お酒は楽しく飲みたいものですが、ときには悪酔いしてしまうこともあります。この記事では、悪酔いの症状や悪酔いを引き起こす原因、楽しくお酒を飲むために注意したいことなどを紹介します。
- この記事でわかること
-
- 頭痛やイライラなど悪酔いの症状
- お酒に強いはずなのに悪酔いする原因
- 悪酔いを予防するためにしておきたいこと
- 悪酔いしてしまったときの対処法
自分の健康にも周囲にも悪影響?悪酔いのデメリット
悪酔いとは、楽しむはずのお酒にのまれてしまい、心身に症状が出ることです。二日酔いはお酒を飲んだ翌日以降の症状を指しますが、悪酔いは飲んでいる最中に症状が現れます。
悪酔いしているときの症状や特徴
悪酔いしているときは、下記の症状や特徴が見られることご多いです。
- 頭痛
- 吐き気、嘔吐
- 寒気
- 顔面紅潮
- イライラしやすい
- いつもより過剰に声が大きくなっている
- 気分が落ち込む など
悪酔いする原因は?お酒の種類や酒量のせい?
悪酔いの原因は、血中のアセトアルデヒドの濃度が一定量を超えたことだと考えられています。また、お酒に強い人でも悪酔いすることがあります。これは何らかの理由でアルコールを分解する酵素がうまく働かないためだと考えられます。たとえば、体調不良やストレスが溜まっているとき、前日が睡眠不足だった場合も悪酔いしやすくなります。
- お酒を飲むペースが速い
- お酒の量が多い
- 空腹の状態でお酒を飲んでいる
- 疲労やストレスが蓄積している
- 睡眠不足
悪酔い対策に!お酒を飲む前に注意しておくこと
悪酔いせずにお酒を楽しむためには、次のことに気をつけてみましょう。
- お酒を飲むペースはゆっくりにする
- お酒を飲む前に食べ物を食べておき、アルコールの吸収をゆるやかにする
- お酒を飲んでいるときは水を飲みながらにする
- 一気飲みはしない、させない
- 生活リズムを整えておく
お酒の適量はどのくらい?
悪酔いしないようにするには、「お酒の適量」を守ることが重要です。厚生労働省が提示しているお酒の適量を参考に見ていきましょう。
- 厚生労働省によるお酒の適量の目安
- 通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度
お酒の種類ごとの、アルコール20gに相当する量の目安は下記の通りです。
- ビール 中ビン1本
- 日本酒 1合
- チュウハイ(7%)350mL缶1本
悪酔いしたときの対処法
対策をとったとしても、自覚できていないストレスや疲労が原因で悪酔いすることもあります。また、つい飲み過ぎてしまうこともあるでしょう。お酒を飲んで悪酔いしてしまった場合、体調不良などをなるべく早く改善するために下記のことを試してみてください。
- 水分補給をする
- 市販薬・サプリメントを摂取する
- しっかり休息をとる
- 寝る前の入浴は避ける(脱水や血圧の急激な変化を引き起こすおそれがあるため)
もしも頭痛や悪寒などが続く場合、すみやかに医療機関を受診してください。アルコールを原因として体に負担がかかっているおそれがあります。重大な状態や疾患を招く前に、医師に相談をして指示に従いましょう。
おわりに:体調管理やお酒の適量を意識して、悪酔いを予防しよう
悪酔いはお酒の飲み過ぎで起こることがあるほか、ストレスや疲労の蓄積も原因として考えられます。楽しいお酒の時間を味わうためにも、日々の体調管理やお酒の適量を意識してくださいね。
コメント