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職場いじめに悩む人が出すサインとは?子どものために親ができること

職場いじめ こころの不調
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無視や悪口、仕事の成果の横取りなど、職場いじめが発生している会社があります。職場いじめに悩んでいる人には、感情面や体調面での変化があらわれることも。この記事では、社会人の子どもが職場いじめに悩んでいるときに、親ができることは何かを解説していきます。

この記事でわかること
  • 職場いじめの例
  • 職場いじめに悩んでいる人の特徴
  • 親子で職場いじめに向き合うポイント

職場いじめにはどんなケースがある?

学校でのいじめが問題視されていますが、大人の世界でもいじめは発生しています。特に職場いじめは大きなストレスを与え、被害者を休職や退職に追い込むことも。

職場いじめには、次のような例があります。

職場いじめの種類の例
  • 集団無視
  • 仲間はずれ
  • 無茶な仕事を押し付ける
  • 休ませない・不当なシフト変更
  • 必要以上に仕事のミスを責める
  • 成果の横取り
  • 悪口や噂話を流す
  • プライベートへの干渉
  • 本人や家族の悪口
  • 殴る・蹴るの暴力 など

職場いじめは、特定の人物やグループ内のみで起こっていることもあれば、部署全体で起こっていることもあります。小さな会社では、会社全体でターゲットをいじめているケースもありえます。

一方で、職場の外ではいじめが発生していることが見えづらく、家族からすると被害者が職場いじめに悩んでいることに気づくのが難しいのも特徴です。大切な家族が職場いじめに悩んでいるとき、早めに気づくことができたら安心ですよね。次章からは、家族ができるサポートについて説明していきます。

職場いじめに悩んでいる人のサイン

職場いじめに悩んでいる人には、次のような傾向や変化が見られます。

元気がなく、ふさぎ込む

職場で辛い思いをしている人は、家に帰ってきても気持ちが落ち込んだままのことが少なくありません。以前と比べて元気がなく、部屋にこもりがちになったり口数が少なくなることもあるでしょう。

一方で、家族に心配をかけまいと気丈に振る舞うタイプもいます。急にハイテンションになるなど、気持ちのアップダウンが激しくなったら「何かあったのかな」と気にかけるのが安心です。

職場の愚痴が増える

職場の愚痴や不満が増えた場合も、何かトラブルを抱えている可能性があります。「上手く言語化できない」「職場いじめを受けているのが恥ずかしい」という理由から、直接的に職場いじめについて吐露するとは限りません。

「キツく当たられるんだよね」「仕事が辛くなってきたな」など、遠回しな言い方をするタイプの人もいます。

食欲低下や体調不良が増える

職場いじめはとても大きなストレスの原因となります。食欲低下またはストレスによる過食など、食事面での変化が見られることも。胃痛や吐き気、頭痛などの体調不良を訴えることも少なくないでしょう。

自分を責める発言が増える

「私なんて何をしてもダメだ」「仕事で怒られるけど、僕が悪いに決まってる」など、自分を責める発言が増えている状態にも要注意。職場いじめでは人格否定や仕事の押し付けなど、心の余裕を奪われることが少なくありません。すると自己肯定感が下がり、どんどん追い詰められてしまいます。

遅刻や早退、欠勤が増える

職場いじめによって体調不良やメンタルの不調が起きると、遅刻や早退、欠勤が増えることもあるでしょう。「休んでばかりじゃん!ダメだよ」など、頭ごなしに怒るのは禁物。そうした変化に寄り添うことが大切です。

職場いじめに悩む子どものために親ができること

社会人デビューした子どもや夢に向かって仕事を頑張る子どもが職場いじめにあっていたと知ったとき、親としてどんなサポートができるのでしょう。

話を聞き、寄り添う

まずは、子どもが話してくれるように一緒に過ごす時間を確保しましょう。すぐに本題について話してくれるとは限りませんので、焦らずじっくりと耳を傾けてください。

本人が職場いじめについて話し始めたら、本人の気持ちや考えを否定せず、最後まで話を聞くことが大切です

無理をさせない

職場いじめで辛い思いをしていることがわかったら、無理をさせないことも重要です。もちろん生活のためにはお金が必要ですので、生活費についても話し合えると理想的。一人暮らしの場合は可能であれば一時的に実家に戻ることができるのかなど、現実的な話が必要なこともあるでしょう。

相談窓口について調べる

職場いじめに関しては、会社の相談窓口や弁護士への相談が役立つこともあります。職場いじめの内容にパワハラやセクハラ、マタハラが含まれているケースもあるでしょう。その場合は労働基準監督署に相談するのもおすすめですよ。

転職について話し合う

職場いじめの内容や本人の状態や意向によっては、転職という選択肢について話し合うこともあります。ただし注意したいのは、本人が転職を希望しているとは限らないこと。転職をすすめることがむしろ本人の気持ちをさらに傷つけてしまうこともあり得ます。

「あなたはこれからどんな風に働きたい?」「長い目で、これからの人生を考えてみようか」など、転職ありきで話すというよりは、本人がこれからどうしたいのかを聞き出すことを意識しましょう

病院受診を勧める

職場いじめによる体調不良やメンタルの不調が見られる場合、早めに医療機関を受診するのが安心です。受診が遅くなると、症状の悪化や長期化のリスクが高まります

特に心療内科の受診は、本人や家族からすると抵抗を感じることもあるかもしれません。ですが近年は、メンタルの不調も専門医にしっかりと相談することが重要だという考えが浸透してきています。受診の不安を合わせて医師に相談することで、不安を和らげるアドバイスをもらえるでしょう。

子どもが職場いじめで悩んでいるとき親のNG行動

もしも子どもが職場いじめの被害を受けている場合、親として助けてあげたいと思うのも当然です。ただし、良かれと思ってやったことがさらに状況を悪化させることもあります。

たとえば、子どもの気持ちを無視して勝手に職場に連絡したり、加害者と思われる人物に直接会いにいくのはおすすめできません。子ども本人のプライドや自立心を傷つけることになるほか、職場の居心地を悪くするリスクがあります。

子どもとの話し合いや証拠集めもしないまま会社を訴えても、準備不足になりやすいので要注意。結果的に法的手段での解決を望むことになったとしても、まずは子ども本人の意向や希望を聞きましょう。

おわりに:職場いじめに悩む子どもに寄り添いつつ、できることを考えよう

職場いじめに悩む子どもへの接し方を紹介しました。職場いじめに悩む人にあらわれるサインを見つけたら、まずはしっかりと寄り添うことから始めてみてくださいね。

キズキビジネスカレッジ(KBC)さんの記事もタメになるので、ぜひ参考にしてみてください。

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