進学や就職をきっかけに実家を出て一人暮らしする人は多いもの。そのため社会人て実家暮らしをしていると、周囲からの視線が気になる人もいるのでは?
この記事では実家暮らしのメリットとデメリット、家に入れるお金の金額などを紹介します。
- この記事でわかること
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- 社会人が実家暮らしのメリットを活かすポイント
- お金を貯めるときに考えておきたいこと
- 実家暮らしでクリアしたい恋愛の課題
- 実家を出て一人暮らしを始める理由
社会人で実家暮らしはどんな印象を持たれる?
学生の頃までは実家で暮らす人は多いものですが、就職して社会人になると実家を出て一人暮らしを始める人も増えてきます。そのため、社会人で実家暮らしの人に対しては、一人暮らしの人とは違う印象を抱かれることがあります。
ネガティブな印象
社会人で実家暮らしの人に対して、ネガティブな印象を抱く人もいます。たとえば下記のような印象が挙げられます。
- 生活力がなさそう
- 親に依存している
- 社会人にしては頼りない
- お金の管理ができなさそう
一人暮らしを始めると、家賃や光熱費、食費など金銭管理を自分で行わなければいけません。実家暮らしで親に金銭管理を任せっぱなしの場合、金銭感覚や家事能力に疑問を持たれることがあるのです。
ポジティブな印象
実家暮らしの社会人に対して、ポジティブな印象を抱く人もいます。
- 親思いな人で優しそう
- 将来に向けてお金をしっかり貯めていそう
- 生活リズムが規則正しい
- 遊んでなさそう
一人暮らしは自由な時間も多く、生活リズムなどが乱れることがあります。実家暮らしは親との共同生活ですので、親との良好な関係や生活リズムなどがしっかりしている印象が抱かれやすいでしょう。
金銭面や家事負担で実家暮らしのメリットは大きい
社会人が実家で暮らすことには、金銭や家事の面でメリットがあります。
- 貯金が貯まりやすい
- 家事の負担が軽くなる
- 家に誰かがいることが多く、寂しくない
- 親孝行をしやすい
- 災害などが発生したとき頼り合うことができる
- 親の病気やケガが発生した場合、サポートしやすい
やはり金銭面のメリットは、一人暮らしと比べて大きいです。一人暮らしの場合、家賃・光熱費・食費などで月に10万円近くは出費しなくてはいけません。実家だとそれらの費用がほとんどかからないため、貯金や自分のために使えます。
一人暮らしの場合は寂しさを感じる人もいますが、家族と暮らすことで日々のコミュニケーションが取りやすくなります。一緒に暮らしている親への気遣いもしやすいでしょう。お互いにケガや病気になった場合に、支え合うことができるのも大きな魅力です。
実家暮らしでお金を貯めるなら、目標金額や夢を設定しよう
実家暮らしの場合は若いうちからお金を貯めやすいため、同世代の一人暮らしの人よりも金銭的な余裕を持てるでしょう。
せっかくの貯金なのですから、目標金額や用途を決め、資金として貯めるとモチベーションが上がりますよ。
- 仕事のスキルアップのため、大学や大学院に通いたい
- 現在の仕事で経験を積み、ゆくゆくは独立して店舗や会社を持ちたい
- 将来的に実家のリフォームや家の建て替えをしたい
- 海外旅行など、趣味のために貯金したい
- まとまったお金を元手に、資金運用をしたい
目標や用途は、自分の将来のためや家族のため、生きがいとなる趣味のためなど、満足度が高いものがおすすめです。
実家暮らしだと恋愛しにくい?結婚が遠のくの?
実家暮らしにはデメリットもあります。実家暮らしの人で悩みとなるのが、恋愛が進展しにくくなることです。
- 実家暮らしの場合、おうちデートがしにくい
- 夜遅くの帰宅が、家族への迷惑になることがある
- 家族と過ごす時間が多く、出会いの機会が少ない
- 親や家族が恋愛に干渉してきてストレスになる
- 自分が好きになる人というよりは、家族に好かれる人を選び、気持ちとのズレを感じることがある
- 実家暮らしの人を恋愛対象外とする人もいる
- 結婚することになったとき、親と同居を継続するか恋人と意見が異なる場合もある
もちろん実家暮らしをしている人も、幸せな恋愛・結婚をしています。ただし、一人暮らしに比べると、時間や場所の自由が狭まるため、恋愛中はデートの工夫が必要でしょう。
また、実家暮らしをしている社会人に対してネガティブな印象を抱く人もいますので、恋愛のチャンスが少なくなるかもしれません。
働く社会人が実家暮らしをするとき生活費はいくら入れる?
社会人で実家暮らしをしている人は、親の負担を軽くするためにお金を入れていることが多いです。家に入れる生活費は、20代と30代以上では金額の相場が異なります。
- 20代:2~3万前後
- 30代以上:4万円前後~
上記はあくまで参考としてください。収入や親からの希望額などによっては金額は変わってくるでしょう。親に代わって自分が大黒柱となる人もいますので、その場合は金額がより大きくなります。一方で、家にお金を入れなくてよい、という親もいます。
しかしお金の管理を親任せにしていると、親からの経済的な自立だけでなく精神的な自立も遅れてしまう可能性もあります。大人としての自立を目指すならば、お金のことはきちんと話し合い、家にお金を入れるのもおすすめです。
実家暮らしするなら親孝行や家事分担、金銭管理をしよう
家にお金を入れるほか、下記のことも自分ごととして取り組み、分担するようにしましょう。
- 掃除
- 洗濯
- 皿洗い
- ゴミ捨て
- 地域のイベントへの参加
- 自治会への参加
仕事が忙しいとなかなか家事の分担ができないこともあります。そんなときは、感謝の気持ちを伝えてください。
そろそろ実家を出ようと思うきっかけは?
今まで実家暮らしをしていた人が家を出るときの理由には、以下のような状況が考えられます。
- 就職や転職が決まったとき
- 転勤になってとき
- 恋人と同棲または結婚するとき
- 親から自立したいと考えたとき
- 貯金が十分に貯まったとき
やはり仕事関連や恋愛の進展がきっかけとなることは多いでしょう。一人暮らしを始めるときは、それまでの感謝を伝えるために親と食事や旅行に行って親孝行するのも楽しいですよ。
実家を離れても時間を作り、親に電話をしたり顔を見せに来ると、親を安心させることができます。
おわりに:実家暮らしは若いうちからお金を貯めやすく、将来のための資金になる
社会人で実家暮らしをする最大のメリットは、お金が貯まりやすいことです。貯金するときは何のためにお金を貯めているのか目標や用途を考えておきましょう。また、お金のことや家事など、協力し支えてくれる家族への感謝は必ず伝えてくださいね。
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