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【後編】40代50代のミドル世代の仕事の探し方は?主婦の社会復帰の方法と資格取得のおすすめ

転職の面接を受ける女性 キャリアアップ・求職
この記事は約9分で読めます。

ミドル世代の転職では、企業へのアピール方法や気持ちの切り替えが重要です。前編では、転職成功のための基本的なポイントを紹介しました。

後編では、ミドル世代の女性が転職を成功させるためのポイントやおすすめ求人サイトを解説していきます。

この記事でわかること
  • 主婦やママの再就職で克服したいポイント
  • 子育て中のママがスムーズに転職活動を進めるための相談先
  • 求人サイトの活用とおすすめの資格

40代・50代主婦も就職に苦戦しがち?社会復帰をスムーズにする方法

40代・50代で主婦として家庭を支えていた層が、子どもも手がかからなくなったし、久しぶりに外で仕事がしてみたいし、などさまざまな理由で働こうと思っても、なかなか仕事が決まらないというケースは多く見られます。

正社員としてフルタイムで働く場合に限らず、パートタイムであっても決まらないという例は多いのです。これはなぜなのでしょうか。

仕事を離れてからブランクが長い
仕事のやり方や使うシステムなどが大きく変化していて、覚えることに時間がかかってしまうという問題です。この場合は未経験歓迎の仕事を探したり、仕事を覚える意欲や誠実に取り組む姿勢を伝えたりすると採用されやすいでしょう。
ビジネスマナーが身についていない
「不適切な格好で面接に来る」「自分の要望ばかりを述べる」「履歴書の書き方がフランクすぎる」など、社会人としての振る舞いができていないと、企業側としては採用に不安を覚えてしまいます。
経験や資格が少ないため自信がない
主婦だと社会人としての経験も資格もない、ということで自信を失くしてしまう人は多いのです。しかし家族の健康や生活をマネジメントする主婦は立派なコミュニティの運営者です。「家庭において、家族のためにどんなことを考え、工夫し、頑張ってきたのか」をアピールしてみましょう。

加えて、面接の際はアピールの仕方に少し気をつけましょう。例えば「残業はできますか?」と聞かれたとき、「残業はできません」と言ってしまうと、自分の都合だけを押し通す形になってしまいます。

ところが、「前もって言っていただければ調整致します」「◯曜日は難しいのですが、それ以外でしたら30分程度はできます」といったように、できる範囲を提案すると好印象に受け取られやすいです。

ハローワークのマザーズコーナーは子育てママの就職サポートをしてくれる!

現役で子育てをしているママは、専門の就職支援施設や相談窓口を利用してみましょう。

ハローワークには「マザーズハローワーク東京」「マザーズコーナー」といった、子育て中のママが仕事と育児を両立するための就職支援を行う専門施設・窓口があります。

具体的には、以下のような場所に設置されていますので、近くにある方はぜひ利用してみてください。

マザーズハローワーク東京
  • マザーズハローワーク東京(渋谷)
  • マザーズハローワーク日暮里(日暮里)
  • マザーズハローワーク立川(立川)
マザーズコーナー
  • ハローワーク品川
  • ハローワーク大森
  • ハローワーク池袋
  • 船堀ワークプラザ(ハローワーク木場出先機関)
  • 八王子しごと情報館(ハローワーク八王子出先機関)
  • ハローワーク町田
  • 調布国領しごと情報館(ハローワーク府中出先機関)

利用目的の例は下記の通りです。

  • 子どもが保育園に行っている間に新しい仕事を見つけたい
  • 子どもが大きくなってきたので、パートから正社員に働き方を変えたい
  • 出産・子育てが一段落したので働きたいが、ブランクがあり就職活動のやり方がわからない

専門スタッフの予約担当制で自分の希望をしっかり聞いてもらうこともできますし、求人コーナーで仕事と育児を両立しやすい求人を見ることもできます。

また、絵本やおもちゃのあるキッズコーナーが併設されていますので、ゆっくり相談できます。
子どもと一緒に訪れることもできますので、どこかに預けてからといった心配もありません

ただし、2020年以降は感染症予防のため一部制限があるキッズコーナーもありますので、来訪の際はまず各マザーズハローワーク・マザーズコーナーへ問い合わせてみましょう。

ミドル世代が未経験でも転職しやすい業種や職種は?

