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大人になってからの親子喧嘩はこじれやすい?解決策を見つけるヒントとは

大人の親子喧嘩 こころの悩み
この記事は約7分で読めます。

大人になってからも親子喧嘩が発生することはありますが、親子関係がこじれて大きなトラブルや不仲に発展することも…。大人の親子喧嘩が起きる原因、親子間で法律トラブルや裁判が発生する可能性などを解説します。親の性格や行動が突然変わってしまったときの対処法も紹介しますので、参考にしてくださいね。

この記事でわかること
  • 大人になってからの親子喧嘩がこじれる理由
  • 親子間の価値観や考え方にズレが生じる原因
  • 親子喧嘩で法的トラブルになるリスク
  • 認知症が原因で親子が不仲になる可能性

大人になってから親子喧嘩が増えるのはなぜ?!

大人になってから、親との喧嘩が増えることがありますよね。子どもだったときの親子喧嘩とは異なり、お互いの主張や価値観がぶつかり合うことも多いのが大人の親子喧嘩の特徴です。

大人ならではの親子喧嘩の種類
  • お互いの収入や暮らしに意見を言い過ぎ
  • 結婚について親子の意見が合わない
  • 恋人や配偶者が親と不仲
  • 育児に親が口出しし過ぎ、または子どもが育児で親を頼り過ぎ
  • 親戚の冠婚葬祭の参加について意見が合わない
  • お墓の管理で意見が合わない
  • 親の老後や介護の話し合いで感情的になる
  • 遺産相続でトラブルが発生した

大人の親子喧嘩の場合、「謝って終わり」「機嫌が直って終わり」とはなかなか行きません。時には親子喧嘩がこじれて大きなトラブルに発展することもあるのが難点です。

大人の親子喧嘩がこじれる理由とは?

大人の親子喧嘩がこじれ、長引いたりさらなるトラブルに発展したりするのには、次のような理由が考えられます。

大人の親子喧嘩がこじれる理由
  • 親子といえど、価値観や常識が噛み合わなくなってきた
  • 家族だと距離感が近いため、他人には言わないような無遠慮な言い方や態度をしてしまう
  • 親子それぞれ自分の生活の優先度が高く、以前ほどお互いを尊重できない
  • 恋人や配偶者が親と不仲の場合、バランスを取りづらい
  • 親子だけの問題でなく、兄弟姉妹や親類を巻き込むこともある
  • 遺産相続や介護の問題など、喧嘩の内容が複雑になってくる

親しき仲にも礼儀あり、ということわざがありますが、親子間だとつい無遠慮になってしまうことが少なくありません。そのままの言葉遣いや態度でいると、結婚などでパートナーに不快な印象を与えることも。

また、お互いそれぞれ人生経験がありますので、頭を下げて謝ることが子供のときほど簡単ではなくなってきてもいます

親子喧嘩は遺産相続や介護など、その後の人生やライフプランにも大きく関わりかねません。そのため、慎重になりすぎたり感情的になりすぎたりしてしまい、親子関係がこじれることがあるのです。

親子間のジェネレーションギャップは埋められないの?

大人の親子喧嘩のきっかけになりやすいのが、ジェネレーションギャップです。たとえば最近の育児では、赤ちゃんの食事では口移しや大人と同じスプーンを使うのは赤ちゃんに虫歯菌が移るというデメリットから推奨されていません。ですが昔は赤ちゃんへの口移しなどが一般的だった時代もありました。

こうした育児や仕事、暮らしの価値観で親と子どもの間にジェネレーションギャップがあり、意見の対立が起こることがあります。親子間のジェネレーションギャップは、本人同士が意見を主張し合っても妥協点を見つけられない場合が多いでしょう。

そのため、第三者に間に入ってもらったり、第三者の意見を紹介したりするのもおすすめです。「友人の〇〇は、子どもが●歳のときから保育園に入れていた」「△△という企業では、女性の職場復帰でこんな取り組みをしている」など、第三者の例や社会の変化を具体的に示してみましょう

親子喧嘩中でも帰省したり連絡は取るべき?

親子喧嘩中は、年末年始やお盆など帰省をすべきか悩むこともありますよね。電話やLINEのメッセージもあまりしたくないかもしれません。親子喧嘩中に帰省をやめたり連絡をしなくなったりすると、一時的には気持ちが楽になるでしょう。

親との不仲が大きなストレスであったり、心身に不調をきたすばかりの場合は、帰省や連絡をしなくなるのも無理はありません。ただし親との仲が疎遠になってしまうと、親の病気に気づくのが遅くなったり、災害時などに助けあうことができなくなったりするおそれがあります。お子さんがいる場合、祖父母とのコミュニケーションの機会が減ってしまうこともデメリットになるかもしれません。

こじれた親子喧嘩は弁護士に相談するのもあり!

