オンラインショッピングは便利で手軽な買い物ですが、ついつい買い過ぎてしまうと後悔することも。この記事では、通販の買い過ぎを回避し、計画的に買い物をする方法をご紹介します。節約を目指しつつ、無駄遣いを減らしたい方は参考にしてくださいね。
- この記事でわかること
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- 通販で買い過ぎが発生する仕組み
- ネット通販で陥りがちな落とし穴
- 通販を賢く活用して節約するコツ
通販でつい買い過ぎてしまう理由とは?
通販で商品を見ていると、「買う予定のなかったものまで買い過ぎちゃった!」ということはあるあるですよね。なぜ通販で買い過ぎてしまうのか、その理由を説明します。
1. 購入までが手が得る
通販では実際にお金を手に取ることなく、画面をクリック・タッチするだけで買い物が完了します。この手軽さが、出費の重みを感じにくくさせ、予算を超える買い物をしがちになる大きな理由のひとつといえるでしょう。
2. セールや限定キャンペーンの誘惑が多い
「今だけ〇〇%オフ」など、セールや特典が豊富なのも通販の特徴です。お得感に惹かれて必要ないものまでカートに入れてしまうことはよくあるはず。さらに「あと5時間でセール終了」「期間限定」「先着100名まで」という宣伝文句に引かれることも……。
3. リワード(ごほうび)の誘惑が多い
通販ではポイント制度や「購入金額に応じた特典」も多いですよね。「あと〇円で送料無料」といわれると、「それならもっと買っておこうかな」と購入品が増えやすくなります。送料を無料にするためだけに、本当は必要のない買い物をしてしまうこともあるでしょう。
4. アルゴリズムによるおすすめ商品の提示
通販サイトでは、過去の購入履歴や閲覧履歴をデータ活用しており、消費者に対してデータを元に解析された「おすすめ商品」を表示します。消費者の属性や好みを熟知した上でのおすすめですので、「コレ、あったら便利だな」「こういうのが欲しかった!」という満足感につながることも多く、計画外の買い物につながりやすいのが特徴です。
5.SNSの広告に誘われる
SNSを見ている人も多いはず。友人や気になるアカウントだけをフォローしているつもりでも、たくさんの広告を目にしますよね。SNSの広告も、アルゴリズムやあなたの属性を元に分析されています。まったく興味や関連のない広告が表示されるため、「ちょっと気になるかも」と購買意欲が刺激されます。
6.支払いがクレジットカードで感覚が麻痺する
通販サイトの支払い方法は、クレジットカードの人が多いはず。現金払いや銀行引き落としと違い、クレジットカード払いではお金を実際に払っている感覚が薄くなり、ついお金を使い過ぎることもあるあるです。請求月になって「え?! こんなに使っていないのに」と明細を確認すると、「通販の購入履歴通りだ……こんなはずじゃなかったのに」とガックリ肩を落とす人もいるでしょう。
通販で買い過ぎをするデメリット
通販での買い過ぎは、買い物時点ではなかなか自覚できないケースも多いです。通販での買い過ぎが習慣になると、次のようなデメリットを招きます。
1. 家計の負担
必要のないものにお金を費やすと、節約はおろか支出が増える一方です。家計のバランスを崩し、貯金を切り崩す羽目になったり、将来のための資金形成に影響を及ぼします。
2. 収納スペースの圧迫
通販で買ったものを家に置くスペースが足りず、部屋が散らかる原因になる人もいます。どんどん段ボールが増えてきて、開封が間に合わない人や何を買ったのかわからなくなる人も。
3. 環境への影響
頻繁な通販の利用は、エコの面から問題があることをご存知でしょうか? 通販では段ボールや緩衝材などの包装材が多く使われがちです。また輸送に伴う燃料なども消費されるため、環境負荷を増加させます。
4. 買い物依存症のリスク
通販にやみつきになっている人は、買い物依存症に陥っている可能性も考えられます。「必要なものを買う」から「買うこと自体が目的」になると依存症に発展しかねません。ストレスが溜まったときに通販がしたくなる、通販をしているときはとてもテンションが上がり自分をコントロールできない、という状態に心当たりがある人は要注意です。
買い過ぎ防止!計画的に通販で買い物をするコツ
通販は便利なショッピングツールです。上手に活用すれば節約の心強い味方ですが、デメリットにも注意しなくてはいけません。通販の買い過ぎを防ぐために、どのような対策を取ればよいのでしょうか?