前述のように、40代からでも未経験の職種を選ぶことで就職しやすくなる可能性があります。

40代で未経験となると、本人の意識としてもかなり勇気のいる選択です。また、40代からは即戦力が期待されやすいこともあり、未経験はハードルが高いと考える人も多いでしょう。

しかし、転職先を限定せず、あえて未経験分野へも視野を広げてみることで、応募できる求人の範囲も広がり、新たな可能性を見出すこともできます。前職やキャリアに固執しすぎず、柔軟に転職条件を広げてみるのも、40代からの転職や再就職に有効な手段と言えるでしょう。

特に、次の業界や業種は未経験者がチャレンジしやすいと考えられています。

  • 営業
  • セレモニー関連
  • 人材コーディネーター
  • 運転手
  • 介護関係
  • 飲食関連
  • 工場などの製造業務
  • 上記の業界や業種は、40代からの未経験の転職が比較的容易です。未経験でも特に資格を必要としないだけでなく、今まで培ってきた対人能力や基本スキルが活かせる職種だからです。

    例えば、営業なら社会人経験で自然と身についたコミュニケーション能力やコンサルティング能力が業態を選ばず活かせるでしょう。セレモニー関連の職業では、専門的な視点よりもむしろ総合的な管理・マネジメント能力が求められます。前職でマネージャーや管理職を務めていた人なら、経験が発揮できます。

    人材コーディネーターも、営業と同様の能力に加えて分析能力が求められる資格であり、転職サイトや地域の人材支援センターなどでも活躍の場が見つけられます。

    さらに、未経験で就職して企業の支援プログラムなどを活用し、就業してから資格を取得するという人も多いです。転職前に業界と企業研究をしっかり行い、活かせる経験や今後の展望を絞り込むことが重要です。

    ミドル世代をサポートする転職・就職支援サービス

    インターネットの普及した現代、仕事を探す方法は多岐にわたりますが、中でも時間も場所も選ばないのは求人サイトを利用する方法でしょう。

    自分の希望する業種や職種、勤務地、雇用条件などを入力して検索すれば、それに該当する仕事を閲覧できるサイトのことです。転職前に在職中でも、自宅や職場の休憩中に簡単に仕事を探すことができます。

    希望する仕事が見つかれば、経歴などを入力してエントリーしておくこともできます。その後は、企業側がエントリーを確認し、選考に通れば面接に進む流れとなります。

    求人の比率としてはどうしても若い世代を求めるものが多いのですが、社会人経験や基礎スキルのあるベテランを求める企業も数多くありますので、気落ちする必要はありません

    また、求人サイトは大きく2種類のタイプに分けられます。

    総合型
    幅広い求人を取り扱う
    特化型
    特定の業界や職種に絞って専門的な求人を取り扱う

    キャリア向けや管理職の転職に強いサイトなど、自分の志向に合わせた求人サイトを選んで利用するのが良いでしょう。

    仕事を探す方法には、他にも人材紹介や転職エージェント、ハローワークなどもあります。それぞれについても詳しく見ていきましょう。

    人材紹介・転職エージェントを活用する方法

    人材紹介と転職エージェントの意味は同じで、いずれも人材紹介会社が転職をサポートしてくれるというものです。転職ノウハウを持ったキャリアアドバイザーが、職歴・スキル・人柄などを判断し、その人にマッチする企業を選んで職務経歴書の書き方、面接時における企業側の質問など内定までのサポートを行ってくれます。

    人材紹介・転職エージェントのメリット
    • プロの視点で客観的なアドバイスがもらえる
    • 自分でも気づかなかった能力や、使える経歴を発見できる
    • 初めて転職するので、就活の進め方がわからない人におすすめ
    • 転職経験はあるが、毎回転職が難航してしまうという人におすすめ

