職場で好かれる人の特徴のひとつが「上品」な人。いつも礼儀正しく、品格がある佇まいは仕事においてどんなメリットがあるのでしょう。上品な人の特徴や品格がない人がやりがちな振る舞い、品格を上げたい人が意識したいことなどを解説します。
- この記事でわかること
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- 職場の上品な人に見られる特徴
- 品格がないと思われる振る舞い
- 上品な人が信頼される理由
- 誰でもできる品格を磨く方法
職場にいる上品で素敵な人の特徴
職場に「あの人は上品だな」という人がいる場合、次のような特徴を持っていることがあるでしょう。
- 上品な人の特徴
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- マナーがきちんとしている
- 仕事は丁寧で責任感がある
- 時間には余裕を持って行動する
- 表情が柔和
- 清潔感がある
- TPOに合った服装
- 悪口を言わない
- 噂話に参加しない
- 一人でも行動できる
社会人としての基礎がパーフェクト
上品な人は、言葉遣いや目上の人への接し方など、社会人の基礎がまんべんなく身に付いていることが多いでしょう。幅広い世代の人とのコミュニケーションが円滑になるため、良好な人間関係を築きやすくなります。
上品な雰囲気がある
第一印象で「上品な人だ」と思われるのは、表情や振る舞い、服装など見た目も重要です。表情が常に柔和で、笑顔を絶やさない人が多いです。職場の服装は華美なものよりは、シンプルで仕事がしやすい服装であることを優先しているでしょう。シワなどの乱れはほとんどなく、常に身だしなみが整っています。
人格者で誰に対しても平等
内面の上品さが現れていることもあります。むやみに悪口や愚痴を言わない人、噂話に参加しない人は上品な印象を与えます。常にグループでいないと行動できない人というよりは、一人でもするべきことをサッとこなす人は洗練された印象もあるでしょう。
上品な人が一目置かれる理由と品格がない人の特徴
職場でもプライベートでも、上品な人に目が引き寄せられることがありますよね。上品な人が一目置かれるのには理由があります。仕事はやはり人間関係で成り立つものです。どんなに仕事の成果を上げていても、人を貶める発言が多かったり、身だしなみが乱れている場合、相手に不信感を与えかねません。
下品な人、いわゆる品格がない人には、次のような特徴がみられるのではないでしょうか。
- 職場にいる品格がない人
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- 職場のルールを守らない
- 公共のルールを守らない(ポイ捨て・駐車違反など)
- 人によって露骨に態度を変える
- 仕事とプライベートのけじめがない
- 仕事に対する責任感がない
- 言葉遣いが悪い・態度が不適切
- ハラスメント発言・行動が多い
職場における品格がない人は、一緒に仕事をしたくない人であることが多いはず。常識や教養がない人、仕事に対する責任感がない人、いつまでも学生気分で甘えている人も品格がないとみなされてしまいます。従来は問題視されていなかった発言や行動でも、今の時代はハラスメントや名誉毀損に当たることもあります。時代の変化に対応できず、自己中心的に他人に迷惑をかけている人も品格がないと思われます。
つまり、上品な人は「この人と一緒に仕事をしたい」「信頼して仕事を頼める」と思ってもらえるということです。仕事に対して誇りやプライドを持ち、周囲の人を思いやることができるのが上品な人だと言い換えることもできるでしょう。
仕事に役立つ♪上品な仕草や振る舞いのポイント
職場の上品な人は、「一緒に仕事をしたい」と思われるのが大きなポイントであることを説明してきました。上品な人になるためのポイントを紹介しますので、コツコツと品格を磨いていきましょう。
敬語は基本から応用までマスター
社会人としての基礎として、なんといっても敬語は欠かせません。「です」「ます」といった基礎中の基礎だけでなく、正しいビジネス敬語や謙譲語の成り立ち、美しい日本語を勉強することで上品な言葉遣いを習得できます。
書籍を読んだりマナー教室に参加するほか、「秘書検定」や「ビジネス実務マナー検定」など、社会人にも役立つマナー系の資格取得にチャレンジするのもおすすめですよ。
大きすぎず小さすぎない声量ときれいな発声
上品な人は、話し方が柔和で穏やかなことが多いですよね。ポイントは「声のボリュームは大きすぎず小さすぎず」を意識すること。大きすぎる声は威圧的な印象を与えたりせわしない話し方になりやすいため要注意です。一方で小さすぎる声では、相手が何度も聞き返さなくてはならずストレスのもとになります。程よい声量で、相手が聞き取りやすいようにクリアな発声を目指しましょう。
美しい姿勢で見た目も上品に
上品な人は、TPOに合った服装や清潔感のある身だしなみが大切です。かといって、高級ブランドやお金をかけたケアが不可欠というわけでもありません。お金の余裕がない新人や若手でも、美しい姿勢を意識することで上品さを演出できます。背筋を伸ばす、重心を偏らせない、食事中はひじをテーブルにつけないなど、ちょっとした意識でも印象はぐっと変わります。
他人の良いところ探しが上手
上品な人は、他人の粗探しやマウンティングをすることはありません。むしろ褒め上手で他人の良いところ探しが得意なことがほとんどです。職場の人や取引先の人の良いところ、自分にはない個性を探してみましょう。「〇〇さんの長所が素敵だな」と思ったら、素直に褒めたり感謝の気持ちを伝えるのもおすすめですよ。
他人にも自分にもポジティブ思考
ネガティブ思考に陥ると、表情は暗く、発言が攻撃的になりやすいことはご存知ですか? 上品な人を目指す場合、ポジティブ思考を意識しましょう。他人に対しても自分に対してもおおらかでポジティブな視点を持つようにすると、視野が広くなるはずです。
おわりに:上品な人は周囲への思いやりや尊重を欠かさない♪
上品な人が職場で重宝される理由はいかがでしたか? 社会人としてのマナーや配慮が基礎となっていることが多く、意識と努力次第で上品な人になることはできます。まずは敬語など基礎的なところから振る舞いを見直していきましょう。
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