資産を低リスクで守れるって本当?分散投資のメリットや初心者におすすめの運用方法は?

分散投資で資産を守るメリットお金の悩み
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お金を貯めることも大変ですが、管理して守ることも大変ですよね。社会保障費の増大、受け取れる年金額の減額や支給年齢のアップに伴い、自身で資産を守ることの必要性は増しています。

そこで今回はリスクを抑えつつ、自身の資産を守り増やすための分散投資の意味やリスク、メリットを他の金融商品との違いも踏まえ解説していきます。

この記事でわかること
  • 分散投資は危なくないの?
  • 国内?国際?金融商品の種類と選び方
  • 外国の金融商品を購入するメリットと注意点
  • 時間分散投資の考え方って?
  • 投資信託、上場投資信託、不動産投資、株式投資とは?

投資リスクが心配な人におすすめの分散投資とは?

中長期かけて、将来的に利益を得られることを見込んで金融商品を購入することを「投資」と言います。

具体的には株式や、投資信託の購入が投資にあたり、保有し続けることで値上がりや利益分配による資産の確保、増幅が期待できるものです。

投資による利益は、投資期間が長くなればなるほど大きくなる傾向があります。

これは、投資で得られた資金の一部を新たに元本として投資することで得られる「複利効果」によるものです。

例えば年間10%の収益が見込める投資先に、100万円の元本をつぎこんだとしましょう。

その後1年ごとに、投資から得られた収益を元本にプラスしていくと、元本は110万円、121万円と毎年増えていきます。

すると、元本の金額に応じて毎年入ってくる10%の利益額も上がっていきますよね。

また、投資期間が長くなるほど、金融商品の価格変動リスクが小さくなり、安定した収益を期待できるようになります。

複利の効果、そして価格変動リスクの減少により、10年単位の長い期間をかけて投資をするほど、大きな利益を獲得できる可能性が高くなるのです。

投資リスクって何?どんな危険に注意すべき?

対して、投資をするうえで起こり得るリスクとしては、以下が挙げられます。

【株価が大きく変動する可能性がある】
金融商品である株の価格は、世界各国の景気、経済、政治情勢、株式を発行する企業業績などにより常に変動します。ときには激しく乱高下し、価格が変動する可能性もあります。
【金融商品を発行する側に返金能力がなくなる可能性がある】
信用リスク、デフォルトリスクと呼ばれるもので、株式や国債・債権など金融商品を発行する企業、国などが財政難に陥り、お金の返還や利益分配できなくなることがあります。
【売りたいとき、買いたいときに売買できるとは限らない】
流動性リスクと呼ばれるもので、市場の状況により、あなたが保有する金融商品を好きなときに売り買いできない可能性を指します。
【金利変動により、金融商品の価値が変わる可能性がある】
金利変動リスクと呼ばれるもので、特に債権への投資を行っている場合に発生します。具体的には金利の上下により、債券価格が下落・上昇するため、保有する金融商品の価格が変わることを指します。
【為替相場の値動きにより、金融商品の価値が変わる可能性がある】
為替変動リスクと呼ばれ、外貨建てで購入した金融商品の価値が、購入したときの円換算額よりも下がってしまうリスクのことです。例えばドル建ての金融商品を購入している場合、為替相場が円高・ドル安になれば、その金融商品の日本円での価格は購入時よりも下がることになります。

資産を守り増やすための投資は、メリットとリスクの両方をよく理解したうえで行うべきでしょう。

分散投資-投資対象の銘柄を分散!

リスクを軽減し、資産を増やすための投資をするうえで、意識して行ってほしいのが「分散投資」の考え方です。

分散投資とは、その名の通り投資先を分散させること。似たような値動き傾向のある金融商品をグループ分けし、異なる傾向を持つ金融商品にそれぞれ投資することで、リスクの低減をめざします。

値動きの傾向別に金融商品をグループ分けすると、おおよそ以下のようになります。

【金融商品のグループ分け】

  1. 現預金…いわゆる貯金のこと。定期預金や、普通預金がこれに当たる
  2. 国内株式…国内企業が発行する株式
  3. 国内債券…日本が発行する国債、また日本国内の地方債、社債、公社債など
  4. 外国株式…外国企業が発行する株式
  5. 外国債券…日本以外の国が発行する国債、また各国の社債、外貨建てのMMFなど
  6. 不動産…建物や土地などの不動産、また不動産を中心に運用される投資信託など
  7. その他…金や原油、商品ファンドなど

同じ株式投資でも、全く異なる値動きを見せる企業同士や業界のものを組み合わせる、また一定の預貯金と株式、債券、金などに資産を分けて投資するのが銘柄分散投資です。

異なる特徴を持つ各銘柄に分散投資することで、ひとつのグループで大きく価格変動があっても、その過不足を他の金融商品で補えるようになります。

分散投資-国際分散投資で海外銘柄にも投資!