1. 予算を設定する
月ごとの「通販予算」を決めておきましょう。収入と支出を見直し、余裕のある範囲で金額を設定することが重要です。複数の通販サイトを使っている人は、家計簿をつけて通販の支出をまとめて可視化するのが安心です。
2. 必要なものリストを作る
通販でものを購入する前に「本当に必要なもの」をリスト化しましょう。リスト外の商品はカートに入れないよう徹底することで、無駄な支出を抑えられます。リストは毎回捨てずに保管しておくのもおすすめ。何がどのくらいのサイクルで必要なのか見えてくると、計画的な買い物をしやすくなりますよ。
3. 買う前に考える時間を確保する
欲しいと思った商品はすぐに買わず、少なくとも一晩考える習慣をつけましょう。時間を置くことで冷静になり、「本当に必要なのか」「ほかに代替品はないのか」「これを買った後の支出と収入のバランスは崩れないか」など、買い物の必要性を再確認できます。
4. 通知やメールをオフにする
セールの情報やクーポンの通知はオフにしておきましょう。お知らせが届くと「買わなきゃ!」「お得な情報を逃すなんて損!」と、つい購入してしまいます。アプリやメール設定で通知をオフにするだけで、不要な衝動買いを減らせますよ。
5. 支払い方法を現金感覚に近づける
クレジットカードの利用は控え、プリペイドカードやデビットカードを活用するのも有効です。クレジットカードはいくら使ったのか、あといくら使えるのかが把握しにくくなるのがデメリットです。リアルタイムで残高を把握しながら買い物したい人は、プリペイドカードやデビットカード、現金使いが安心です。
節約が上手くいく♪ 通販の活用方法
通販でつい買い過ぎてしまう人も、上手な活用方法を見つけることで、節約を進めることができます。通販を家計の味方にする方法を紹介しますので、参考にしてくださいね。
1. 定期的な買い物サイクルをつくる
通販で上手に節約するには、日用品や消耗品を購入サイクルをつくるのがおすすめです。足りなくなったら買う、という買い物スタイルだと「ついでにアレも買おう」「思ったより足りなかったから、また買わなくちゃ」と、ついで買いが増えたり送料がかさむことも。
定期的に買い物をするサイクルを決めることで、買い物の効率化と低コストを同時に叶えられます。特に定期購入サービスは割引されていることも多いのでおすすめです。ただし、定期購入は解約の注意点があるケースが多いので、しっかりと利用規約などを確認しましょう。
2. レビューをチェックする
購入前に口コミやレビューをしっかりチェックすることで、後悔のない買い物ができるとともに、冷静になる時間を確保できます。特に高額商品は慎重に判断する必要がありますので、レビューを見ながら冷静さを取り戻しましょう。レビューを見るときは、高評価と低評価のどちらも見ること、ご自身の属性(性別や年代)や購入の目的が近い人の意見を見ることも意識してみてくださいね。
3. 送料やポイントの仕組みを理解する
通販サイトによって、送料の設定やポイント付与のルールは異なります。割引セールの頻度や参加方法もバラエティ豊かですので、各サイトの情報収集が肝心です。送料無料になる最低購入額を意識し、できるだけコストを下げることで節約につながります。ポイント還元率が高い時期を狙って購入するのも賢い方法です。
4. 価格比較を行う
同じ商品でも、通販サイトごとに価格や特典が異なることがあります。複数の通販サイトで比較し、最もお得な選択をするようにしましょう。極端に高すぎる、安すぎるときはショップのレビューも確認するのが安心です。しっかりと調べないまま購入すると、せっかく購入したのに不良品だった、配送時期が遅すぎて必要なときに届かないなど、後悔することも。信頼できる業者なのか、購入する前に必ずチェックしてください。
まとめ:コツさえわかれば誰でも通販の買い物上手になれる♪
通販での買い過ぎを防ぐには、ご自身の買い物の癖を見直すこと、通販サイトを攻略することが大切です。通販サイトは上手に活用すれば、節約の強い味方になります。次回のオンラインショッピングからぜひこの記事の内容を実践してみてくださいね♪
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