自分らしく生きている人は、自分軸を持っていることが多いです。ですが自分軸・他人軸とはどんな違いがあるのでしょう。この記事では自分軸の見つけ方や他人軸の生きづらさ、QOLを上げるポイントなどを解説します。
- この記事でわかること
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- 自分軸で生きている人の特徴や考え方
- 他人軸で生きている人の特徴とデメリット
- 自分軸で生きるとQOLが上がる理由
- 自分軸を見つけるための意識改革
自分軸と他人軸の違いとは?
自分軸とは、何かを決めるときに「自分がどう思うか・自分がどう感じるか」を基準にして判断することを指します。一方、他人軸とは、自分の意見や感覚よりも「他人がどう思うか」など他人の意見や感覚を重視して判断することです。
自分軸で生きている人と他人軸で生きている人には、下記のような特徴や違いが見られます。
- 自分軸で生きている人の特徴
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- 自分と他人を比べない
- 自分の魅力をわかっている
- 自分の弱点をわかっている
- 信念や自信を持っている
- 自分らしく過ごすことができる
- 自分にとって必要なものをわかっている
- 自己肯定感が高い
- QOLが高い
- ストレスを溜め込みにくい
- 自分自身も他人も尊重できる
- 他人軸で生きている人の特徴
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- 自分より他人を優先することが多い
- 周りからどう思われているか気になる
- 「みんながやっているから自分も」と他人の真似をする
- 自信がない
- 承認欲求が強い
- 周りに合わせるために、自分を抑圧している
- 素の自分を他人に見せることが難しい
- ストレスが溜まっている
自分軸で考える人は、自信があって信念を持っている人が多いでしょう。自己肯定感やQOL(生活の質、人生の質)が高く、ストレス耐性も高い傾向があります。気持ちに余裕があるということは、他人に対しても寛容で、個性の尊重にもつながります。
他人軸で生きている人は、自分よりも他人を優先するやさしい性格をしていることが多いですが、常に周囲の目を気にしていたり、自分で物事を決められないこともあります。自信がないからこそ他人から認めてほしいという気持ちが強まり、承認欲求が高くなるケースも見られるでしょう。
他人軸で生きていると、周りに合わせるために自分自身を抑圧したり、周囲に喜ばれる自分を演じることが増えがちです。そうした無理を積み重ねていくと、QOLが下がりストレスが溜まってしまいます。
自分軸=自己中でわがままなの?
自分軸で生きている人は、自分の中に信念や判断基準をしっかりと持っていることが多いです。ただし、自己中心的な人やわがままな人とは異なります。
自己中な人やわがままな人は、自分の意見を無理に押し通したり、他人の意見に耳を傾けない人のことです。また、自分の思い通りにいかないと感情的になることも少なくありません。つまり他人のリアクションや意見に振り回されており、自分軸で生きているとはいえません。
自分軸で生きている人は、意見の食い違いがあった場合でも動揺することは少なく、しっかりとコミュニケーションを取って意見のすり合わせを試みます。お互いの違いを認め合い、受け入れることができるとも言い換えられるでしょう。
他人軸は生きづらさを抱えやすい?
他人軸で生きていると、ストレスが溜まりQOLが下がることがあります。他人軸で生きている人は、常に周囲の反応を伺っていることが多く、なかなか緊張が解けません。何かを判断したり行動してみても「これで合っているのかな」と不安を抱えがちです。するとストレスが溜まる一方で、心身に不調をきたすおそれもあります。
人間関係でも相手を信頼することができず、気を張ってしまうことが多いでしょう。いざ「〇〇さんはどうしたい?」と聞かれたときに、答えに詰まってしまうことも。自分の意見がない人だと思われてしまうと、仕事でもプライベートでも人間関係がギクシャクすることも考えられます。
QOLが上がる「自分軸」の見つけ方・作り方
自分軸を持って生きている人は、QOLや自己肯定感が高い傾向があります。自分軸を見つけたり、自分なりの軸を作ったりするためには、どんな方法があるのでしょう。
【QOLが上がる自分軸】ノートに書き出す
自分軸が何かよくわからないときは、自分の気持ちをノートに書き出してみましょう。たとえば、下記の項目について思いつくままに何でも書き出します。
- ノートに書き出してみること
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- 好きなこと・苦手なこと
- 心地よいこと・違和感があること
- 興味があること
- 大切にしたいこと
- 5年後、10年後の自分の姿のイメージ
たくさん思い浮かんだら、近い項目ごとにグループ化するなどしてみましょう。大きなグループが特に興味がある事柄かもしれません。小さいグループでも、自分にとって大切な事柄である可能性がありますよ。
【QOLが上がる自分軸】夢や目標を設定する
自分軸を作るために、夢や目標を設定するのもおすすめです。大きな夢や難しい目標である必要はありません。スモールステップの考え方で、小さな夢や目標をたくさん書き出してみてください。大きな夢を設定した後に、その夢に到達するまでに小さな目標を作るという方法もあります。
夢や目標のジャンルは、仕事でもプライベートでも構いません。まずは自分の心が赴くままに夢や目標を膨らませてみましょう。
【QOLが上がる自分軸】一人の時間を確保する
他人軸で生きている人は、周囲の人のことを気にする癖がついていますよね。ですので、自分軸を見つけたいときは自分一人の時間を大切にしてみましょう。一人旅をしてみたり、ものづくりに集中する時間を確保したりすると、自分だけの時間を確保できます。
【QOLが上がる自分軸】自分で自分を褒める
自分軸を見つけたい・作りたいという人は、自分で自分を褒めることを意識してみてください。自信がなかったり自己肯定感が低いままだと、「私の意見なんてどうせ」「この考えで合っているか不安」というように、自分軸がブレてしまいます。
まずは自分で自分を認めることが大切です。「部屋を綺麗にした」「仕事をノーミスで終えられた」など、自分をこまめに褒めていきましょう。ただし、自分と他人を比較して「〇〇より自分の方がすごい」という褒め方をするのは避けてくださいね。
【QOLが上がる自分軸】SNSから距離を置く
自分軸で生きたい人におすすめなのが、SNSから適度な距離を置くことです。SNSを見ていると、つい自分と他人を比べてしまうようになりがちなので要注意。承認欲求が高めな人も、SNSでいいねをもらうために時間と労力をかけ過ぎる傾向があります。
他人軸で生きていることに疲れを感じている人は、SNSから距離を置き、時間や体力を自分のために使うようにしてみましょう。
おわりに:自分軸を見つけてより充実した日々を
自分軸で生きることのイメージは湧いてきましたか? 自分の考え方や感じ方と向き合って、今よりさらに充実した日々を送ってくださいね。
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