職場に「あの人はどうしてみんなから好かれるんだろう」という人がいたら、「人たらし」かもしれません。この記事では人たらしの特徴、上手に他人に甘える方法、コミュニケーションが捗る褒め方のコツなどを紹介します。職場の人間関係に悩んでいる人は参考にしてくださいね。
- この記事でわかること
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- 職場で好かれる「人たらし」の特徴
- 完璧主義者が人間関係で気をつけたいこと
- 仕事で人に甘えることのメリット
- 人に喜ばれる褒め方のコツ
職場にいる「人たらし」の特徴と愛される理由
人たらしとは、人の心を掴むのがうまかったり懐に入るのが上手で、多くの人から愛される人物を指します。職場にいる人たらしタイプの人は、上司からの覚えも良く、後輩からも慕われるのではないでしょうか。
人たらしタイプは、次のような特徴を持つことが多いでしょう。
- 人たらしの特徴
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- 笑顔でいることが多い
- 話し上手または聞き上手
- ネガティブな発言よりもポジティブな発言が多い
- 人懐っこくて親しみやすい
- 愛嬌があって憎めない
- 好奇心旺盛
- 来るもの拒まずでウェルカムな雰囲気がある
- マメにコミュニケーションを取る
- 気が利く・気配りができる
- 礼儀やマナー、TPOをわきまえている
- 甘え上手
- 褒め上手
人たらしタイプは、話しかけやすい雰囲気を持っており、会話をしていると楽しいことが多いです。相手を明るい気持ちにさせることができ、コミュニケーションスキルが高いといえるでしょう。誰に対しても分け隔てなく接し、みんなから好かれることも少なくありません。
天真爛漫な雰囲気がある一方で、気配り上手で空気を読む能力にも長けています。社会人としての礼儀やマナーを身に付けており、人を不快にさせることは少ないでしょう。
仕事はチームワークで成り立つことが多いものですが、人たらしタイプは甘え上手な傾向があります。また、褒め上手でもありますのでチームメンバーの長所や魅力にも気付きます。
人たらしは甘え上手で褒め上手!正反対なタイプとは
人たらしタイプは職場の人間関係を良好に保つことができます。元々の性格も大きく影響しますが、意識次第で人たらしになることもできるでしょう。特に、「甘え上手」と「褒め上手」になることを目指すと、あなたも職場の人たらしになれるかもしれません。
人たらしタイプは、仕事で人を頼ったり甘えたりするのが上手です。反対なのが完璧主義で何でも自分でやらないと気が済まないタイプでしょう。こうしたタイプ「あの人は完璧主義だから余計な口出しはしない方がいい」「任せた方がお互いに気が楽」と周囲から思われる傾向がありますので、職場の人から距離を取られることも。
褒め上手は、同僚や後輩の良いところを見つけるのが上手く、人をサポートしたり育てることも得意な傾向があります。職場のコミュニケーションは最低限に済ませるタイプの人は、効率的でテキパキしているのですが、チームワークや人材育成という面で悩みにぶち当たる可能性が高いでしょう。
甘え上手で褒め上手な人たらしは、ヒューマンスキルだけでなく、チームビルディングや人材育成などビジネススキルにおいても評価が上がるというわけです。
仕事で人に甘えるコツとは
「仕事で人に甘えるなんて無理」「甘えで迷惑をかけないか心配」という人がいるかもしれません。ですが、頼られることがうれしいという人は多いものです。
人に甘えるコツを紹介しますので、思い切って仕事で人を頼ってみてくださいね。
わからないことは素直に聞く
簡単にできる甘え方のひとつが、わからないことは素直に聞くという方法です。業務手順でも良いでしょうし、「外注先を探しているけれど、社外のネットワークに詳しい人を教えてほしい」と人脈を頼るなど、甘え方はさまざまです。
「お忙しいところすみません」「〇〇さんならわかるかと思って」など、一言添えると質問しやすい雰囲気づくりに役立ちますよ。「自分でやらなくちゃ」「迷惑をかけちゃいけない」と考えがちな人は、ぜひ質問力を高めてくださいね。
一緒に働く人を尊敬している
人に甘えるためにはまず、同僚や上司、先輩、後輩を尊敬するところから始めましょう。「〇〇さんは、段取りが上手い」「△△さんはプレゼン資料がわかりやすい」など、相手の尊敬できるところが見えてくると、そのポイントについて教えてもらいたい気持ちが湧いてくるものですよ。
助けてもらったら必ず感謝を伝える
仕事で甘えるということは、相手に助けてもらったということです。甘えたあとは必ず感謝の気持ちを伝えましょう。言葉だけでも十分ですが、経済的に余裕があればコーヒー一杯やランチなど、ご馳走して感謝の気持ちをあらわすのも喜ばれるでしょう。
甘え上手は甘えさせ上手でもある!
