「彼女のことは好きだけど繊細過ぎて疲れる…」とお悩みの彼氏はいませんか? 傷つきやすかったりネガティブな考えに陥りやすい彼女には、どのように接するのが平和なのでしょう。この記事では繊細過ぎる彼女の特徴、HSPの定義、繊細な彼女を傷つけないためのポイントなどを解説します。
- この記事でわかること
-
- 繊細過ぎる彼女にストレスを感じる理由
- HSPの「DOES」の定義とは
- 繊細な彼女を傷つけないポイント
- 繊細な彼女の魅力的なところ
繊細過ぎる彼女の特徴や性格とは
「僕の彼女が繊細過ぎるのでは..!?」と悩む彼氏は少なくありません。どうして彼女が悲しんでいるのか、自分の何が悪かったのかがわからず、途方に暮れることも。下記のような特徴を持つ彼女は、繊細な気質を持っている可能性があるでしょう。
- 繊細過ぎる彼女の特徴
-
- 些細な一言でも重く受け止める
- 心が傷つきやすい
- 周囲をよく見ている
- 言葉や態度を深読みする
- 過去のことをよく覚えている
- 人にどう思われるか気にする
- 人見知り・心を開くまで時間がかかる
- 想像力や感受性が豊か
- 他人に共感しやすい
- よく気が利く
傍からすると些細に思えることでも、繊細な人からすると心が傷つくことがあります。他人の言葉や表情、仕草を深読みし、ネガティブな解釈をしてしまいます。
記憶力がよく、さまざまなことを連想させて、ネガティブな意味づけをする傾向もあります。人にどう思われるかにも敏感です。「失礼なこと言っちゃったかな」と自分で自分を責めるタイプも多いでしょう。
こうした気質は、想像力や感受性が豊かで他人に共感しやすいのが原因のこともあります。決して悪い気質ではありません。人一番やさしかったり、困った人を放っておけないなど、彼女の魅力をつくっているのもまた繊細さなのです。
繊細過ぎる彼女はHSPなの?
近年は「繊細さん」という言葉が浸透し、繊細な人の生きづらさに注目が集まることもありました。「HSP」という言葉が広く知られるようになりましたが、HSPとはどんな人を指すのでしょう。
- HSPとは
- アメリカの心理学者アーロン博士が提唱した考えで、「Highly Sensitive Person」の略語。感受性が強く、刺激に敏感な気質を持つ人を指す
HSPは人の気質を指す言葉であり、疾患の名称ではありません。また、珍しい気質というわけでもなく、全人口の約15~20%がHSPではないかと考えられています。HSPの人は刺激に敏感で、他人の感情の影響も受けやすいことから、生きづらさを感じる人が多いのも特徴です。
アーロン博士によると、HSPの人は「DOES(ダズ)」と呼ばれる4つの特徴を持っています。DOESのうちひとつでも当てはまらない場合、HSPではないと考えられます。
【D:Depth of Processing】
複雑に考える傾向があり、深く時間をかけて結論を出す。
【O:Overstimulation】
光や音からの刺激を受けやすいため、処理する情報量が多く、疲れやすい。
【E:Emotional response and empathy】
感情の反応が豊かで、人の喜びにも悲しみにも共感しやすい。
【S:Sensitivity to Subtleties】
感覚や感情が鋭く、ちょっとしたことにも気付いたり察知する。
繊細過ぎる彼女が傷つきやすいワード
繊細過ぎる彼女は、些細な言葉にも傷ついてしまいがち。彼氏としては「悪気はない言葉だったのに」「深読みしないでほしいんだけど…」と思っても、時すでに遅しで彼女がひどく落ち込んでしまうこともあるでしょう。
繊細過ぎる彼女が傷つきやすい言葉には、次のようなものがあります。
- 繊細過ぎる彼女が傷つく言葉
