庭 天馬夢~ヘルスリゾート~ 公式インスタグラム)

プランによっては、ホテルでオシャレな食事が楽しめるリゾート感の強いもの、完全ベジタリアン・ヴィーガンの食事にしたもの、ファスティングを組み合わせた合宿形式のものなど、食事にもこだわれます。旅行として自然や地域の美味しさを味わいたいなら食事の充実したプランを、しっかりダイエットや健康を意識するならファスティングプランや菜食プランを利用すると良いでしょう。

ヨガリトリートの場合、レッスン以外にも休憩時間(自由時間)がたくさんありますので、自由時間にできるアクティビティが周辺にあるかどうかも調べておくとさまざまな体験ができます。ヨガの時間は1日につき2〜3時間程度なので、その他の時間は温泉やハイキングコース、海辺でのゆったりとした時間など、たっぷり非日常感を味わえる場所に行くと良いでしょう。

ヨガリトリートのここをチェック!

また、ヨガリトリートを行う場所は自然の中やリラックスを重視するため、都内や市街地からは離れた場所であることが多く、電波が通じない可能性も考えられます。しばらく携帯やパソコンをOFFにしてデジタルデトックスに務める人ならあえて電波の悪いエリアを選ぶのも一つの方法ですが、自由時間には電波を使いたいという場合は、通信エリア内かどうかもきちんと確認しておきましょう。

ヨガリトリートでは、初心者も安心して参加できる瞑想や簡単なポーズを中心としたものもあれば、経験者向けに運動量が多く、高度なポーズを行うものもあります。ヨガ経験の少ない初心者であれば、初心者向けのクラスやリラックスヨガ、ストレッチ要素の高いヨガなどを選びましょう。

農業体験リトリート-自然との対話とおいしいごはんに癒される

自然が好きな方や、和食・菜食などが好きな方は、ぜひ農業体験リトリートに参加してみましょう。都会の喧騒を離れた自然豊かな環境の中で、川のせせらぎや植物の香り、海や山から吹く風などを人間本来の五感で感じ、めいっぱい楽しむことができます。日常生活とは全く違う環境の中で、心身をリフレッシュしましょう。

農業リトリートに期待される効果

大地のエネルギーを感じながら無農薬・自然栽培の野菜づくりに取り組むことで、心地よい疲労感や爽快感を感じられます。田舎の田園風景の中で、昔ながらの農作業を体験しながら自分自身の感情や思考を整理したり、参加者同士で触れ合ったりすることは、心身にすっきりとした癒しをもたらしてくれることでしょう。

(引用:農家民宿 このはな 公式インスタグラム)

農業リトリートの内容

体験内容や時間はプランや季節によってさまざまですが、例えば以下のようなものがあります。

  • 植え付け体験
  • 草取り体験(自然栽培・オーガニック農業にとって必須の作業)
  • 収穫体験(※秋冬野菜の収穫など)

農業体験リトリートでは、純粋な農業体験だけでなく、自分自身の今の状況や考えを整理したりするワークや対話も少し行います。他にも、野菜の育ち方を解説する学びの時間があるプランや、季節ごとの野菜を収穫して持ち帰れるプランなどもありますので、ぜひ興味のあるプランを体験してみましょう。

また、プランによっては食養生の料理教室を体験できることもあります。人の体も心も食べたものが基本となってできていますので、心身のリフレッシュやコンディショニングには食の知識や実践が欠かせません。古来、伝統的に食べられている食事には先人たちの知恵が詰まっていますので、玄米菜食や四季に合わせた無農薬野菜を使い、その調理法を学んでいきます。

農業リトリートのここをチェック!

他にも、ファスティングのプログラムを同時に体験できるプランなど、健康維持・増進に努めるプログラムがたくさんありますので、ぜひ自分の求めるもの、やりたいと感じられるプランを体験してみましょう。

森林浴リトリート-森林セラピーで安らぎと健康増進を

森林浴も、昔から癒し効果が経験則的に知られていたストレスコントロール方法です。近年ではその癒し効果がさまざまな科学的検証によって証明されてきており、欧米でも「Shinrin-yoku(Forest bathing)」として広まっていたり、中国でも国を挙げて森林の整備、健康増進への活用の取り組みが進んだりしています。

森林セラピーとは?どんな場所でできるの?