    公式サイトからの登録や、電話での申込みができますが、多くはその後一度人材紹介会社のオフィスへ訪問し、キャリアアドバイザーと面談をします。

    これらのサービスは無料で利用でき、ハイキャリア・管理職向けや専門職向けのものまで、幅広くサービスがラインナップされています。会社によってサポート内容もさまざまですから、自分に合うものを探してみましょう。

    ハローワークの求人を活用する方法

    離職した後、失業手当の給付を受けるために訪れることが多いハローワークですが、求人紹介を受けることもできます。失業手当を受給している最中に一定の条件を満たして就職すると、再就職手当が別途で支給されますので、こうした制度もよく確認し、ぜひ利用していきましょう。

    ハローワークでは地元の中小企業の求人が中心といった傾向があり、年齢層が高めの募集も多くありますが、待遇や条件はやや低めの傾向があるようです。

    また、ハローワークに掲載されている求人は求人サイトに掲載されておらず、求人サイトに掲載されている求人はハローワークに掲載されていないという特徴がありますので、併用して探すのが良いでしょう。

    ハローワークのメリット
    • 地元の中小企業の求人に強い
    • 求人サイトに掲載されていない応募がある
    • ハローワークのアドバイザーに相談できる

    ハローワークにもアドバイザーが常駐していますので、相談しながら転職活動を進めることもできます。インターネットでの利用も充実してきていますので、ぜひ一度確認してみてはいかがでしょうか。

    紹介予定派遣を活用する方法

    人材派遣会社が提供する「紹介予定派遣」とは、ある企業で正社員として採用してもらうことを前提として、派遣社員として働くものです。

    紹介予定派遣のメリット
    • 働きながら正社員を目指せる
    • 仕事内容や職場とのミスマッチを減らせる

    一定期間を派遣社員として働きながら、仕事内容や職場環境が自分に合うかどうか吟味した上で正社員採用を目指せますので、現在の状況に合わせてうまく活用しましょう。

    ミドル世代の転職の自己アピールに!おすすめの資格とは?

    40代からの転職で取得していると有利な資格は「語学・介護関連・金融・建築系」です。

    語学の資格の活かし方

    これまで英語などの語学に触れてきた経験がある人の場合、TOEICのスコアで860点以上を持っているとキャリアアップを図ることも可能です。企業によってはスコア860以下でも大丈夫な場合がありますので、ご自身の英語力アピールのひとつの方法として考えてください。

    介護の資格の活かし方

    高齢化社会が進む日本では、ますます介護業界の需要が増えています。これまでに就業経験がある場合は特に、介護福祉士の資格を持っていると役立つでしょう。

    金融系の資格の活かし方

    金融関連では、ファンドマネージャーやコンサルタント業務に強みとなる証券アナリストなどの資格が有効です。

    建築系の資格の活かし方

    建設業界では、マンション管理業などで必要となる管理業務主任者、ビル設備管理技能士、不動産でも有利となる宅地建物取引士などを取得していると、年齢に関係なく転職の際に大きなメリットとなるでしょう。

    前編はこちら

    【前編】40代50代のミドル世代の仕事の探し方は?転職でキャリアを活かす方法
    40〜50代のミドル世代は、20〜30代の比較的若年層に比べると転職や再就職が難しいとされています。前職を退職した、キャリアアップを図りたい、出産や子育てから社会復帰したいなど転職・再就職を希望することがありますよね。今回はそもそもミドル世代の就職が難しいとされてしまう理由や転職・再就職のコツについてご紹介します。

    おわりに:ミドル世代の転職は経験から得た強みを上手にアピールしよう

    40〜50代の転職や再就職では、若手世代にはない経験やスキルが求められることが多いです。自分の経験やスキルをしっかりアピールできるかどうかが、転職成功の鍵となります。

    また、子育て中や再就職の主婦の場合は、ビジネスマナーやアピール方法をチェックしておくことが重要です。求人サイトやハローワークなどをうまく活用しましょう。

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