親子喧嘩がこじれると、法律トラブルに発展することもあります。お金のトラブルなどでは冷静な対応が大切ですが、親子で感情的に対立すると解決の糸口がなかなか見えないこともあります。

殴る・蹴るなど身の危険を感じたら

親子喧嘩で殴る・蹴るなどの被害を受けた、または感情的になってそうした行為をしてしまった場合、親子間で起訴や逮捕はあり得るのでしょうか?

親子喧嘩で相手に怪我をさせた場合、傷害罪が成立する可能性があります。傷害罪が成立すると、刑法204条により15年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。

親子喧嘩で暴力をふるってしまったが、怪我を負わせたわけではない場合はどうでしょう。この場合は、暴行罪が成立する可能性があります。暴行罪が成立すると、刑法208条により2年以下の懲役もしくは30万以下の罰金または拘留もしくは科料となります。

遺産相続に影響が出てきたら

親子喧嘩の結果、遺産相続トラブルに発展する場合はさらに親子関係がこじれるおそれがあるょう。そうした場合は、親子同士で話し合ってもお互いの主張ばかりで、客観的な観点が不足していることも考えられます。

トラブルの争点や解決方法などを見つけるためにも、弁護士に相談するのもおすすめです。弁護士に相談することで、遺言書作成や生前贈与、不動産の居住権などについて話し合うことができます。

遺産相続では兄弟姉妹や親戚などとトラブルになる可能性もありますが、弁護士に相談することで、相続人同士の紛争解決や調停・裁判での代理交渉を行ってもらえるのもメリットです。

間違った法律知識や感情的な状態で話し合うよりは、弁護士のサポートのおかげで現実的でお互いにとってメリットのある解決策を見つけ出しやすくなりますよ

親の性格が激変した場合は認知症が原因かも?

大人になってから親子喧嘩が起こるのは、親の性格や行動に原因があるように感じられるかもしれません。

子どもだったときとは違って、自分自身が精神的に成長したり視野が広がったり、価値観が変わることがあります。すると、親への印象がガラリと変わることも少なくありません。

一方で、実際に親の性格や行動に変化が見られ、戸惑いや憤りを感じる場合もあるでしょう。そうした親の変化は、認知症の発症によるものかもしれません

認知症とは、脳に病気や障害などが発生し、認知機能が低下して日常生活に支障が出る状態です。認知症を発症すると、、記憶障害や理解力の低下、判断力の低下、行動・心理状態(BPSD)の問題などの症状が起こると考えられています。そうした認知症の初期症状のひとつとして、性格の変化が現れることもあるのです。

認知症の初期症状として、下記のような性格・行動の変化が起きる可能性があります。(参考:厚生労働省e-ヘルスネット

認知症の初期症状で見られるサイン
  • 同じことを何度も言ったり聞いたりする
  • 物のしまい場所を忘れたり、置き忘れが増える
  • 約束を忘れることが増える
  • 身だしなみなど外見への気遣いをしなくなる
  • 季節に合った服装を選べない
  • 状況や説明が理解しにくくなってきた
  • テレビ番組の内容が理解できなくなってきた
行動・心理症状(BPSD)のサイン
  • 不安を感じやすくなる
  • 一人になると、怖がったり寂しがったりする
  • 憂うつでふさぎこむことが多くなった
  • 何をするのも億劫そうである
  • 趣味や好きな物事に興味を示さなくなる
  • 怒りっぽくなる、イライラしやすくなる
  • 些細なことにも腹を立てるようになった
  • 幻視を訴えるようになった
  • 自分のものを誰かに盗まれたと、「もの盗られ妄想」が見られる
  • 外出したのに目的を途中で忘れ、家に帰れなくなることがある

上記のような性格・行動の変化が見られた場合、医師に相談することをおすすめします。認知症は本人はなかなか認めたがらない疾患でもありますので、親のプライドや自尊心を気遣うことを忘れないでくださいね

おわりに:大人になってからの親子喧嘩は第三者や専門家の助けを借りるのもあり!

大人の親子喧嘩の場合、親子の不仲がこじれる可能性は十分にあります。本人同士だけで解決しようとすると悪化する場合もありますので、時には第三者や弁護士、医師などの力を借りて落としどころを見つけていきましょう。

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