甘え上手は一方的に甘えるだけではありません。甘えさせ上手でもあります。つまり、仕事で困っている人がいたら、「私に何かできますか?」「〇〇さん、もしかして大変ですか?」など、声をかけて手を貸すことを惜しみません。持ちつ持たれつの関係性ができているからこそ、信頼や協力することができるものです。
人に喜ばれる褒め方やポジティブワード
職場の人に喜ばれる褒め方をマスターして、人たらしタイプに近づいていきましょう。コミュニケーション上手になりたい人におすすめの、職場で使えるポジティブワードも紹介します。
ちょっとしたことでも褒める
まずは、ちょっとしたことでも褒める癖をつけましょう。「相手の長所を探そう」「喜ばせよう」と意識しすぎず、「いいな」と自分が感じたことを素直に伝えてみることから始めてください。挨拶するときに「今日、いいことありました?笑顔がすごい素敵ですよ」など、褒めつつ会話を広げるのもおすすめです。
髪型や服装を褒めることで距離感が縮まることもありますが、相手によってはセクハラを受け止められるリスクもありますので要注意!
リアクションを大きくする
会話中はリアクションをちょっと大きくすることを意識してみましょう。人たらしは、相手を気持ちよくさせることに長けています。たとえば、自分のことのように相手の幸せを喜んでくれる人は、好感度を得やすくなります。リアクションを大きくしつつ、相手に共感したり肯定したりすることを試してみてくださいね。
褒めるときは相手の名前を呼ぶ
名前が持つ心理的効果はとても大きいのをご存知ですか? 「ネームコーリング効果」と呼ばれる心理があります。名前で呼ばれたとき、その相手に好意を抱きやすくなると考えられています。褒めるときもぜひ、「〇〇さん、スーツ素敵ですね」など名前を呼びましょう。
ほかの人が褒めないような長所を探す
人たらしタイプの褒め方は、他の人とはちょっと違います。みんなが知っているような長所を褒めるのではなく、その人の意外な魅力や隠れた長所を見つけるのが上手いのです。そのためには、日頃から他人に興味を持って、コミュニケーションを取ることが必要です。
「さすが〇〇さん!」「△△さん、いつもありがとう」
多かれ少なかれ、仕事にプライドを持っている人がほとんどです。「私なんて…」と自信がなさそうな人でも、自分の仕事に対してはプライドを持っています。人たらしタイプは、他人の仕事を素直に褒めます。「さすが〇〇さんの仕事は正確だなぁ」などと褒められれば、嬉しくなるものですし、言われた相手の自信にもつながります。感謝の気持ちを伝えるのもおすすめです。
「私には思いつかなかったなぁ」と意見の食い違いも褒める
仕事で意見が食い違うこともありますよね。人たらしタイプはそんな状況でも、相手のことを褒めます。「私には思いつかなかったなぁ」「どうやってその発想が出てきたんですか?」など、肯定も否定もしていないけれど褒めているというような言葉選びが巧みです。
おわりに:甘え上手&褒め上手になって、職場の人から信頼を得よう♪
職場の人たらしタイプは、甘え上手かつ褒め上手の仕事もデキる人。相手を喜ばせたり、チームワークを意識しながら、みんながつい頼りたくなる人になってくださいね。
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