年末年始は義実家に帰省する予定の場合、楽しい気分で新年を迎えるためにどんなことに気をつけると良いのでしょう。この記事では夫が注意したい、妻の実家でのマナーを解説します。
- この記事でわかること
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- 妻の実家に帰省する夫が気まずくなる理由
- 義実家への帰省が楽しみな夫の気持ち
- 義実家への帰省で抑えるべき基本マナー
- 親戚の子どもにお年玉をあげるときの考え方
妻の実家に帰省! 夫は疎外感を感じがち?
年末年始は実家に帰省する人が多いものですよね。夫婦の場合、妻または夫の実家どちらか一方の実家に帰省するケースもあれば、両方の実家に帰省するケースもあります。それぞれの実家の居住地や年末年始のスケジュール、家族の希望などを考慮して決めるのが安心です。
中でも気遣いが必要なのが、義実家に帰省する場合です。夫が妻の実家に帰省する場合、「気まずい」という人もいれば「楽しみ」という人も。妻の実家に帰省した夫が感じる気持ちを例に挙げてみます。
妻の実家に帰省するのが気まずい…夫の気持ち
「妻の実家に帰省するのが気まずい」「できれば義実家に帰省したくない」という夫は、下記のようなネガティブな気持ちを感じていることがあります。
- 妻の実家で感じがちなネガティブなこと
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- 義両親などに気を遣うため、休んだ気がしない
- 義両親といまいちそりが合わない
- 慣れない環境で緊張してしまう
- 家から義実家まで距離が遠く、移動に疲れる
- 妻が義両親と一緒になって、自分の悪口を言うのがストレス
- 義両親が子どもを甘やかしすぎる
- 妻が義実家とあまり関係が良くないのでハラハラする
- 自分はお酒が苦手だが、義実家はお酒好き など
妻の実家に帰省するのが楽しみ!夫の気持ち
妻の実家に帰省するのが楽しみで仕方ないという夫もいますよね。義実家への帰省を楽しむ夫は、こんなポジティブな気持ちが湧いてくることがあるでしょう。
- 妻の実家で感じがちなポジティブなこと
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- 義理の家族に歓迎してもらえて嬉しい
- 妻が義実家でリラックスしてくれるのが嬉しい
- 子どもが義両親と会えて嬉しそう
- 自分自身、義実家が好き
- 普段は訪れない地域の料理や雰囲気を楽しめる
- 妻が育った環境にいるのが嬉しい
- お互い顔を合わせてコミュニケーションできる など
妻の実家に帰省することを楽しくするためには、義実家との良好な関係が不可欠です。義実家側の気持ちはもちろんですが、夫であるあなたの振る舞いも重要です。最初はネガティブな気持ちもあったけれど、徐々に妻の実家が楽しくなってきたということもあり得るでしょう。
妻の実家を楽しみたいならば、義実家との付き合い方におけるマナーを見直しましょう。次章から年末年始の帰省で気をつけたいマナーの基本を解説します。
帰省中、妻の実家とどう付き合うのが正解?
帰省中や帰省前後は、妻の実家との付き合い方に注意をしましょう。気をつけたいのはマナーです。年末年始は忙しい人がほとんどですので、相手への配慮を忘れないようにしましょう。
日程は早めに相談する
年末年始は忙しいため、なかなかスケジュールを確定させるのが難しいかもしれません。ですが相手の都合もありますので、早めに予定を立てて訪問日や滞在日数を伝えておきましょう。1か月前に伝えておくと安心です。遅くとも2週間前には伝えましょう。
新幹線や飛行機などチケットの予約もありますので、余裕を持ってスケジュールを組むことを意識してください。
帰省の手土産を失敗したくないならリサーチ必須!
帰省時には手土産を持参しましょう。義実家の好みを妻にリサーチしておくか、妻にお願いして準備してもらうという方法もあります。義実家の両親が高齢の場合や持病がある場合、食べ物に配慮が必要なこともあるでしょう。喜ばれる手土産を選ぶためにも、事前のリサーチは必須です。
年末年始には複数の家族が集まることもありますので、お菓子やお食事系の手土産は多めの個数のものを選ぶのがおすすめですよ。
ホテルや旅館ではないことを念頭に
義実家はホテルや旅館のように、至れり尽くせりでサービスしてくれるところではありません。お客様というかたちで歓迎してくれる義実家であっても、料理の片付けなどを申し出るのが礼儀です。
「男だから家事はしなくていい」という考えは合理的ではありませんし、「娘を大事にしてくれない人だ!」と義実家の両親を怒らせる可能性もあります。
帰宅後は到着したことと感謝を伝える
義実家から家に帰ったときは、無事に帰り着いたことを報告すると共に、滞在させてくれたことへの感謝を伝えましょう。妻に任せても問題ないケースも多いですが、自分の言葉で感謝を伝えると印象がアップするでしょう。
妻の親戚の子どもにお年玉はあげるのが常識?
妻の実家に帰省すると、義理の姪っ子や甥っ子に会うこともありますよね。そんなときお年玉はあげるべきなのでしょうか。また、仲良くなるためにどんな遊びを一緒にするのが良いのでしょう。
親戚の子どもにお年玉をあげるかどうか
義実家の親戚の子どもにお年玉をあげるかどうかに、明確なマナーはありません。親戚付き合いをしていきたいのであれば、お年玉をあげるのが無難でしょう。義実家にお邪魔させてもらっている身ですので、他のみんながお年玉をあげているのに自分だけ準備していないと肩身が狭くなる可能性はあります。
特別高い金額を包む必要はありません。子どもの年齢に応じた金額については、こちらの記事も参考にしてくださいね。
義実家の親戚の子どもへと仲良くなる方法
義実家の甥っ子姪っ子と仲良くなりたい人は、一緒に遊ぶのがおすすめです。こちらの記事では甥っ子姪っ子と仲良くなる方法として、遊び方をさまざま紹介しています。帰省中に距離を縮める参考にしてはいかがでしょう。
妻が実家依存かもと思ったときにすべきこと
実家に帰った妻が、親や兄弟に甘えすぎなのではと思うことがあるかもしれません。ですが、実家に帰ったらくつろぎたいという気持ちは自然なこと。義両親も、久しぶりに帰省した娘を歓迎するつもりでやさしく接していることもあります。
そこへ夫が「甘えすぎじゃないか」「俺の妻なんだから自立しろ」という言い方をすると、相手のことを傷つけたり怒らせたりしてしまいます。
ただし妻が実家依存しているような場合、夫婦の話し合いが必要な可能性も。たとえば妻が実家の両親の言うことばかり聞くようになり、夫婦仲や子どもをないがしろにしていたり、コミュニケーションに悪影響を及ぼしている場合は、家の外のファミレスやカフェに出て話し合いの場を設けましょう。あくまで冷静に、まずは妻の話を聞くところから始めてください。
夫婦の役割分担などに不満があるようでしたら、そうした課題をどのように解決していけるか夫婦で話し合いましょう。
おわりに:年末年始を楽しく過ごすためにも人間関係は大切に!
年末年始の帰省は体力や気力を使うこともありますが、義実家と良好な関係を築けていると一気に楽しくなるはず。好印象を持ってもらうために、改めてマナーを見直してみてくださいね。
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