転職すると新しい職場での人間関係に集中しがちですが、元の職場の同僚との関係も悩みどころですよね。「転職したら、元同僚との付き合いってどうすればいいんだろう?」「退職後の飲み会に誘われたけど、行ってもいいのかな?」など退職後も元同僚と良好な関係を続けたい人に向けて、人脈を保つコツをお伝えします。
- この記事でわかること
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- 転職後の元同僚との関係性
- 人脈を保つことのメリット
- 元同僚とのコミュニケーションのコツ
- 転職後に気をつけたい情報漏洩
転職したら元同僚との縁は途切れるものなの?
結論から言うと、転職しても元同僚との縁は必ずしも途切れるわけではありません。むしろ良好な関係を保つことで、転職後のキャリアやプライベートにも良い影響を与えてくれます。ところが退職後、気づけば元同僚と疎遠になってしまう人も多いですよね。その理由は、主に以下のようなものがあります。
会うきっかけが減る
同僚は友人ではありませんので、職場が変わると会う機会がぐっと減りますよね。また、転職後の新しい職場や仕事に慣れるのに忙しく、連絡を取る余裕がないということも。
気後れする
「辞めた人間が連絡を取っていいのかな」と、元同僚に連絡をするのをためらう人も多いはず。同じ職場にいたときはとても気さくに話していたとしても、どんな理由で連絡をすればいいのかわからないというケースです。
転職に後悔している
いざ転職してみたら、「元の職場の方が良かった」と後悔している場合、元同僚と会うのに抵抗を感じるかもしれません。元同僚がうらやましく見えるなど、心の整理ができるまでは会うのが難しいこともあるでしょう。
退職した会社の元同僚との人脈が大切な理由
退職してから、元同僚と会うかどうかは人それぞれです。ただし元同僚との関係を続けることには、メリットがたくさんあります。
転職後も情報交換ができる
元の職場の状況を知ることで、業界の動向や新たなチャンスをつかむヒントになります。特に同じ業界で働いている場合、市場の動きや業界内の情報が得られるのは大きなメリットです。違う職場だとしても、ビジネス関係でwin-winの関係を築けるでしょう。
仕事でつながる可能性がある
「転職したけど、元の会社と取引することになった」というケースは珍しくありません。むしろ、これまで培った人脈を活かし、新しい職場で活躍することも考えられます。また、フリーランスや起業を考えている人なら、元同僚が仕事を紹介してくれることもあります。
キャリアの相談相手になってくれる
元同僚は、あなたの良き理解者やアドバイザーになってくれます。仕事で悩んだとき、新しい職場ではまだ相談相手を見つけられないこともあるはず。気軽に相談できる相手がいると心強いものです。元同僚なら、自分の過去の働き方を知っているため、的確なアドバイスをもらえるでしょう。
単純に気の合う仲間として楽しめる
仕事を離れても、気の合う仲間としてプライベートでつながることもあります。会社を辞めても、共通の趣味や考え方が合う仲間とは、良い関係を続けることができます。
退職した会社に出戻りたいときの人脈になる
最近では、退職した会社に再び入社する「出戻り」が増えつつあります。本人からすると「やっぱり元の会社の方が社風が合っている」「転職先の業績が悪化した」などの場合に、転職活動をするコストや不安を回避できるのがメリットです。元の会社からすると、実力や人柄がわかっている人物に出戻ってもらうことで、採用コストをカットできます。
出戻りが成功しやすい人は、元の職場での人間関係が良好である、経験と知識が豊富で信頼がある、などの特徴を持っています。退職した後も元同僚とコミュニケーションを取り続けることで、出戻りをしたいときも打診しやすくなるでしょう。

元同僚との人脈を保つためにできることって?
