「推し活に疲れた」「義務感から推し活してるかも…」という人が最近増えていますよね。この記事では推し活疲れのサインやSNSの注意点、推し活マウンティングなど、推し活疲れを解消する方法、程よい推し活の楽しみ方を解説します。
- この記事でわかること
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- 推し活に疲れる人に見られる特徴
- 推し活を嫌いにならないための対処法
- 推し活マウンティングを回避するポイント
- 長く推し活を楽しむための考え方・行動
推し活に疲れた人の特徴やサイン
アイドルやアニメ、スポーツ選手など、自分が好きな人やものごとを応援する趣味は「推し活(推し活動)」と呼ばれていますよね。推し活をしているとストレスが発散されたり、充実感が高まるのも特徴です。
ところが「推し活に疲れた」「推し活についていけない」という状況に陥る人が少なくありません。
- 推し活疲れのサイン
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- 推しの笑顔を見ても、心が癒されない
- 推しの動画や画像、作品に触れても心が動かない
- 「〇〇しなきゃ」というように、義務感から推し活をすることが増えた
- 自分の推し活と他人の推し活を比べてしまいがち
- 推し本人や所属事務所・運営に対して、怒りや不満が溜まっている
- 推しのことを調べ尽くさないと気が済まない
上記のサインが現れたら、推し活疲れに陥っている可能性が高いでしょう。せっかくの推し活が楽しくなくなってしまうのは悲劇ですよね。次章では、疲れる推し活をしているかどうか、セルフチェックをしてみてください。
疲れる推し活してるかも?セルフチェックをしてみよう
推し活の楽しみ方は人それぞれで、正解はないのが魅力でもあります。ただし下記に当てはまる人は、心身が疲れる推し活をしているかもしれません。
- 疲れる推し活のセルフチェック
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- 「推しの動画を毎日見る」など、推し活におけるTo Doが多い
- 推しの作品やコンサートはコンプリートしないと気が済まない
- リアタイで情報収集することにこだわっている
- 真面目な性格で、推し活を休むことに罪悪感がある
- 凝り性または完璧主義で、推し活も徹底的にやり切りたい
- 責任感が強く、推しを応援するためには時間やお金がかかることも気にならない
- SNSなどで、他人の推し活と自分の推し活を比べている
- 推しのことになると、つい熱くなるなど感情がコントロールできない
- 勉強や仕事で忙しくても、推し活の時間を絶対に減らしたくない
- 推しが最優先で、自分の体調をあまり気遣っていない
「〇〇すべき」という考え方になりやすい人、真面目な人や完璧主義者、責任感が強い人は推し活疲れに陥りやすい傾向があるでしょう。また、他人と自分を比べる比較癖がある人、感情のコントロールが苦手な人も要注意です。
推し活というと、推しのことを最優先に考える人も多いはず。ですが、推し活もご自身の健康的な心と体が資本です。体調管理を怠っている人は、推し活疲れに直面する可能性が高いといえます。
推し活疲れを解消したい人におすすめの方法
推し活疲れに心当たりがある人は、その疲れを放置しておくのはおすすめできません。溜まった疲れはやがて爆発したり、さらに大きなストレスを招きます。疲れが溜まり過ぎて、推しへの興味や愛情がなくなってしまうおそれもあるでしょう。
推し活疲れを感じたら、次のことを試して気持ちをリセットしてみてくださいね。
推し活の頻度を下げる・リアタイにこだわらない
推し活の頻度を下げると、疲れた気持ちをリセットできることもあります。近年は動画配信サービスの普及もあり、毎日好きな時間に推しの出演番組やコンサートを見ることができるようになりました。
ところが頻繁に推しを見ていると、推し活が習慣のようになり、ときにはルーティンと化してしまいます。そうなったとき、「楽しいから推し活をしたい」というよりはルーティンとしてこなすという感覚が強くなることも。その感覚が知らず知らずのうちに、推し活疲れになっている可能性があります。
推し活疲れをリセットしたいときは、まずはその頻度を下げてみましょう。推し活は週末や休日のみにするなど、まずは少し距離を取るのがおすすめです。リアタイ(リアルタイム)にこだわり過ぎるのも、時間に追われる原因になってしまいます。
推しの作品やグッズを無理に購入しない
アイドルやアニメでは、新しい作品やグッズが次々と発売されることがありますよね。それらすべてをコンプリートしようとしていると疲れてしまいます。コンプリートするためには、ファンクラブや運営が発表する情報を漏らさないようにチェックする必要がありますし、お金もかかるものです。時間のコストも金銭的なコストもどんどん積み重なっていきます。
特に、推しへの愛が強い人や真面目な人はこうした状況に陥っているかもしれません。常に新しいグッズを購入しなくても、すでに推しとの思い出のグッズや画像などを持っているはず。「あのときはこんなことがあって楽しかったな」「推しもすごく成長したな」など、身近なグッズに目を向けることで気持ちがリフレッシュされることもありますよ。
推しの出演番組やコンサートを無理に全部観ようとしない
作品やグッズの収集と同様に、「推しの出演番組やコンサートは全てチェックしなければいけない」と思っている場合は、そのマイルールを緩めてみましょう。推し活以外にも学校や仕事などすべきことがありますよね。推し活のためにスケジュールを調整することが疲れの原因かもしれません。
出演番組やコンサートを観るのは、時間と体力を消費します。推しのためなら苦ではないと思っていても、心と体が休息を求めている可能性が考えられます。
