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キャッシュレス決済は現金決済よりメリットがある?おすすめのキャッシュレスアプリ7選

現金払いとキャッシュレス決済のメリットとデメリット お金が貯まらない
この記事は約9分で読めます。

近年、現金を持っていなくても買い物ができるとして注目されているキャッシュレス決済。非接触で買い物が済む点も普及率が上昇している原因のひとつでしょう。クレジットカードやスマホアプリなど、さまざまな決済方式があるなかで、どれを使うのが良いのでしょうか。

今回はキャッシュレス決済の種類と仕組み、現金支払いと比較した場合のメリットからおすすめのスマホアプリまでまとめて紹介していきます。

この記事でわかること
  • キャッシュレス決済普及の現状
  • 節約効果などキャッシュレス決済が選ばれる理由
  • 決済アプリのストアスキャン型とユーザースキャン型とは
  • 主要キャッシュレス決済アプリの還元率やメリット

キャッシュレス決済はどんな支払い方法?

「キャッシュレス」は、直訳すると「現金なし」「現金を使わない」という意味の英語です。

そして支払い方法としてのキャッシュレス決済とは、何らかの方法で現金を使わずに物やサービスの対価を支払い、購入することを言います。

一般社団法人キャッシュレス推進協議会が公開した「キャッシュレス・ロードマップ2020」によると、日本のキャッシュレス決済比率は毎年少しずつ上昇。

毎日の買い物を現金ではなく、キャッシュレス決済で行う人の割合が増えていることがわかります。

日本のキャッシュレス決済比率推移
2015年…18.2%
2016年…20.0%
2017年…21.3%
2018年…24.1%

この背景には、日本政府がキャッシュレス決済の普及に努めていることが挙げられます。

経済産業省は2021年に予定されている東京オリンピック、2025年の大阪万博など国際的なイベントが開催されることを見据え、2018年に「キャッシュレス・ビジョン」を提唱。

海外から来た人が現金を使わず、キャッシュレスで買い物ができる環境を整えるべく、2025年までにキャッシュレス比率40%をめざすという目標を掲げているのです。

この一環として、マイナンバーカードとキャッシュレス決済サービスを連携させ、利用額に応じたポイントを還元する「マイナポイント」も実施されています。

マイナポイントとは
マイナンバーカードを取得し、特定のキャッシュレス決済サービスとマイナンバー情報を連携させることで獲得し、買い物に利用できるようになるポイントのこと。
登録したキャッシュレス決済サービスで支払いをすると、支払った金額の25%、最大5,000円分のポイント還元を受けられる。
期間限定のため、対象は2021年3月末までにマイナンバーカードの申請を行い、2021年9月末までにキャッシュレス決済サービスと連携、買い物をした人のみ。

上記からキャッシュレス決済サービスの普及が、マイナンバーカードの普及と同様、国を挙げて推し進められていることがよくわかります。

スピーディで支出がわかりやすい!キャッシュレス決済のメリットと現金払いのデメリットって?

国が利用を推奨するキャッシュレス決済のメリットは、以下の通りです。

現金にはない、キャッシュレス決済のメリット

  • 現金の持ち合わせがないとき、ATMでわざわざ下ろさなくても買い物できる
  • 現金を下ろす度にかかるATMの利用手数料を節約できる
  • 小銭や紙幣を確認し、財布を探って集めて支払うという手間がいらない
  • 財布から現金を出して支払うより、スピーディーに支払いを終えられる
  • 利用記録がのこるので、家計簿をつけなくても支出額を一覧で確認できる
  • 支払額に応じたポイントを受け取り、そのポイントを使ってお得に買い物できる

