「食べることが何よりの楽しみ♪」という人が気になるのが、肥満など健康問題ですよね。この記事ではストレスがたまると食欲が増す理由、太りにくい食事のコツ、食事以外でストレスを上手に発散する方法などを紹介します。食べたいけど太りたくない人は参考にしてくださいね。
- この記事でわかること
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- 食べることが好きな人が理解したいリスク
- ストレスに関係するホルモンの働き
- 健康な体を維持するための食べ方のポイント
- 食事以外でストレスを発散する方法
食べるとストレス発散できた気持ちになるのはなぜ?
食べることによってストレス発散を感じるのは、どのようなメカニズムがあるのでしょう。人の脳内では、精神的ストレスを感じたときにコルチゾール、ノルアドレナリン、ドーパミンといったホルモンの分泌が増えます。この3つのホルモンは、食欲を増加させる働きを持つため、食欲のコントロールが難しくなることがあります。
食事によって幸せホルモンのセロトニンが増加することがあります。そのため食事をした後に幸福感や満足感を感じることがあり、「食事=ストレスを忘れられる」という感覚をいだくようになることがあるのです。
「食べることだけが楽しみ」だと太りやすい?!
食べることが好きな人はたくさんいますが、「食べることだけが楽しみ」という人も。ただし食が何よりの楽しみという人は、次のような心と体の健康問題を抱えるリスクに気をつけましょう。
- 食べてストレス発散する人の健康問題
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- 食事量が増え、太りやすくなる
- 食事の内容が偏り、栄養不足に陥る
- ストレス発散が目的になり、食事を心から楽しめない
- 過食症などの心の病気を発症する
- 食費がかさみ、貯金を崩したり借金したりする
健康的な範囲内での食事ならば問題はありませんが、つい食べ過ぎたり飲み過ぎたりすることも。するとカロリー過多で肥満を招くおそれもあります。ストレスがたまると脂っこいものが食べたくなるなどの場合、肉などばかり好むようになり、食物繊維やミネラルが不足することがあるでしょう。
イライラしているときに食事でリフレッシュするのは悪いことではありませんが、感情に任せて暴飲暴食しても、せっかくの料理でも味を楽しめないのではないでしょうか。食欲のコントロールができないまま食事の量が増え、過食症を発症するリスクもあります。食費もかかりますので、経済的に苦しくなるケースも考えられます。
楽しく食べながら健康を維持するポイント
食事を楽しみながら肥満予防も叶えたい人は、食べ方などに気をつけることが大切です。まずは次のことを実践していきましょう。
ドカ食い・早食いせず、腹八分目を守る!
「食べることが趣味だから、好きなだけ食べまくる!」という人もいますよね。ところが、ドカ食いすると血糖値の急上昇を招きやすく、インスリンが過剰に分泌されてしまいます。インスリンの過剰な分泌は、脂肪をため込む原因となるので要注意。
早食いも血糖値の急上昇を招きやすく、脳が満腹を感じる前にどんどん食べ物を体内に取り込んでしまいかねません。
食事の基本は3食・栄養バランス良く♪
「ご褒美のスイーツのために、朝食を抜いている」という人は、太りやすい体質になっているおそれがあります。空腹時間が長くなると、体は飢餓状態になります。すると、次の食事のときに血糖値が急上昇しやすくなってしまうのです。
ベジファースト&カーボラストの順番
食事の順番は血糖値の上昇に影響します。おすすめは「ベジファースト&カーボラスト」です。食事はまず、食物繊維を多く含む野菜や海藻類、きのこ類などから食べましょう。汁物や副菜はこれらの食材を取り入れやすいのでおすすめです。食物繊維がたっぷりの食材を食べると、血糖値の上昇がゆるやかになります。
次は、たんぱく質を多く含む肉や魚の主菜がおすすめです。血糖値が上がりやすい炭水化物や糖質は、「カーボラスト」で最後に食べてください。スイーツや丼ものなど、糖質が大好きな人もいますよね。その場合、スイーツならば野菜たっぷりのご飯を食べたあとのデザートにしましょう。丼ものを食べるときは野菜の副菜や汁物を付けてベジファーストを心がけてくださいね。
不足しやすい栄養素を補給する
ストレス発散のために食事を楽しんでいると、好きな物ばかり口にしたり、いつも似たようなラインナップになることも。すると特定の栄養素が不足しやすくなります。意識して摂取したい栄養素は、食物繊維、鉄分、カルシウム、ビタミン、ミネラルです。
「好きなものを食べた分、食事制限しているから大丈夫!」という人も要注意。食事制限しているということは、体に取り入れる栄養素も少なくなっている可能性があります。食べているのに栄養不足、という状況を避けるためにサプリメントを活用するという方法もありますよ。
運動習慣を取り入れる
食べ方に気をつけていても、食が趣味の人は食べる量や摂取カロリーが多くなりがちですよね。「摂取カロリー>消費カロリー」になると、体に余分な脂肪分が貯まりやすくなります。「摂取カロリー<消費カロリー」にするためにも、有酸素運動や筋トレなど運動習慣を取り入れましょう。
ストレス発散のつもりが悪循環になることも…
プロの手による美食、各国の食文化、自分で料理する楽しみなど、食べることが好きな理由はさまざまですよね。食べることが趣味という人は、食を通していろいろな価値や刺激を発見することができます。
注意したいのは、食に囚われたり、食に関する疾患を発症することです。たとえば食べ過ぎが行き過ぎると、過食症や食物依存症といったメンタルの疾患を発症するリスクもあります。食べることだけがストレス発散の場合、食に依存するリスクが高くなります。こうした状況を予防するためにも、ストレス発散法はいくつか確保しておくのが安心です。
食事以外のストレス発散法を確保しておこう♪
食でストレス発散という趣味を楽しみつつ、健康的な心と体を維持するためには、ほかのアプローチでストレス発散する方法を確保するのがおすすめです。
仕事終わりに気軽にできるストレス発散法
食べることだけが趣味という人は、やはり食事でストレス発散できるお手軽さが魅力ということもあるでしょう。忙しい人におすすめなのが、仕事終わりにサクッとできるストレス発散法です。こちらの記事では仕事終わりにストレスを解消したい人におすすめの、習い事やアクティビティを紹介しています。
運動を取り入れたい人はスポーツ系習い事!
「摂取カロリー<消費カロリー」を目指す人は、スポーツ系習い事を始めるのはいかがでしょう。運動初心者でもチャレンジしやすいスポーツを中心に、人気の習い事を紹介します。スポーツ系習い事の相場についても解説していますので、参考にチェックしてくださいね。
おうちでできるストレス発散!涙活でリフレッシュ
涙を流すことにリフレッシュ効果が期待できることをご存知ですか? こちらの記事では涙活の効果、涙活におすすめの映画を紹介しています。涙活はおうちでもできますので、マイペースにストレス発散したい人におすすめですよ。
おわりに:健康的な食べ方を意識しながら食べることを楽しもう♪
食べることが趣味の人は、食べ方や運動習慣を意識することが大切。さらに食以外のストレス発散法を見つけることで、食欲をコントロールしやすくなるでしょう。
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