久しぶりに実家、義実家へ帰省する際には、手土産を持参すると喜ばれますよね。帰省土産をマナーと考える人もいますので、良好な家族関係・親戚関係のためにお土産選びに頭を悩ませることも。
今回は失礼のない帰省土産の選び方のポイントを、予算相場や人気の品物、帰省が難しく品物のみ贈る場合に至るまで、知っておきたい情報をまとめて紹介します。
- この記事でわかること
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- 帰省土産に熨斗は必須か、不要か
- 家族構成などを考慮した帰省土産の選び方
- 東京から地方へ帰省するときの人気のお土産
- 手紙やメッセージカードに添えたい文章
帰省の手土産にかける金額の相場は?義実家用は少しお高め
まずは帰省時の手土産に関するアンケート調査「失敗しない!帰省の手土産調査2018|株式会社ぐるなび」を参考に、手土産の予算相場を探っていきましょう。同調査によると自分の実家、そして配偶者の実家である義実家への帰省土産にかける予算相場はそれぞれ以下の通りです。
- 帰省時の手土産にかける平均金額
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- 自分の実家…2365.7円
- 配偶者の実家…2612.6円
自分の実家に比べ配偶者の実家への手土産にかける金額がおよそ250円高く、多くの人が義実家の手土産は少し高価な品を選んでいることがわかりました。実家・義実家ともに、帰省の手土産の予算相場は2,500円前後と考えておけば問題ないでしょう。また、どんな手土産が喜ばれるかは実家・義実家の好みによって異なります。
帰省時の手土産は予算よりもむしろ内容を重視し、贈り先である各家・各人の好みに合わせて選ぶようにしましょう。
なお、お祝いやお悔みの贈り物をする際に品物にかける熨斗ですが、帰省時の手土産には熨斗は原則必要ありません。包装紙と紙袋に包んで渡せばOKです。関係性によっては紙袋も必要ないでしょう。どうしても熨斗を付けたい場合は、表書きは「お土産」「ご挨拶」とするか、帰省の時期や目的に合わせ「残暑御見舞」などとしてください。
義実家や親戚に喜ばれる帰省土産の選び方は?
ここからは、贈り先の好みに合った帰省土産を選ぶためのポイントを紹介していきます。
贈り先である実家・義実家の状況をおおまかに4つに分け、それぞれの家にふさわしい帰省土産の選び方を以下にまとめましたので参考にしてくださいね。
贈り先の状況別、喜ばれる帰省土産の選び方
- 2人で暮らす両親へ贈るなら…
- 高齢の両親だけが暮らす家へ贈る帰省土産は、本人たちが確実に好むもの、毎日の負担を減らせるもの、または年齢や持病の有無に配慮した体にやさしいものがおすすめ。
- たくさん家族のいる親戚へ贈るなら…
- 両親だけでなく兄弟や親戚、甥・姪が同居する大家族への帰省土産は、みんなで分けられる個包装のもの、日持ちするものがおすすめ。
- 遠く離れたところに暮らす人へ贈るなら…
- 普段はめったにお目にかかれない遠い土地の名物、名産品をいただくのはうれしいもの。もし、あなたが実家・義実家から遠く離れた場所から帰省するなら、いま住んでいる土地の名物や名産品をお土産にするのがおすすめ。
- 贈り先の好みがわからず、迷ったら…
- 久しぶり、または初めての帰省で贈り先の好みや人数がわからないようなら、季節を感じられる食べ物や花を贈るのがおすすめ。その他、実家・義実家への帰省土産を選ぶときの注意点としては、以下が挙げられます。
実家・義実家への手土産を選ぶときの注意点
- 相手の好みとまったく合わないものを贈るのは、ありがた迷惑と心得ましょう
- 冷蔵や冷凍保存が必要なものを贈るときは事前に知らせ、負担にならないようにしましょう
喜ばれる帰省土産を贈るには、ある程度贈り先の好みを理解しておかなければなりません。贈り先の好みがまったくわからないときは、事前に連絡してもらって困るもの・苦手なものだけでも把握しておくと良いですよ。
帰省土産の定番はやっぱりお菓子や飲み物!
