社会人にとってニュースチェックの習慣は重要です。転職のための業界の動向を知れたり、取引先との会話のきっかけになるなど、ニュースを通して得られるメリットは多いものです。
今回は社会人にとってのニュースチェックの重要性や、効率的なチェック方法、おすすめのニュースアプリの情報まで、新社会人必見の情報をまとめて紹介します。
- この記事でわかること
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- ビジネスニュース以外もチェックしておくと役立つ理由
- テレビ・ラジオ、新聞、ネットのニュースの特徴
- ニュースが苦手な人でも使いやすいニュースアプリ
- TOEICやTOEFL対策など英語力を上げるニュースの読み方
ニュースチェックは社会人の常識?ビジネス上のメリットとは?
社会人になったばかりの頃、上司や先輩から「ニュースに目を通すように」とアドバイスを受けた経験のある人は多いでしょう。時事ネタを知っていることが、社会人スキルのひとつでもあります。
先輩たちが皆、口をそろえて仕事をするうえでのニュースチェックの重要性を説く理由としては、以下が挙げられます。
- 話題のニュースは、初対面の人とも盛り上がれる共通の話題となる
- コアなニュースを知っておくことで、目上の人に一目置かれるきっかけになる
- 最新の気象情報や交通情報を知っていれば、自身が被害に遭うリスクを減らせる
- いま伸びている業界や企業について知っておけば、就職や転職に役立つ
- 最新情報をインプットし続けることで、アウトプットできるアイデアの精度が上がる
ビジネスをする上で役立つのは、経済や社会の動きに関するニュースだけではありません。芸能人の恋愛・結婚や流行のサービス、食べ物などに関するゴシップネタやカジュアルなニュースでも、ビジネス上の関係者と交流するための武器となり得ます。
だからこそ、社会人には最新のニュースを常に幅広く知っておくことが求められるのです。
忙しい人やどの情報を選ぶべきか迷う人向け!効率的なニュースの読み方
スマホが普及した2021年現在、最新のニュースはテレビやラジオ、新聞だけでなく、スマホアプリやネット上の動画サイトでも手軽にチェックできるものとなりました。
それぞれの媒体から得るニュースの特徴を以下にまとめましたので、確認してください。
- テレビ・ラジオ
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- 速報性に優れており、時事関連情報に強い
- 地上波の番組であれば、基本的に無料で視聴と情報収集ができる
- 一部の番組を除き専門情報には弱いが、地方のローカル情報も入手しやすい
- ほぼ1日中、情報を発信し続けているが、後から再確認するのは難しい
- 速報性が高い分、不確かな情報も誤報として伝えている可能性がある
- 新聞
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- 号外などもあって速報性に優れ、時事関連情報にも強い
- ニュースを読むには、基本的にはお金を払い新聞を購入する必要がある
- ただし、図書館等で閲覧すれば無料で読むこと、再確認することも可能
- 一部の新聞を除き専門情報に弱いが、地方や業界に特化したローカル情報には強い
- 速報性が高い分、不確かな情報も誤報として伝えている可能性がある
- インターネット
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- 速報性に優れており、常に情報が更新されるため最新ニュースを閲覧しやすい
- 速報性が高い分、不確かな情報も誤報として伝えている可能性がある
- コンピュータを使用するため大量の情報を収集でき、他者と双方向的に情報の交換をすることもできる
- 調べ方によっては非常に専門的、または特殊な情報の収集や閲覧も可能
- 個人サイトが発信する情報など、きちんと裏取りされていない信ぴょう性の低いニュースも多いため、見る側にも相応の選択眼、知識が求められる
- 関連キーワードやタイトルを覚えていれば、情報の再検索や再チェックがしやすい
- ただし情報の更新頻度が高い分、チェックしたい情報が消えてしまう可能性も高い
忙しい人が最も手軽にニュースチェックをする方法は、常に手元にあるスマホを使ったインターネットを利用することでしょう。たしかにそのとき必要な情報、または最新のニュースだけを入手するなら、インターネットでニュースを検索・閲覧するのが便利ですよね。
