毎日仕事を頑張っていると「上司や先輩から褒められたい!」と思うこともありますよね。一方で「承認欲求が高い奴だと思われたくない」という人も。この記事では新人や若手の人に向けて、高評価を得るための仕事術や褒められる人の特徴などを解説します。
- この記事でわかること
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- 褒められることのメリット
- 上司や先輩から褒められる人の特徴
- 承認欲求が高いと思われないためのコツ
- 高評価につながる仕事の取り組み方
「仕事で褒められたい!」と思うのは悪いこと?
仕事をしていると、「頑張ってる自分を褒めてほしいなぁ」と思うこともありますよね。そんな自分のことを「承認欲求が高い」「見返りを求めている」と感じる人がいるかもしれません。ですが、仕事で褒められたいと思うのは決して悪いことではありません。
仕事はチームワークで行うことがほとんどです。一緒に仕事をしている人に対して、感謝の気持ちや尊敬の念が生まれることもあるでしょう。そうした気持ちを言葉にして伝えると、相手はきっと嬉しいはずですし、モチベーションアップにもつながります。同様に、誰かに褒められるとあなたにもポジティブな変化が生まれます。
誰かに褒められたいという気持ちに蓋をすると「何のために仕事をしているんだろう」「頑張っているのに報われないな」と、ストレスや焦燥感を抱くことも。褒められたい気持ちを抑えるのではなく、良い方向へ昇華する方法を考えるのが大切です。
仕事で褒めてもらうことのメリット
上司や先輩、同僚、お客様からの褒め言葉によって、ご自身にポジティブな効果があらわれることがあります。
- 仕事を褒めてもらうメリット
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- やりがいを感じられる
- モチベーションが上がる
- もっと成長したいと思う
- 仕事の方向性が定まりやすくなる
- 仕事のやり方が合っているかの確認になる
- 不安感やストレスが和らぐ
- 自分も誰かを褒めたくなる
- 職場の人間関係が良好になる
- 仕事や職場が好きになる
褒め言葉をもらえると、やりがいを感じたりモチベーションアップにつながったりします。褒められたことで「スキルアップにチャレンジしよう」と意欲が湧くことも。褒められると自分に肯定的になることができるのもメリットです。「仕事の進め方はこれでいいのかな」「自分は役に立っているのかな」という不安も解消されるでしょう。
仕事に疲労を感じているときに褒め言葉をかけてもらえると、ストレスが和らぐことがあります。褒められた経験は「自分も誰かを褒めよう」というポジティブな循環を生むことも。すると職場の人間関係も良好になっていくでしょう。
仕事のモチベーションアップや人間関係が良好になることで、仕事や職場のことが好きになる効果も期待できます。
仕事で褒められる人の特徴って?
上司や先輩、同僚から褒められることが多い人は、仕事の基本がしっかりできているなどの特徴があります。
期限を守る
仕事には期限が設けられることが多いですよね。書類や企画の提出期限、商品やサービスのリリース日など、期限を守ることは社会人の基本スキルともいえます。一方で、期限を守れずに周囲に迷惑をかける人がいるのも現実です。期限をしっかりと守る人は、担当者から感謝されたり信頼されたりすることが多く、評価アップにつながります。
仕事が正確
仕事が正確な人は「仕事の質が高い」「安心して任せられる」と褒められることが増えます。ミスが多い人や雑な人は、自分だけでなく周囲にも二度手間を取らせることがあるため注意が必要です。
仕事が早い
仕事が早い人も高評価をもらうことがあります。特にスピード感を求められる職場では重宝されるでしょう。ただし後述しますが、仕事が早いことが必ずしも強みになるとは限らないことを理解しておくと安心です。
気配り上手
職場の人やお客様が気持ちよく過ごせるよう、いつも気配りを欠かさない人も褒められることが多いでしょう。職場の整理整頓を進んで行ったり、お客様に一言気遣いの言葉を添えるなど、ちょっとした気配りが人を幸せにします。
みんながやりたがらないことを率先して引き受ける
みんながやりたがらない仕事でも、前向きに率先してやってくれる人は褒められることが多いでしょう。たとえば司会進行やプレゼンの発表など人前に出る仕事は、人によってはプレッシャーに感じられる仕事です。他人が躊躇する仕事でも「僕がやりますよ!」「私でよかったら!」と引き受けてくれる人は、褒められることも多ければ信頼されることも多いでしょう。
上司や先輩から褒められるためのポイント
上司や先輩から褒められるためには、仕事でどんなことに気をつければよいのでしょう。新人や若手の社会人が意識したいポイントを紹介していきます。
仕事は焦らず丁寧に!
「褒められたい」「良いところを見せたい」と力が入ると、人はミスをしやすくなります。まだ経験が浅いうちは「仕事の早さでならアピールできる」と思いがちですが、この考え方も要注意。
早いけど雑、早いけどミスが多い人に対しては、上司や先輩は「教えたのに伝わっていないな」「能力に対して仕事量が多すぎるのかな」と心配を抱くことも。仕事は焦らず丁寧に行うことで、後から好評価がついてきます。
積極的に質問する
仕事でわからないことがあったときは、質問をして深掘りするのがおすすめです。質問された側は「聞くだけじゃなく、自分の頭で考え始めているな」と感じるでしょう。そのためにも漠然とした質問というよりは、具体的にイメージした上で質問や確認をするのが理想的。見栄を張って質問せず、後々になって途方に暮れる…という状況は避けましょう。
苦手なこともまずはチャレンジしてみる
近年は電話応対が苦手な若者が増えています。LINEやインスタなどSNSが普及し、電話をする必要がなくなった世代からすると、誰からかかってくるかわからず、電話独自のビジネスマナーにも注意しなければならない仕事はストレスフルでしょう。
ただし、電話対応は基本的な対応法やマナーさえ覚えれば誰でもできる仕事です。たしかに上司や先輩でもできる仕事ではありますが、若手よりも担当業務が多い人からすると、電話応対にかけられる時間は少ないのです。苦手意識を持ちながらもしっかりと電話応対にチャレンジする若手の姿は、周囲からすると応援したくなるものですよ。
「褒められポイント」と「会社の利益」を重ね合わせる
承認欲求が高い人が敬遠されるのは、自分よがりになっているケースです。褒めてもらいたい気持ちばかりが先行して、同僚を過剰にライバル視したり、手段を選ばずに目的達成に固執したりしていると、周囲からの印象ダウンの原因に。
理想的なのは、自分が頑張ったことで会社に利益が生まれ、評価(褒められ)につながるという良い循環です。利益というと営業職や企画職が有利に思われるかもしれませんが、バックオフィスの人の業務も間接的に会社の利益につながっています。ご自身の仕事に誠実に取り組み、現状をより良くしていくために試行錯誤することが大切です。
人を褒めることを習慣化する
「褒められたい」と思うならば、まずは自分から人の良いところや尊敬しているところを口に出して伝えていくのもおすすめです。褒められた相手は、「自分も何か褒めようかな」と普段はなかなか口に出せていない気持ちを表現したくなることもあるでしょう。
おわりに:褒められたい気持ちをエネルギー源にしよう♪
上司や先輩から褒められたいと思うのは悪いことではありません。ただし注意したいのは、ひとりよがりになったり、本来の仕事の目的から離れすぎてしまうこと。褒められたいときほど誠実に丁寧に仕事をすることを意識していきましょう。
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