-
- 「どうでもいいよ」
- 「だから何?」
- 「へー」「ふーん」
- 「〇〇が悪いよ」
- 「なんでそうしたの?」
- 「嫌じゃないけど」「別にいいけど」
繊細過ぎる彼女にかける言葉で注意したいのは、無関心なニュアンスを含んだ言葉です。「私のことはどうでもいいんだ」「本当は嫌なのかな」と。ネガティブな気持ちを抱かせやすいでしょう。
「〇〇が悪い」など責めるような言葉もおすすめできません。必要以上に自分を責め始め、なかなか気持ちを切り替えられない人もいます。彼女の言動に違和感や疑問を抱いたときに「なんでそうしたの?」と聞きたくなることもありますよね。ただし疑問だけを投げかけると、繊細過ぎる彼女は身構えてしまったり、深読みしたりします。
「嫌じゃないけど」「別にいいけど」という曖昧なようで否定的なニュアンスも感じられる言い方は、繊細過ぎる彼女がネガティブな考えに陥りやすくなるでしょう。
繊細過ぎる彼女への接し方
繊細過ぎる彼氏・彼女と、幸せを長続きさせるためには次のことを意識して接しましょう。
穏やか&冷静な態度が基本
繊細な人は、彼氏のいつもと違う様子にも敏感です。不機嫌な態度が現れやすかったり、感情のアップダウンが激しかったりすると、繊細な人を不安にさせてしまいます。
感情を抑圧しなければならないというわけではありませんが、穏やかな態度を心がけるのがおすすめです。何かトラブルや予想外のことが起きたときも、深呼吸をして冷静に対処しましょう。
彼女の話に耳を傾ける
些細な一言を深読みし、傷ついてしまうのも繊細な人の特徴です。会話をしていると彼女が傷ついてしまうことが多い場合、話すよりも聞き役に回るようにしてみてください。彼女がどんなことを考えているか、伝えたいことはないか寄り添ってみましょう。
まずは共感する
彼女が繊細な気質を持っている場合、会話ではまず共感するのがおすすめです。「そうだよね」「もっと聞きたいな」など、相槌を打ったりしながら相手が安心できる雰囲気を作ります。
否定的な言葉は避ける
繊細な人は、否定的な言葉をかけられると重く受け止めることがあります。「もう私のことを嫌いになったの?」「何か悪いことをしちゃったのかな」と、ネガティブな気持ちが湧いてきてしまうでしょう。彼女の考えや気持ちに対して、否定的な言葉は極力避けてみてください。
彼女の言動に疑問を感じたときは、「〇〇の考えもわかるけど、もしかしたらこういう考えもあるんじゃないかな」など、共感のワンクッションを置いてから話すのがおすすめですよ。
話し合いのときは目的を先に伝える
繊細な彼女に気を遣ってばかりいると、自分の気持ちや考えを主張してはいけないのかと思ってしまうかもしれません。ですが恋人同士ともあれば、お互いの考えのすり合わせが必要なことも起こります。
自分の気持ちや考えを伝えるときは、なぜ話し合おうと思ったか目的を共有することが大切です。「同棲に向けて、お互いが望むこと・望まないことを知っておきたい」「結婚を考えているから、お互いの結婚観を率直に話してみよう」など目的を先に伝え、彼女のモヤモヤや深読みを少しでもすっきりさせましょう。
HSPの彼女とのデートで気をつけたいポイント
彼女がHSPの可能性が高いと感じたり、繊細な気質を持っている場合、デートプランを工夫することで、2人の時間をもっと楽しくすることもできます。こちらの記事では、HSPの恋人とのデートで気をつけたいポイントなどを解説しています。
おわりに:彼女の繊細さは魅力であり、考慮すべき個性でもあるかも!
彼女の繊細さは、やさしさや気遣いなど素敵な魅力であるとともに、長く恋人でい続けるためには工夫が必要なことも。言葉のチョイスや態度を意識しながら、良い関係性を築いていきましょう。
コメント