退職をした後も元同僚とつながっていたい場合、どのように接するのがよいのでしょう。ビジネスパーソンとしての理想的な振る舞いを抑えるのがおすすめです。
カジュアルに連絡を取ってみる
元同僚と連絡を取るのに、特別な理由は必要ありません。気軽に誘うのもおすすめです。「久しぶり! 最近どう?」と、気軽なメッセージを送ってみましょう。むしろ退職してから長い間連絡をしていなかったのに、急に「相談したいことがある」「新しい職場で悩んでいて……」というトーンで連絡すると、相手が戸惑ってしまうことも。細くゆるくつながる、というのもひとつの方法ですよ。
SNSやオンラインでゆるくつながる
働いていると、お互い仕事やプライベートでなかなか時間を取れないことも。LINEグループやSNSでつながっていれば、気軽に近況を共有できます。コメントやいいねをするだけでも、関係を保つきっかけになります。
仕事の相談や紹介をする
「こういう仕事があるんだけど、興味ある?」など、仕事をきっかけにつながりを保つのも良い方法です。お互いにメリットがあると、人脈としての価値も高まります。ただし、現在の職場にもすでに取引先や人脈がありますので、あなたの人脈ばかりを優遇しているとトラブルの元。バランスを崩さないように注意しましょう。
定期的にランチや飲み会を企画する
元同僚とすでに良好な関係が構築されている場合、定期的に集まることも可能です。月に1回や半年に1回など、お互いが負担の少ない頻度で集まる機会を作ると関係が続きやすいです。
退職した会社の飲み会に誘われたらどうする?
あなたから元同僚にコンタクトを取ろうとしていなくても、元同僚の方からお誘いが来ることもあるでしょう。「元の会社の飲み会に誘われたけど、どうしよう」と悩む人もいるはず。退職した職場の飲み会に参加するかどうかは、状況によって判断するのがベストです。
参加するメリット
退職した職場の飲み会に参加すると、さまざまなメリットがあります。
- メリット
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- 気心知れた仲間と楽しい時間を過ごせる
- 気分転換になる
- 仕事の情報交換の場にもなる
- 冷静に過去を振り返ることができる
良い職場だった場合は特に、再会は楽しいものになるでしょう。また、お互いの近況報告をするなど情報交換の場としてもメリットがあります。辞めてから元同僚と会うことで、一緒に働いていた頃とは違った印象を得られることも。視野が広がるきっかけにもなるでしょう。
ただし元同僚との飲み会に参加する場合、下記のことにも注意しましょう。
- 注意点
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- 過去の愚痴を言いすぎない
- 元同僚にダメだしをしない
- 新しい職場の愚痴は控え目に!
- 情報漏洩に気をつける
元同僚と話していると、つい退職した職場の愚痴や批判をする人もいます。その場が盛り上がることもありますが、愚痴の言い過ぎはトラブルのもとです。すでにその職場を辞めている以上、愚痴の言い過ぎは禁物です。また、「だからあの会社はダメなんだ。お前ももっと頑張れ」など、元同僚の仕事ぶりにもダメだしをするのはおすすめできません。せっかくの飲み会の雰囲気が壊れてしまいます。
さらに注意したいのは、新しい職場の愚痴や情報を話し過ぎないこと。お酒や美味しい食事、なつかしい元同僚との会話でテンションが上がってくると、新しい職場への不満やモヤモヤを聞いてもらいたくなることも。ですが、そうした気のゆるみは危険です。情報漏洩のリスクがあります。また、業界が狭い場合は、不満や批判が新しい職場に届くこともあり得ます。
プライベートで元同僚と会うときの注意点とは?
退職後に元同僚と会うことにはメリットも大きく、基本的には問題ありません。ただしいくつか注意すべきポイントがあります。
①転職先の情報を言いすぎない
元同僚に会うと「新しい会社どう?」と聞かれることは多いですが、守秘義務がある情報は口にしないように注意しましょう。情報漏洩の原因の多くはヒューマンエラーです。業務上知り得た情報の取り扱いには、細心の注意を払いましょう。
②会社の内部事情を詮索しすぎない
元同僚と会っていると、自分が担当していた仕事や社内事情が気になってきますよね。「あのプロジェクトどうなった?」など、しつこく聞くと迷惑がられることも。ビジネスの機密情報には触れず、ライトな会話を心がけると良い関係を続けられます。
③お互いの立場を尊重する
元同僚と会ったときに「転職して正解だった!」と強調することは、マウンティングとして受け取られかねません。「まだあの会社にいるの?」「よく頑張れるよね」などの揶揄も控えましょう。それぞれが選んだ道で、本人がキャリアプランを考えていくことが大切です。お互いを尊重し、よき元同僚として関係を保ちましょう。たとえば退職後に同僚が昇進したときは、「おめでとう!」と素直に祝うのもおすすめです。
まとめ:転職後も人脈は財産!ビジネスパーソンとして適切に接しよう
退職してからも元同僚とのつながりを大切にすることで、さまざまなメリットを期待できます。「辞めたら終わり」はもったいないこと。転職が当たり前の時代において「辞めてもつながれる関係」を築くことで、今後のキャリアや人生がより豊かになりますよ。
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