しかしインターネット上のニュースには、信ぴょう性の低いものも混ざっています。どんな小さな情報、カジュアルなニュースであっても、インターネット経由のニュースは常に信ぴょう性を疑い、鵜呑みにしない姿勢で閲覧する必要があると覚えておきましょう。
なお、インターネット検索よりもさらに手軽にスマホでニュースを入手する方法としては、ニュースアプリの利用が挙げられます。インターネット検索とニュースアプリ、似たイメージのある両者の違いは以下の通りです。
ニュースサイトとニュースアプリの違い
- アプリでは、電波状況に関わらず最新ニュースを取得できる
- サイトの更新速度や頻度は、そのときの電波状況に大きく左右される
- アプリならアイコンをタップするだけで、その時点での最新ニュースが一覧で表示される
- サイトに比べ、「プッシュ通知機能」や「ニュース配信機能」などを備えるアプリの方が、ユーザーに対して積極的に情報提供をしてくれる
より少ない通信料で最新のニュースを入手できること、またユーザーの興味や関心に合わせニュース情報を提供してくれる点が、ニュースアプリの特徴と言えるでしょう。
役立つ情報をチェックできるおすすめニュースアプリ
いつも忙しく、テレビや新聞、ニュースサイトでニュースをチェックする時間が取れない社会人には、ニュースアプリの利用がおすすめです。
以下の条件を参考に、自身に合ったニュースアプリを選びインストールしましょう。
- 自分に合ったニュースアプリを選ぶための基準
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- 自身が興味を持つ分野の情報、ニュースが表示されるかどうか
- 自身の興味のある分野以外にも、社会情勢などについて幅広く知ることができるか
- スクロールや画像の読み込み速度が適当か、一覧表が見やすくわかりやすいかなど、自身にとってストレスなく利用できるか
- ニュースの更新頻度が高く、いつでも最新のニュースを閲覧できるか
- 「プッシュ通知機能」や「クーポン」「コラム」など、自身にとってあるとうれしい+αの機能がついているか
なおニュースアプリは、幅広く情報を集められるもののみ利用しても、専門的な情報を得られるものを複数インストールし利用してもOKです。あなたにとって最も効率よく、必要な情報を集められる方法で賢く利用してください。
ここからは、忙しい社会人におすすめのニュースアプリを3つ、それぞれの特徴と一緒に紹介していきます。あなたに合うニュースアプリ選びに、ぜひお役立てください。
1:NewsPickes(ニューズピックス)
90以上のメディアから集めた、国内外のニュースを閲覧できるアプリ。トピックはビジネス、テクノロジー、政治・経済、金融・マーケット、教育・スポーツなど多岐にわたります。
また経済を始め、各分野の専門家が編集に加わったオリジナル記事も多数掲載。話題のニュースも図やイラストを使い、その分野に詳しくない人でもわかりやすく解説してくれるので、ニュースに苦手意識がある人の情報収集にも使いやすいでしょう。
なお、基本的に利用は無料ですが有料購読オプションもあります。編集部オリジナルコンテンツ、有料経済メディアの記事を読むには有料購読オプションへの加入が必要です。
2:SmartNews(スマートニュース)
政治や経済、エンタメ、スポーツ、グルメ、コラムまで幅広いトピックから好みのチャンネルを選び、自由にカスタムして情報収集ができるニュースアプリです。会員登録は不要で、完全無料で利用できます。なおニュースだけでなく、地域のローカル情報やコラム、クーポンなどお出かけに役立つ情報がたくさん入手できるのが特徴。
まずはさまざまなジャンルの最新ニュースを幅広く、毎日知る習慣をつけたいという人におすすめです。
3:日本経済新聞 紙面ビューアーアプリ
直近30日分の日本経済新聞の朝刊・夕刊、地域経済、日経産業新聞、日系MJの紙面を、そのままスマホ画面で読むことのできるニュースアプリです。
わざわざ新聞を買って持ち歩かなくても、スマホだけで新聞記事を一通り閲覧できるところが最大の強みといえます。お気に入り記事の保存機能、登録したキーワードに関する記事をハイライト表示する機能もあります。記事をダウンロードしておけば、電波のない環境でも記事の閲覧が可能です。
利用には有料の会員登録が必要ですが、新聞から最新ニュースを得たい人には便利です。
なお、新聞の紙面ではなくWebやアプリ用に編集された新聞記事を読みたい場合は、紙面ビューアーではなく「日本経済新聞電子版」アプリの利用がおすすめですよ。