日本で森林浴という言葉が生まれたのは、1982年に林野庁が「森林浴構想」を発表したのが始まりとされています。都市部で生活しているとあまり実感がありませんが、日本は国土の7割程度を森林が占めていて、世界でも有数の森林国なのです。つまり、そうした自然休養林などの国有林を整備・有効活用し、森林でのレクリエーションを楽しみながら心身の健康づくりに役立てようとしたのが「森林浴」です。

森林リトリートに期待される効果

こうした森林浴による癒し効果を科学的に検証し、ストレス緩和・心身の健康維持・増進、疾病予防などに活かそうとする取り組みが「森林セラピーです。森林セラピーでは、森林ウォーキングなどの運動によるフィットネス・プログラムや、森林の中で呼吸法・ヨガなどを体験するリラクゼーション・プログラムなどが行われます。プログラムによっては、食事でその地域の食材を使ったヘルシーな郷土料理が楽しめたり、近隣の温泉が利用できたり、医師による健康相談が実施されたりすることもあります。

このような森林浴セラピーの効果を利用した「森林浴リトリート」を行う場合、「森林セラピーロード」や「森林セラピー基地」などがおすすめです。これらのスポットは、生理・心理実験によって癒しやリフレッシュ効果が期待できると実証され、認定を受けているため、より効果が得やすいと考えられます。

森林リトリートの内容

登山道などとの大きな違いは、森でゆったりした時間を過ごすことを重要視していることです。広場・ベンチ・トイレ・休憩施設などを十分に配置してあるので、ゆっくりと森の中で過ごすことができます。

また、すべての人が森で健康効果を得られるよう、バリアフリーロードを設けていて、一部またはすべてが舗装路で急傾斜のないよう設計されていたり、モノレールなどを利用できるようになったりしています。これにより、自立歩行が難しい人、在宅酸素療法を受けている人、視覚・聴覚に障害がある人でも森林セラピーを受けられるようになっています。

森林リトリートのここをチェック!

こうした森林セラピーロードが2本以上あり、健康増進やリラックスを目的とした包括的なプログラムを提供している地域のことは「森林セラピー基地」と呼ばれています。森林セラピー基地では、充実した森林セラピーを受けられるようさまざまな施設や環境が整っています。そのため、個人的なセルフケア目的のみならず、ストレスマネジメントプログラムを備えて企業研修を提供している地域もあります。

森林セラピー基地の中でも、充実したセラピープログラムを持って一定の成果を挙げている、特におすすめの基地は「森林セラピー基地2つ星」と呼ばれています。例えば以下のような施設がありますので、森林浴リトリートにぜひ訪れてみてください。

長野県信濃町:信州・信濃町 癒しの森

(引用:信州・信濃町 癒しの森 公式インスタグラム)

  • 全国で初めて2つ星認定を受けた、森林メディカルトレーナーと歩く癒しの森
  • お弁当、ウォーキング、アロマ、クラフトなどの体験もできる

島根県飯南町:飯南町ふるさとの森

(引用:飯南町観光協会 公式インスタグラム)

  • 全国で2番目に2つ星認定を受けた、里山の生命力を感じる森
  • シャワークライミング、湿地散策、森のお弁当など現地ならではの楽しみもある

おわりに:ヨガ・農業体験・森林浴リトリートで非日常体験に没入しよう

リトリートは日本語では「転地療法」とも呼ばれ、日常生活から離れて心身の疲れを癒し、リフレッシュするストレスコントロール方法です。観光旅行とも異なり、自分と向き合う機会がなかなか取れない現代人にとっては必要な時間です。

特に、リフレッシュ・癒し効果が期待しやすいヨガ・農業体験・森林浴などはリトリートプログラムとしておすすめです。自分がやりたい、興味を惹かれるプログラムを選び、ぜひ体験してみましょう。

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