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シニア世代が幸せな熟年結婚をするには?再婚ならではの法律問題の対処法も紹介

料理を楽しむ熟年結婚カップル こころの悩み
この記事は約8分で読めます。

人生100年時代と言われる現代では、年齢を重ねてから配偶者との離別や死別を経て、熟年結婚をする人も少なくありません。

今回は、さまざまな人生経験を積んだシニア世代が幸せな結婚、再婚をするために知っておきたいお金や法律の問題、相手選びのポイントを紹介していきます。

この記事でわかること
  • シニアの健康維持がパートナーの有無に影響される理由
  • 熟年結婚の相続問題で相談したいこと
  • 扶養手当や家族割りなど熟年結婚の経済的メリット
  • 婚前にすり合わせるべき生活リズムや金銭感覚

熟年結婚が増えている?幸せな老後につながる理由って?

シニア世代は、自らの熟年結婚についてどのような想いを持っているのでしょうか。婚活支援サービスを提供する株式会社パートナーエージェントが実施した調査結果は、以下の通りです。

シニア世代の結婚に関するアンケート調査の結果

「あなたは“熟年大人婚”についてどう思いますか?」との質問に対して
  • 「自分もしてみたい」と答えた人の割合…12.8%
  • 「どちらかといえば自分もしてみたい」と答えた人の割合…12.3%

上記から、調査対象となった50~69歳の男女2,000人のうち、実に4人に1人が熟年結婚について関心があり、肯定的に捉えていることがわかりますね。

この事実から、多くのシニアが夫婦での生活に以下のような魅力を見出していると考えられるでしょう。

熟年結婚の魅力

  • 恋愛対象である異性と暮らすことで、毎日の生活にハリや刺激が得られる
  • 話し相手や一緒に外出する相手ができ、不安感や孤独感が緩和される
  • 生活を共にする相手ができることで、食事内容や衛生環境が改善する
  • 互いに互いをケアしながら、心身ともに若々しく健康に過ごせる可能性が高くなる
  • 2人の資産、収入で生活できるようになるため、経済的余裕が出てくる

熟年結婚で発生する相続問題と対処法

孤独や経済的な不安に悩むシニア世代にとって、熟年結婚は非常に魅力的な選択肢です。

しかし、良いことばかりではありません。熟年結婚をする場合には、20~30代での結婚時には発生しにくい互いの子どもとの関係、相続関係の問題が発生することもあります。

特に再婚相手に10代以下の子どもがいる場合には、子どもとどう信頼関係を築くか、また法律上どのような関係とするかを決める必要もあります

仮に未成年の子どもの親権を持つ女性と再婚する場合には、以下のようなパターンで女性の子どもを男性側の戸籍に入れるか、養子縁組するかを真剣に考えなければなりません。

未成年の子どもを持つ女性と男性が熟年結婚する場合のパターン

  1. 結婚することに伴い、女性とともに子どもも男性側の戸籍へ移す
  2. 結婚することをきっかけに、女性の子どもを男性の養子とする
  3. 結婚をしても子どもは男性の戸籍に入れず、養子縁組もしない

子連れの女性と結婚をしても、子どもの戸籍が結婚相手の男性の籍へ自動的に入るわけではないのです。3を選んだ場合は女性の戸籍は結婚相手の男性の戸籍へ移りますが、子どもの戸籍はそのままのこり、子どもの苗字も変わりません。

母親の結婚・改姓に伴い子どもの苗字も変えるには、1または2の手続きを行い、その旨を役所へ届け出る必要があります。子どもと夫婦、新しい家族全員の将来のため、よく考えて決断してください。

また子どもと再婚相手の信頼関係構築については、子どもの年齢に関わらず、長い時間をかけて少しずつ家族としての関係を構築していくしかありません。熟年結婚をするなら自分が亡くなった後のことまで考え、のこされる子どもたちや結婚相手に精神的・金銭的負担がかからないよう、相続などに関して可能な限りの配慮をすべきでしょう。

特に相続に関しては、早くから整理し結婚相手と子どもたちで話し合っておくべきです。法律では、故人の遺産のうち1/2は法定相続分として配偶者、つまり結婚相手に相続する権利があるとされます。

長年連れ添った夫婦の場合、夫婦で一緒に築き上げてきた財産をのこされた方が受け取るわけですから、特に問題は発生しないでしょう。

しかし熟年結婚をした夫婦の場合、夫・妻のどちらかが前の結婚相手・家族と築き上げてきた財産を、婚姻期間に関わらず新しい結婚相手が1/2相続することになります。ずっと生活を共にしてきた子どもとしては、複雑な心境になっても仕方ありませんよね。しっかり話し合っておかないと、家族・親戚間の法律トラブルに発展しかねません。

だからこそ自身の死後、子どもが結婚相手に対して不信感や不満を抱くことのないように、結婚相手を守るためにも相続については権利のある全員で事前に話し合うべきです。

故人が作成した遺言書がある場合には、遺産相続は遺言書の内容に従って進められます。熟年結婚をすると決めたなら、その段階で自身が所有する現金や動産・不動産・預貯金など相続対象となるものを整理してください。
そして結婚相手と子どもに開示し、相続内容を話し合い、互いの合意のもとで遺言書を作成しておきましょう。

熟年結婚で節税など生活費が軽くなる?