支払い時の手間やタイムロスが少ないこと、そしてATM手数料の支払いが不要だったり、ポイントをもらえるなど節約に役立つメリットが多く挙がっていますね。

対して、現金で支払いを続けることのデメリットとしては、以下が挙げられるでしょう。

現金を利用し続けることのデメリット

  • 手持ち以上の金額を使えず、現金をおろすことに手数料や手間がかかる
  • 会計時に財布からお金を探したり、通販代金を支払うにも余計な手数料が生じる
  • もし紛失してしまったら、誰も返金や補償をしてくれない

クレジットカードやスマホ決済など代表的な支払方法

ここからは、代表的なキャッシュレス決済サービスの種類を見ていきましょう。

キャッシュレス決済サービスのかたちは、大きく分けてカードとスマホアプリの2種類。
以下に、カード型とスマホアプリ型それぞれのキャッシュレス決済サービスの種類、特徴、支払い方式をまとめて紹介していきます。

カード型キャッシュレス決済

クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、交通系・流通系電子マネーなどカード型のキャッシュレス決済サービスの総称です。

あらかじめ利用登録をし、金融機関やカード会社から送られてきたカードを専用機器にかざす、または挿入することで支払い手続きが完了します。

支払い方式には大きく前払い、同時払い、後払いがあり、どのタイミングで支払いが完了するかはカードの種類、カードを発行する会社の規約により異なります。

スマホアプリ型キャッシュレス決済

クレジットカード機能のついたアプリ、QRコードなどを読み込み決済できるスマホアプリなどをあらかじめダウンロードしておき、キャッシュレス決済を行う方法です。

なお決済時には、以下いずれかの方式で店舗側と利用客側、どちらかがQRコードを読み取ります。

  1. 利用者側がアプリを通し表示したコードを、店舗スタッフが読み取る「ストアスキャン型」
  2. 店舗側が掲示している支払い用コードを、利用客側が読み取って支払う「ユーザースキャン型」

ただし、アプリを利用するにはクレジットカードや口座情報など、ダウンロードと同時に個人情報を登録しておかなければなりません。

クレジットカードや電子マネーの支払いの仕組みはどうなっているの?

自身の財産を現金として店舗へ渡さなくても買い物ができるのが、クレジットカードや電子マネーの仕組みです。

なんとなくは知っていても、よく理解せずに使っている人も多いのではないでしょうか。

そこで、ここからはキャッシュレス決済サービスの代表格であるクレジットカードや、電子マネーの支払いの仕組みを説明していきます。

クレジットカードの支払いの仕組み

  • 支払い手続きは利用者、カード会社、買い物をするお店の三者間で行われる
  • まず、利用客は自身の経済状況や信頼度に応じた限度額で、カード会社と契約
  • 利用客がお店でクレジットカード決済を行うと、お店からカード会社へ情報が送信される
  • お店は後日、カード会社から利用者が使った分の代金を受け取り、カードサービスを利用したことに伴う所定の手数料を支払う
  • カード会社はお店に利用者が使ったお金を代わりに支払い、お店から手数料を受け取り、利用者へは後日料金を請求する

上記の通り、クレジットカードは利用者が後日きちんと支払ってくれることを前提に、カード会社が代金をお店へ支払うことで成り立っています。

このためカード会社は、利用客と契約を結びカードを発行する前に、その人に支払い能力があるかどうかの審査を行うのです。

電子マネーの支払いの仕組み

  • 支払い手続きは電子マネーを発行する会社、利用者、お店の三者間で行われる
  • 利用者は電子マネー発行会社に対し預金などを提供し、その代わりに電子マネーの発行を請求する
  • 利用者の預金情報を確認した電子マネー発行会社は、求めに応じて電子マネーを発行
  • 利用者は発行された電子マネーを使って、お店でキャッシュレス決済を行う
  • お店は利用者から受け取った情報をもとに、電子マネー発行会社へ支払いを請求
  • 電子マネー発行会社が、お店に対し相当額を現金などで支払う