英語ニュースアプリで語学スキルアップもできる
現在の仕事や将来のキャリアのため、英語力を身に付けたいと考えている社会人には、英語ニュースアプリの利用がおすすめです。
英語ニュースアプリとは、最新のニュースを英語でチェックできるアプリのこと。
以下に、英語学習とニュースチェックが同時にできるおすすめの英語ニュースアプリを3つ紹介しますので、参考にしてくださいね。
1:POLYGLOTS(ポリグロッツ)
ビジネスやマーケティングはもちろん、ファッションなども含む18分野の海外英語ニュースを入手できます。ニュースを知ることを通して英語のリーディングとリスニング、スピーキング、ライティング、文法、単語学習、AIによる発音チェックまでできるAll In One型を特徴とします。
最新情報の収集、TOEICやTOEFL対策を一度に、毎日習慣として行えます。なお基本機能の利用は無料ですが、英語学習のための一部機能の利用には有料プランである「プレミアム購読メンバー」への登録が必要となります。
- プレミアム購読メンバーの料金体系
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- Basicプラン…月額480円~
- Goldプラン…月額840円~
- 先生への質問プラン…月額1,800円~
- Platinumプラン…月額2,900円~
- MyRecipeプラン…3か月あたり3,000円~
- Diamondプラン…月額6,500円~
※その他、問題集や単語集などのオプションをユニット単位で数百円から購入可能
2:ざっくり英語ニュース!StudyNow
以下の機能を無料で使える、英語ニュースアプリ。英語と日本語の両方でニュースチェックが可能です。
- 無料で利用できる機能
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- コンパクトにまとめられた、多彩なジャンルの国内外ニュースの英語での閲覧
- ネイティブによって書かれた、自然な英文での朝の国内外ニュースの閲覧
- 英文で書かれたニュースにはすべて日本語訳、語彙解説、英文解説、ニュース解説がついているため、英語やニュース内容への疑問はその場で解消できる
- ネイティブによる英語読み上げ機能による、リスニング練習
- ログイン報酬、達成報酬を受け取り、ゲーム感覚でニュースチェックと英語学習を続けること
なお、以下のプレミアム機能は月額税込み360円、年額税込み3,600円を支払い、会員登録しないと利用できない。
- 有料会員限定のプレミアム機能
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- すべての音声が聞き放題、鍵付き記事読み放題
- 単語帳、Word検索機能、音声再生速度調整、未読記事カテゴリ、ナレーターコメント など
幅広いジャンルのニュースをざっくりと理解し、一緒に英語の学習もしたい人におすすめです。ただし、ニュースはすべてヘッドライン+3行までに英語でまとめたコンパクトな内容なので、最新ニュースを詳細に知りたい人には不向きかもしれません。
3:NHK WORLD-JAPAN
日本とアジアのニュースを、英語を含む17の言語で配信するニュースアプリ。
- 本アプリで配信されている17言語
- アラビア語、インドネシア語、ウルドゥー語、英語、スペイン語、スワヒリ語、タイ語、中国語、ハングル、ビルマ語、ヒンディー語、フランス語、ベトナム語、ペルシャ語、ベンガル語、ポルトガル語、ロシア語(2020年時点)
特に日本国内、アジアのニュース情報の収集と英語学習を一緒にしたい人におすすめです。ただし、日本語による配信や日本語訳文の掲載はないので、ある程度英語のリスニングやリーディング能力がある人向けでしょう。
おわりに:ビジネスの現場でうまく立ち回るため、社会人ならアプリで効率的にニュースチェックを!
最新のニュースは、初対面の人との話題作りや斬新なアイデアの誕生、あなたがビジネスで成功するきっかけとなり得ます。社会人にとって、最新のニュース情報を知っているかどうかは自身のビジネス、キャリアの成否を分ける重要な要素なのです。時間がなく、テレビや新聞でのニュースチェックが難しいようなら、スマホのニュースアプリを使った情報収集がおすすめ。本記事で紹介したアプリから、あなたに合うサービスを選び利用しましょう。
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