帰省土産の定番と言えば、マドレーヌやクッキーなど洋焼き菓子や、おまんじゅう、お煎餅などの和菓子が入った詰め合わせでしょう。家族構成、現在の居住地との距離感などを考慮したうえで贈り先に好まれそうなもの、珍しいもの、居住する土地や帰省する季節ならではのお菓子を選ぶと良いですよ。
以下からはおすすめの帰省土産の例として、東京から地方へ帰省する際に喜ばれるおすすめの手土産を5つ紹介していきます。お土産選びの参考にしてくださいね。
1:PRESS BUTTER SAND「バターサンド」
チーズタルトで有名なベイクブランド発のバターサンド。ボックス型のクッキーで、オリジナルのバタークリームとキャラメルクリームを挟んだ2層仕立てです。クッキーが口の中でほぐれやすく作られていながら、クリームがはみ出しにくいため、お子さんやお年寄りも食べやすそう!個包装のため、大人数の手土産にも向いています。味のバラエティも豊富で、バター本来の風味をしっかり味わえるプレーン、ホワイトチョコレートとバニラ、ラム酒の風味豊かな白、ココアクッキーとクリームのバランスが絶妙な黒の4種類。好みによって好きな味を選んで食べられる、詰め合わせセットも人気です。
2:とらや「和三盆糖入 お汁粉」
室町時代後期創業の老舗和菓子店、とらやの味を自宅で楽しめるレトルトお汁粉。温めて食べるお汁粉と、お汁粉をかけて食べるお餅がセットになっています。きめ細かく滑らかな口当たりの和三盆の風味豊かな逸品です。味のクオリティもさることながら、賞味期限が製造からおよそ半年間と長いため、焦って食べる必要はありません。お盆やお正月は帰省ラッシュでお土産をたくさんもらってしまう家庭もありますが、日持ちする帰省土産なら落ち着いて味を楽しめそうですね。
3:麻布十番あげもち屋「花キューブギフト」
あげもち屋売れ筋のおかきを、オリジナルデザインの箱に入れて作った詰め合わせ。4個入り、6個入り、9個入り、12個入りと量の調節がしやすいこと、日持ちがして甘いものが苦手な人でもいろいろな味を楽しんでもらえるのが魅力です。また、かわいらしい花や植物、うさぎなどの動物をあしらったオリジナルデザインも目を引きます。帰省土産を開けたときに、パッとその場が華やぐでしょう。
4:浅草今半「お好み小箱詰め合わせ」
牛肉加工食品の有名店、浅草今半の佃煮の4種類を楽しめる詰め合わせです。牛肉れんこん、牛肉ごぼう、牛肉しめじ、牛肉しいたけの佃煮を楽しめます。日持ちが良く、甘いものが苦手な人でもおつまみやおかずとして食べてもらえます。詰め合わせセットは他にもありますので、贈り先の好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
5:京橋千疋屋「のみきりジュース(6本入り)」
北海道の余市で取れたりんご、ぶどう、トマトと3種類の100%ジュースの詰め合わせ。
価格は税込3,240円と帰省土産の予算相場より少し高いものの、凝縮された野菜の甘味・うま味を堪能できます。京橋千疋屋は高級フルーツを扱うことで有名ですので、日頃の感謝を伝えたいなど、特別な気持ちをお土産に込めたいときに選んではいかがでしょう。
帰省できないときは贈り物に手紙を添えると嬉しさ倍増
仕事や家庭の事情、社会情勢により、なかなか帰省が難しいときもありますよね。そんなときは、直接会いに行くことができない実家・義実家の家族へ、品物だけでも贈ると良いでしょう。
この際、体を気づかう言葉や日頃の感謝を伝える気持ちを込めて手紙やメッセージカード、写真を添えると実家・義実家の家族から喜ばれますよ。
おわりに:実家・義実家の好みに合ったお菓子を帰省土産にすれば、失敗なし!
遠方から年に数回、実家に帰省する際には手土産を持参するのが一般的です。久しぶりの実家への帰省、初めての義実家への帰省土産の選び方がわからず困ったら、まず相手の好みに合ったものを選ぶよう意識しましょう。好みの予測がつかない場合は2,500円を予算の目安とし、現在居住する地域の名物や季節の味、家族の年齢・人数に合わせた日持ちのするお菓子の詰め合わせを選ぶと失敗しませんよ。
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