義務感から推し活をしようとしない
「推しのためにグッズを買わなくちゃ…」「コンサートに行かなくちゃファンという資格がない…」など、推し活をする動機が義務感から来ているようなら、無理をしているサインです。
たしかに、ファンが応援することで推しの活動が盛り上がるということは否定できません。ただし、義務感で続けていることはストレスにつながります。これからも長く楽しく推し活を続けたいのであれば、「〇〇しなくちゃ」と感じたときは一旦やろうとしている推し活をストップしてみましょう。
推し活のSNSを休む
推し活でX(旧Twitter)やインスタなどSNSを活用している人は多いものです。推し活用のアカウントを作成している人も少なくありません。ただしSNSで注意したいのは、推しへの愛を他人と比べたり、所持しているグッズを比べることです。推しを応援するだけで楽しかったはずの推し活が、人との比較癖へとつながってしまいます。
推し活疲れを感じたら、SNSを辞めてみる、デジタルデトックスをするなどしてみると、疲れが引いていくこともあるでしょう。
マウンティングしない・されない
マウンティングはする方もされる方も心が疲れてしまいます。同担との相互フォローには特に注意が必要です。マウンティングが起こりやすいほか、意見の相違が生じたときに攻撃的になるリスクもあります。
マウンティングは対面でも起こりますが、SNSで起こることも少なくありません。推し活でSNSを使う場合、マウンティング発言はSNS上での喧嘩に発展することもありますので、不用意な発言は控えるようにしましょう。
もちろん、対面でのオフ会などでもマウンティングはしないこと、マウンティングしてくる相手とはさりげなく距離を取ることを意識してみてください。
「推し」に過剰な期待をかけない
推しに対して過剰な期待や理想を抱いていると、推し活疲れを起こすことがあります。たとえば、「どうしてもっとSNSに投稿してくれないの!」「ファンサービスを増やしてくれないのはどうして?」など、推しが自分の期待通りの行動をしなかったときに、不満や怒り、悲しみなどのネガティブな気持ちが湧きやすくなるからです。
どんなに推し活にエネルギーを注いでいても、推しが思い通りになるわけではありません。推し活の見返りとして推しに期待や理想を押し付けることは、翻って自分自身のストレスを高めてしまうというわけです。推しも一人の人間ですので、推しのプライベートを詮索することも控えましょう。
推しが所属する事務所や運営の動きをチェックし過ぎない
推しであるアイドルが所属する事務所や運営、アニメの製作会社のこともチェックする人もいますよね。「事務所が推しを大事に扱っているか不安だから」と、よかれと思ってそうした行動をしている人もいるでしょう。
ただし、事務所や運営会社、製作会社はビジネスとして仕事をしています。基本的に会社の業務内容は社外秘ですので、ファンからは見えない事情や計画があるものです。週刊誌やインターネット上で事務所に対する悪評を見つけたとしても、それが真実だと思い込んで攻撃をすると、やがては自分が疲れてしまいます。
推し活による夜更かしなど生活リズムの乱れを改善する
推し活をしていると、時間を忘れてしまう人も多いのでは? 「推しのためなら睡眠時間も惜しくない」という人もいるでしょう。ところが睡眠不足は推し活疲れを引き起こすリスクが高いといえます。
睡眠不足は自律神経失調症や便秘、頭痛、メンタルの不調などの原因になります。心身の健康のためには、睡眠不足を甘く見てはいけません。昼夜逆転など、生活のリズムが乱れることも心身の不調を招きますよ。
推し活グッズがあふれた部屋を綺麗に掃除する
「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉があるように、部屋が乱雑だとメンタルが不安定になりやすいのです。推しグッズを買い集めているものの、整理整頓できずにモノがあふれかえっている人は、部屋を綺麗に掃除しましょう。
一時的に綺麗にするのではなく、推しグッズを収納するための棚、推しグッズを飾るための家具などを揃えると満足感がアップしますよ。
推し活以外のストレス解消法を見つける
ストレスが溜まりやすい人、繊細な人は、「推し活がなければ生きていけない!」と思っていることも多いでしょう。たしかに推し活は心のリフレッシュに欠かせないものかもしれませんが、推し活以外のストレス解消法を見つけておくのがおすすめです。
ストレス解消法を複数持っておくと、どれかひとつに疲れたときや飽きたときでも気持ちを切り替えることが上手になるでしょう。
推し活のための節約や投資、副業を始める
推し活にはある程度のお金がかかります。ファンクラブ会費や作品・グッズ購入、コンサートのチケットなど、定期的または不定期に出費がかさみます。推し活の予算に対して出費が上回っていると、経済的な負担が大きくなります。
まずは無理して推し活にお金を使うのをやめましょう。そして自分の収支を見直して、節約できる部分はないか、食費や貯金などを差し引いた後に推し活に使う金額の予算はいくらか考えてみてください。
推し活のためのお金を増やしたいという人は、投資や副業を始めるという方法もあります。ただし投資も副業も初心者が始めていきなり大金を得られるというものではありません。投資ならばしっかりと知識を学び、少額から始めましょう。副業の場合は、自分のスキルや特技を活かせるもので、働き過ぎに陥らない範囲で始められるものを探すのが安心です。
おわりに:推し活は疲れることもある!ひと休みも時には必要
好きで始めた推し活も、いつも楽しいとは限りません。疲れを感じたらひと休みしてエネルギーを養いましょう。今回紹介したポイントを参考に、楽しく推し活を続けてくださいね。
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