ここでは、熟年結婚によって得られる経済的なメリットをもう少し詳しく紹介します。

結婚をして配偶者となると、雇用先からの待遇や住居選びの他、法律上の手続きにおいて以下のようなメリットが得られますよ。

  • 配偶者は扶養家族に当たるため、雇用先から扶養手当の支給を受けられるようになる
  • 夫婦のうちどちらか一方が被扶養者となれば、税金の免除や減額を受けられる場合がある
  • スマートフォンの契約時など、各種契約時に家族割の適用を受けられるようになる
  • 市営住宅など、公営の住宅にも暮らせるようになる
  • 本人ができない公的な契約、手続きも、配偶者なら代理で署名できることがある
  • 夫婦どちらかに何かあったとき、配偶者なら手術への同伴や同意ができる
  • 葬式や遺産相続、お墓のことなど、弔辞関係の手続きも配偶者なら対応可能

熟年離婚で加給年金が受けられる条件って?遺族年金は受給停止?

日本の年金制度は、職業に関わらず20歳以上60歳未満の国民全員が入る「国民年金」と、会社員や公務員として働く人が加入する「厚生年金」の2つから成っています。

国民年金と厚生年金の違い

国民年金
  • 就業しているか、していないかに関わらず20~60歳の国民すべてに納付義務がある年金
  • 保険料を納付した期間、納付額に応じて、65歳以上になると支給が開始される
厚生年金
  • 就業している人のうち、公務員や会社員など特定の働き方の人が納付している年金
  • 国民年金に上乗せするようなかたちで支払っている年金で、国民年金と厚生年金の両方に加入している人は、支給年齢に達したときどちらの年金も受け取れる

そして加給年金とは、以下条件を満たす場合に「配偶者加給年金」が基本的な厚生年金額、つまり老齢厚生年金にプラスされる制度のこと。

加給年金制度を受けるための条件

  • 夫婦どちらかが、厚生年金に20年以上加入している
  • 夫婦のもう一方が、厚生年金に加入している期間が20年未満
  • 厚生年金に加入する人が65歳になった時点で、その人に家計を支えてもらっている配偶者や子がいる

例えば、会社員として働き20年以上厚生年金に加入した65歳の夫が、これまで厚生年金に加入していなかった60歳の妻と熟年結婚をした場合を考えてみましょう。このケースでは夫が満65歳になり厚生年金の支給対象となった日から、妻が満65歳になる日まで、夫の老齢厚生年金+配偶者加給年金の支払いを受けられます。

なお、上記はあくまで一例です。実際に加給年金の対象となるかどうか、配偶者加給年金の金額がいくらになるかは個々の事情により変わってきます。詳しくは日本年金機構の公式サイトなどで確認のうえ、年金窓口でご相談くださいね。

また、前の配偶者と死別し遺族年金を受け取っている人が再婚した場合には、遺族年金は受給停止となります。熟年結婚を考えているなら、国民年金や厚生年金の仕組みと併せて遺族年金の受給停止条件についても、よく理解しておきましょう。

シニアが幸せな熟年結婚生活を送るためのポイント

最後に、シニアが幸せな熟年結婚をするためのポイントを紹介していきます。まず、相手を選ぶうえで重視すべきポイントとしては、以下が挙げられるでしょう。

熟年結婚、相手を選ぶときのポイント

  1. 相手が再婚の場合、離婚事由が浮気やDV、モラハラ、借金癖などでないか
  2. 互いの家族や友人を交えた交流の場を設け、相手の周囲への態度や周囲からの評価を見る
  3. 何度か旅行に行ったり、互いの家に泊まるなどして生活リズムや食事の好みを知り、互いに許容できる範囲かどうかを確認する
  4. 生活費の使い方、老後のための貯金の仕方まで、金銭感覚のズレを確認し修正する
  5. 長く、健康に一緒に生きていける相手を選ぶため、本人はもちろん相手の両親、可能なら親族の健康状態までチェックしておく
  6. 結婚後に子どもを持ちたいかどうか、既にある子どもたちへの考え方をすり合わせておく

しっくりくる相手と熟年結婚をすることができても、円満な結婚生活の維持には互いの努力と歩み寄りが欠かせません。以下のポイントを参考に互いを尊重し、想い合って、幸せな熟年結婚生活を送ってください。

熟年結婚後、幸せに暮らしていくためのポイント

  1. 互いの立場は対等であり、性別に関わらず毎日の生活を一緒に作っていく意識を持つ
  2. 異性、また結婚生活を過度に美化することなく、多少の価値観のズレや一緒に暮らすことの煩わしさも楽しむようにする
  3. 共通の趣味を持ち、個々人の時間を持ちながらも一緒に行動したり、同じことをする時間を持って思い出や幸せな時間を共有する

おわりに:互いのこと、互いの家族へ配慮して進めるのが熟年結婚成功の秘訣

前の配偶者との離婚や死別を乗り越え、年齢を重ねてから新たなパートナーを得たいと考える人は多いです。年齢を重ね、自身の家族も持つシニア世代が熟年結婚を成功させるには、第一に互いを想い合える相手を選ぶことが大切。またシニア世代の結婚では、前の配偶者との間に生まれた子どもたちなど、周囲の人々への配慮も大切になってきます。みんなで話し合いながら、少しずつ家族としての信頼関係を築いていくのが、熟年結婚成功の秘訣ですよ。

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