いつも誰かと比べては「自分はダメだ」と落ち込んだり、「私の方がすごいに決まっている!」と人をディスっている人はいませんか? この記事では何かと比較し過ぎる傾向がある人の特徴や比較することのデメリットなどを解説します。
- この記事でわかること
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- 比較ばかりする人の特徴や心理
- 比較し過ぎがもたらすデメリット
- 自己肯定感を上げるためのポイント
- 比較癖が直らないときの考え方
比較し過ぎな人の特徴
「みんなと比べたら私なんて…」と、比較をしては自己肯定感が下がっていくことはありませんか? 自分と他人を比較し過ぎな人には、次のような特徴が見られるでしょう。
- 比較し過ぎな人の特徴
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- 自分に自信がない
- ネガティブ
- 他人の目が気になる
- 負けず嫌い
- プライドが高い
- 承認欲求が強い
- 目立つのが苦手
- みんなと一緒が安心する
自信がなく、他人の評価が気になる
自信がない人は、周囲の人がより優れているように感じられることがあります。周囲を上げて自分を下げる発言も多い傾向が見られます。自分がどう思われているかを気にする傾向も高いでしょう。
負けず嫌いでプライドが高い
比較し過ぎな人の中には、「私はすごい!」「僕が一番だ!」というように負けず嫌いでプライドが高いタイプもいます。自分が優れていることを確認するために、他人と自分を比較します。
目立ちたくない
比較し過ぎな人の中には、目立つのが苦手なタイプの人もいます。服装や振る舞いなど、なるべくみんなと同じでいたいと望むタイプです。自分が悪目立ちしていないかチェックするために、自分と他人を比較します。
自己肯定感の低下がもたらすデメリットとは
自分と他人を比較し過ぎると、自己肯定感が下がるおそれがあります。人それぞれに個性があり、違う一面を持っていることが当たり前なのですが、比較をしていると「どちらが優れているか」というジャッジをしがちです。
- 比較の対象
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- 容姿・体型
- 性格
- 仕事の成果
- 肩書(会社のポジションや会社規模)
- 学歴
- 友人の数
- 結婚歴
- 生活水準
- 子どもの有無 など
あらゆることが比較の対象となり得ますので、比較し始めるときりがありません。ところが、こうしたことは単純に優劣が決まるものではないのです。体型は細ければいいとも言えませんし、筋肉質であればよいとも限りません。肩書や学歴が社会的評価が高いからといって、人生が充実しているとも限らないでしょう。
それなのに比較をしてしまうと、優劣という枠組みに自分を押し込めてしまいます。すると自己肯定感の低下を招くこともあるのです。「学歴が低い」「自分は友人の数が少ない」など、比較すればするほど自分を否定しまうという悪循環にハマることもあります。
比較し過ぎで人から嫌われることも…!
比較をし過ぎていると、人から嫌われることもあります。いわゆるマウンティングは、自分と他人を比較して「私の方がすごい」と優劣を付けることです。個性を考慮せずに他人をジャッジし、ディスる行為でもありますので歓迎されません。他人を不快にさせたり傷つけることもあるでしょう。
同じように注意したいのは、自分を下げるタイプの比較で嫌われるケースです。「〇〇さんはいいよね。私なんてダメダメだから」「みんなと違って、僕なんか何をやっても失敗ばかり」というように自虐が多いタイプは、相手を戸惑わせてしまいます。いつもネガティブなことを言っていると、周囲を疲れさせてしまうでしょう。
自分と他人を比較することにメリットはあるの?
比較はデメリットばかりにも思えますが、実は自分と他人を比較することにはメリットもあります。たとえば「〇〇先輩は仕事がデキる!私もあんな風になりたい」と思ったとき、その人と自分を比較し、自分にないものは何かを考えることは気づきにつながります。
反対に、自分だからこそできることに気づくチャンスでもあります。「自分にはまだ経験値は足りないけれど、やる気や体力がある」など、自分の可能性や個性を認識することができます。比較はいわば分析の手段のひとつです。自分を否定したり、誰かを貶めたりするのではなく、分析の手段として上手に比較を活用できれば、メリットは大きくなるでしょう。
比較し過ぎでネガティブになるのをやめる方法
比較し過ぎでネガティブになったり、自己肯定感が下がったりすると、自分自身のことが嫌いになるおそれがあります。比較し過ぎをやめるために、次のことを意識してみましょう。
5年後、10年後など長いスパンで目標を立てる
目の前の他人と自分を比べては落ち込んでいませんか? ですが、長いスパンで考えると現時点での比較はあまり意味を持ちません。たとえば容姿は時間の流れとともに変化していきます。仕事の成果も、今後のスキルアップや転職によっては大きく変わるでしょう。
すぐに比較をしがちな人は、長期的なライフプランやキャリアプランを立て、目標を達成するために何が必要か考えてみてください。すると自分と他人を比較するのではなく、今の自分よりも将来の自分が成長していることや幸せになっていることが大切だと思えるでしょう。
多様性について考える
現代は多様性の時代だと考えられています。容姿の美しさや人生の充実には、唯一の正解が用意されているわけではありません。人それぞれに個性があり、何が幸せかも異なります。比較し過ぎる人は、「こうあるべき」「〇〇するのが正解!」という思い込みが強い傾向があります。正解はひとつではないこと、ご自身も多様性のひとつであることを改めて考えてみましょう。
自分のことも他人のことも褒める
自信がない人や自己肯定感が低い人は、ちょっとしたことでもいいので自分を褒める習慣を付けましょう。「人に親切にした」「仕事で感謝された」など、一日ひとつは自分を褒めることを意識してみてください。同様に、他人に対しても良いところ探しをしましょう。ポジティブ思考が習慣になると、比較する癖が自然と直っていくはずです。
比較は自己分析に役立てる
比較はやめようと思ってすぐにやめられるかというと、なかなか癖はすぐには直せません。つい他人と自分を比較することもあるでしょう。そんなときは自分を責めるのではなく、そこで得た気づきを自己分析に活かしましょう。「自分にはこんな個性がある」「他人の長所を見習って、自分を磨こう」など、比較で得た気づきをポジティブに変換していきましょう。
おわりに:どうせ自分なんて…と自分をディスるのはストップ!
自分と他人を比較しがちな人の特徴やデメリットを紹介しました。つい自分自身に対してネガティブになることが珍しくありませんが、多様性の時代に自分にも他人にもおおらかでいるためにも、比較癖は直していくのがおすすめですよ♪
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