社会人はプレゼンやスピーチなど、人前で発表する機会が多くありますよね。「本番のことを考えただけで吐きそう…」「視線を感じると緊張が止まらない!」と悩んでいる人もいるはず。この記事では、人前で発表するときに緊張を和らげるコツを紹介します。事前準備や当日に対処法などを参考にしてくださいね。
- この記事でわかること
-
- 社会人が人前で発表する機会
- 人まで緊張しやすいタイプの特徴
- 緊張や焦りが生むメンタルの悪循環
- 緊張を和らげるコツと必要な準備
プレゼンだけじゃない…!人前で発表する機会はさまざま
学生のときはゼミや卒論などで人前に出て発表することがありますよね。社会人になってからも、人前で発表する機会は多くあります。しかも仕事としてのクオリティが求められますので、プレッシャーを感じることもしばしばです。
営業や企画の職業はプレゼン多し!
人前での発表が多い職種といえば営業です。取引先に自社の商品やサービスを訴求するため、アピールすることが求められます。企画職もプレゼンなどで発表することが多いでしょう。社内外問わず、さまざまなプレゼンの準備が必要なことが多いです。
広報・PRの職種の人も多数の人に向けて会社のアピールをすることがあります。ただし、広報・PRはメディアとの窓口となり、開発担当者や企画者に取材対応を依頼するということも業務です。必ずしも広報・PRの人が人前で自社のアピールをするというわけではありません。
業務としてのお知らせが必要なことも
人事など、バックオフィスの職種も、業務として人前で話すシーンが少なくありません。特に人事は会社説明会や入社説明会など採用活動で人前で話す機会が多い職種といえます。
3分間スピーチなど職場の取り組み
業界や職種関係なく、スピーチの機会がまわってくることもあるでしょう。会社によっては、社員全員が順番で「3分間スピーチ」などのスピーチを担当する場合があります。目的としては、社内コミュニケーション促進や伝える力のトレーニングなどが設定されています。
職場の人の結婚
職場の人が結婚することになり、式に招待されることもあるでしょう。結婚する人からスピーチを頼まれた場合、おめでたい席のことなので断ることも気が引けるはず。晴れの舞台のスピーチでは失敗しないようにとプレッシャーが倍増することも。
人前での発表が苦手な人あるある
人前で堂々と発表することができる人、人前に出るとエネルギーが湧いてくる人もいますよね。一方で、人前での発表が苦手な人もいます。
- 人前での発表が苦手な人の特徴
-
- 注目されるのが苦手
- 緊張しやすい
- プレッシャーに弱い
- 完璧主義
- 他人の目が気になる
- 不安を感じやすい
- ネガティブ思考
- 人前で話すことに慣れていない
上記の特徴に当てはまることは不自然ではありません。人前で発表するとき緊張するという人はとても多いものです。気をつけたいのは「自分はダメだ」「また失敗した…」とご自身を責め過ぎてしまうことです。自分を責める→嫌な思い出が記憶に刻まれる→発表のたびに緊張が増す…という悪循環にハマってしまうおそれがあります。
過度な緊張を予防し、できるだけ気持ちをリラックスさせることが大切です。人前で発表するとき、緊張を和らげるためにはどんなことが必要なのでしょう。
緊張回避!人前での発表前に準備しておきたいこと
プレゼンやスピーチに苦手意識がある人は、緊張や焦りを感じることが多いはず。本番に落ち着いて発表できるように、準備をすることが大切です。
話す内容は詰め込み過ぎない
当日になって焦らないように、プレゼンの資料やスピーチの原稿を念入りに作り込む人が多いですよね。クオリティを上げることは重要ですが、あれもこれもと内容を詰め込み過ぎていないか見直しましょう。発表で緊張したり焦る原因の多くは、「理想通りにできるかな」「完璧にやらなきゃ」というプレッシャーが影響しています。原稿やプレゼンを作ったら必ず推敲し、無駄や無理がないかブラッシュアップしましょう。
資料や原稿は声に出して練習
用意した資料や原稿は、必ず声に出して読んでみることをおすすめします。声に出して読むことで、上手にしゃべれないフレーズやつっかかる箇所がわかってきます。また声に出して読んでみると、想定していたよりも時間がかかるのではないでしょうか? プレゼンやスピーチではあらかじめ時間が制限されているケースも少なくありません。ぶっつけ本番で焦るのではなく、事前にゆっくりめのペースを意識しながら声に出して読んでみましょう。
練習は人に見てもらう
人に見られるのが緊張する原因ならば、本番前にも誰かにチェックを頼んでおくのがおすすめです。親しい家族や友人、同僚などから始めると、人の視線に少しずつ慣れることができるはず。人に見られるのが苦手な人は、「情けない姿を見せたくない」「完璧な状態になるまで自分一人で頑張る」というタイプも多い傾向が見られますが、ブラッシュアップの途中の自分を見せることに慣れると、人前に出るときのプレッシャーも少しずつ和らいでくるでしょう。
リラックスのスイッチを用意する
緊張を感じたとき、自分自身をリラックスさせるスイッチを用意しておきましょう。たとえば、下記のような方法があります。
- リラックスのスイッチ
-
- お気に入りのアロマを吹きかけたハンカチを持つ
- 本番前に深呼吸やストレッチをする など
本番中に緊張したときを想定し、発表する空間の中でリラックスのスイッチを設定しておくのもおすすめです。たとえば緑色が好きな人は「緊張を感じたら、植物や緑色のインテリアを見る」と設定しておくことで、緊張を感じたときに落ち着くきっかけになります。
場数を踏む
発表での緊張を和らげるには、場数を踏むことも大切です。「でも、発表の機会は年に数回だから場数も踏めない」という人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが、地域のスピーチサークルや習い事のグループレッスンに参加すること。
スピーチサークルではトピックスに対してスピーチを用意し、順番に発表または少人数ならば全員が発表というケースが多いでしょう。習い事でも発表の機会はあります。音楽や英会話などご自身が興味のある分野のグループレッスンに参加すると、スキルアップをお披露目する機会に恵まれるでしょう。
おわりに:緊張するのは当たり前! 悪循環を断ち切るきっかけを作ろう
人前で発表するときにリラックスするコツを紹介しました。まずは気持ちを落ち着かせて、できる限りの準備をするのが安心です。「〇〇をしたら気が安らぐ」というような、リラックスのスイッチを作ることも試してくださいね。
コメント