電子マネーは、存在が確認できた金額分だけの現金を電子マネーに変換し、お店で使えるようになるというイメージですね。

どれが便利?おすすめキャッシュレス決済アプリ7選

クレジットカードやプリペイドカードなど、カード型のキャッシュレス決済は過去数十年使われてきた便利なサービスです。

一方でスマホアプリ型は、スマホが普及してきたこの10年ほどで出てきた、比較的新しいサービスと言えます。

最後に、スマホだけで決済可能なおすすめのキャッシュレスアプリを7つ、それぞれの特徴とコンビに対応の可否、通常時還元率と一緒に紹介していきます。

PayPay

  • セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップで利用可能
  • 通常時還元率は0.5%
  • ソフトバンクグループが提供するキャッシュレス決済サービスです。ほぼ毎月、数多くのキャンペーンを行っているため、うまく利用すればポイントをたくさん獲得できます。

    また、ソフトバンクやワイモバイルの支払いと連携させれば、さらに多くのポイントを得られるのも特徴です。

    LINE Pay

    • セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップで利用可能
    • 通常時還元率は1~3%

    スマホを持つ人のほとんどが利用するSNSアプリ、LINEが提供するサービスです。
    「Visa LINE Payクレジットカード」を使えば、クレジットカード決済もできます。ただし2020年5月以降、ポイント還元はクレジットカード決済時しか適用されなくなりました。

    楽天ペイ

    • セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップで利用可能
    • 通常時還元率は1%

    クレジットカードサービスも提供する、楽天が提供するサービスです。カードと同様、楽天ポイントを溜めたり使ったりできるため、楽天を通販などで使ってきた人にとってはお得と言えます。

    決済方法はチャージ払い、クレジットカード払い、ポイント払いの3種類から選べますが、最もポイント還元率が高いのはチャージ払いと考えらえていまっす。

    d払い

    • セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップで利用可能
    • 通常時還元率は0.5~7.5%、ネットでの利用時は1%

    携帯電話会社のドコモが提供する、dポイントを貯められるサービスです。クレジットカード決済が可能なこと、ドコモの携帯料金と一緒に支払える他、多数のアパレル通販サイトやメルカリでの支払いにも利用できます。

    auPay

    • セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップで利用可能
    • 通常時還元率は0.5%

    auユーザー以外でも利用可能な、KDDIが提供するサービスです。Pontaポイントを溜めることができ、毎月3の付く日はポイント還元率がアップするのが特徴でしょう。クレジットカードでチャージすれば、より多くのポイントを獲得できます。

    メルペイ

    • セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップで利用可能

    フリマサイト、メルカリが提供するサービスです。メルカリユーザーに特化したサービスであり、メルカリの売上金の出金時に手数料を取られないなどの特典を受けられます。

    ただし、2021年3月現在は他のポイントの付与や、キャッシュバックは行われていません。

    FamiPay

    • ファミリーマートで利用可能
    • 通常時還元率は0.5%

    ファミリーマートが提供するサービスです。2021年3月現在は自社系列のコンビニのみで利用できるもので、他店舗へ利用可能範囲を広げる動きは見られません。

    このためチャージの方法も、自社クレジットカードである「ファミマTカード」または店頭での現金のみです。またアプリに登録しておけば、ファミマで使えるクーポンをもらえます。

    支払い時に貯めるポイントは楽天ポイント、dポイント、Tポイントから好きなものを選べるため、他店舗での買い物もお得にできます。

    おわりに:キャッシュレス決済は手間と時間、お金の節約ができる支払い方法

    現金を使わず、カードやスマホアプリで決済ができるキャッシュレス決済は、スピーディーかつスマートな支払い方法です。さらに現金をおろすときにかかるATM利用手数料を節約でき、買い物に利用できるポイントも溜められるので、家計にやさしい一面もあります。大きくカード型、スマホアプリ型の2種類がありますが、特徴やポイント還元率はさまざまです。各サービスの特徴を理解したうえで、あなたに合ったものを選び利用しましょう。

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