銘柄分散と合わせ、分散投資の手法として覚えておいて欲しいのが「国際分散投資」です。

先述した金融商品のグループには、日本国内以外に外国が発行するものもありましたよね。

日本の国・地域・企業に加え、外国が発行する国債や地域の資産、企業の株式を組み合わせて購入しておけば、為替相場の変動によるリスクを低減できます。

上手な国際分散投資のポイント
日本と他の先進国、新興国のように、まったく異なる国・地域の金融商品を組み合わせて投資すること

そうすれば、日本の景気が良くないときには他の先進国の金融商品の価値が、将来的にはかつての新興国が先進国の仲間入りを果たし、利益分配してくれる可能性もつくれます。

銘柄と合わせ、金融商品を発行する国や地域も意識的に分散して、投資リスクにより資産が流出する可能性を少しでも減らしましょう。

日本もアメリカもEUも!通貨の価値は数年で変わる

日本を含め、世界各国が発行している通貨も金融商品の一種です。そしてその価値は、世界的に見た発行元の国の印象、将来性により変動します。

例えば2012年、1ドルは日本円にして80円で取引されていましたが、2018年には110円まで変動しました。

これは6年の間に日本円の価値が下がり、アメリカドルの価値が上がったためです。

各国が発行する通貨の価値は、数年単位で大きく変動します。
日本の通貨は現在、世界的に見ても優秀な投資対象として認識されていますが、為替変動しにより数年後に大きく価値を落としている可能性はあります。

通貨価値の変動は他の金融商品への投資、価値にも大きく影響しますから、日本だけでなく他の国や地域の通貨、金融商品もバランス良く購入しておきましょう。

分散投資-時間分散で変動リスクを分散!

銘柄、国籍以外に、時間を分散することでも投資によるリスクを低減できます。

ここまで何度も述べてきたように、金融商品の価値は為替相場や市場の状況などにより、不定期に変動します。

最も価値が低い・安いときに購入し、最も価値が高い・高額なときに売却すれば多額の利益を得られるわけですが、その値動きを完璧に予測するのはほぼ不可能です。

そこで、時間分散による投資が有効になってきます。

限りある投資元本をいくつかに分け、違ったタイミングになるよう時間をずらして金融商品の購入に充てることで、高値で投資するリスクを抑えるのです。

また時間分散投資には、金乳商品の購入=投資のタイミングをずらす以外に、20年・30年単位の長期的で一定額を積み立て、年率による利益を得る積み立て投資もあります。

金利を活用して資産運用するのも立派な投資方法ですから、あわせて覚えておきましょう。

分散投資は初心者に難しい?金融商品の種類って?

メリットが多いように感じられる一方で、分散投資には難しさもあります。

特に投資初心者にとって、分散投資が難しいとされる理由には、以下が挙げられます。

【投資初心者にとっての分散投資の難しさ】

  • 実践するには、分散投資できるだけの資金力が必要
  • 投資の知識が乏しい人にとって、分散先の組み合わせを考えるのは困難
  • 10年、20年、30年かけ利益を見込む投資法なので、短期間ではメリットを実感しにくい

ただ、以下の条件を満たすものなら、投資初心者でも分散投資に挑戦しやすいでしょう。

【投資初心者でも手を出しやすい金融商品の特徴】

  • 少額からでも購入が可能
  • 運用について知識を持つ人が、商品の組み合わせや運用を手伝ってくれる
  • 分散投資の効果を、手軽に実感できる仕組みがある

具体的におすすめできる金融商品は投資信託、上場投資信託、不動産投資、株式投資の4種類です。以下にそれぞれの特徴をまとめたので、理解に役立ててくださいね。

【投資信託】

  • 運用のプロにお金を預け、複数の金融商品に分散投資
  • 投信、またはファンドなどと呼ばれ、投資が成功すれば投資家の資金が増える
  • 複数人の資金を集め運用するので、個人では投資が難しい銘柄にも手を出せる
  • プロのサポートを受けて投資に挑戦できるうえ、100円の少額から購入可能

【上場投資信託】

  • 集めた投資家資金を証券取引所に上場し、株式と同様に取引する
  • 別名ETF(Exchange Traded Fund)とも呼ばれる
  • 投資信託よりも取引の自由度が高くなるため、時間分散投資に向いている
  • さまざまな種類が展開されているので、低コストで商品分散投資も可能

不動産投資

  • 資金を不動産のプロに預け、複数の不動産に分散投資してもらう
  • 対象を不動産に絞った投資信託で、別名REIT(Real Estate Invesment Trust)
  • 安いものは10万円以下から購入可能なので、少ない元本でも時間分散できる
  • 間接的に不動産オーナーになること、投資経験の両方を積める

【株式投資】

  • 株式市場に上場した企業が発行する、株式を売買する
  • 安いものであれば数万円から、さまざまな銘柄への分散投資に挑戦できる
  • 安いときに購入し、高く売るという投資の基本を短期間で身をもって感じられる
  • 自身で銘柄を見極めて投資する必要があるため、株価を見極める目が必要

おわりに:大切な資産を守り増やすために、プロの力も借り少額の分散投資から始めてみよう

銘柄やタイミング、国籍を分散させて金融商品を購入することを、分散投資と言います。一般的に投資と言うと、ギャンブル性や高額が必要な危険なものというイメージもありますよね。しかし専門知識を持つプロの力も借りつつ投資先を選べば、低リスクで資産を守り、増やすための投資も可能です。近年では100円、数千円、数万円の元本から短期間で利益を実感できる金融商品もあるので、小額から分散投資に挑戦してみましょう。

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