自分の強みはわからないけど弱みなら実感している……と悩んでいる人はいませんか? 実は弱みこそ強みにもなる個性です。この記事では「慎重すぎる」性格が弱みだと感じている人に向けて、慎重であることのメリットとデメリットを解説しながら、強みを伸ばすヒントを紹介します。
- この記事でわかること
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- 慎重すぎる人の性格や行動の傾向
- 慎重な人が持つ強みや魅力
- 慎重な人に向いている仕事
- 慎重な性格を強みにするための考え方
じっくり確実に!慎重すぎる人の特徴
即断即決タイプの人もいますが、じっくりと検討したり物事を進めたりするタイプの人もいますよね。いわゆる「慎重」なタイプで、「石橋を叩いて渡る」ということわざもあります。
慎重の度合いが大きい人は、次のような特徴が見られるでしょう。
- 慎重すぎる人の特徴
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- 決断に時間がかかる
- 分析・調査が好き
- 優柔不断
- リスクを負いたくない
- 悪い想像をしがち
- 予想外のことが苦手
- 柔軟性がない
- 自信がない
決断は比較・調査・検討してから
慎重なタイプは、決断までに時間をかける傾向が見られます。じっくりと比較や調査をして、検討をした後に決断します。
はたからみると、「意思決定が遅い」「優柔不断」と思われる場合もあるでしょう。ただし、即断即決が必ずしも良いとは限りません。熟考がベターな決断につながることもあります。
安心・安全を好む
慎重な人は、リスクや損を好みません。安心・安全に物事が進むことを好むため、ハイリスク・ハイリターンな決断は避けがちでしょう。
コントロールしたい
慎重すぎるタイプは、予想外のことや自分の手に負えないことを極端に恐れる傾向もあります。予定通りに業務を管理すること、正確性を求められる仕事が得意です。
一方で、予定の変更や環境・状況の変化に対して迅速に対応するのは苦手です。そんなときは視野を広げて誰かに頼れば解決する問題もたくさんあるはず。慎重になりすぎると、つい自分だけですべてをどうにかしようと考えがちなところに要注意です。
慎重すぎることのデメリット
物事の判断や行動において慎重すぎると、チャンスを逃すというデメリットがあります。リスクを避けるために機を見計らっていたつもりが、時間の経過とともにリスクがどんどん高まるケースも少なくありません。機そのものがなくなることもあるでしょう。
決断力がない、優柔不断と周囲から思われると、信頼や評価がダウンするデメリットもあります。
慎重すぎる人は、物事のリスクやコストなどマイナスな面ばかりに目が行きがちで、良いところ探しが苦手な傾向も見られます。褒めるのが苦手、リカバリーが苦手、一度落ち込んだら浮上しにくいなどの特徴も挙げられるでしょう。
慎重すぎることのメリットと向いている仕事
慎重すぎることのデメリットを紹介しましたが、メリットもたくさんあります。リスクマネジメントやコスト管理は、組織では欠かせないスキルです。特にリーダーや管理職の人は習得すべきスキルですので、キャリアアップを目指す人にとって慎重な性格は強みにつながるでしょう。
経理や内部監査、法務など、正確性が求められる業務で強みを発揮でしょう。事実や規則をしっかりと確認し、適切な対応をとることができます。
慎重な性格を強みにするポイント
慎重な性格は、仕事において強みにもなります。弱みを強みに変えられるように、スキルアップにチャレンジしてみましょう。
周りの人を頼る
慎重すぎる人は、「自分でなんとかしなきゃ」と考える傾向があります。ですが、自分ひとりで把握できることは多くありません。素直に周囲の人を頼ると、ためになるアドバイスや情報をシェアしてもらえます。周りの人を頼るうちに、決断もスピーディーになっていくでしょう。
適性を活かす職種・業界を目指す
慎重な性格が弱みに感じられる場合は、仕事が適性ではないのかもしれません。慎重な性格は、経理や法務、内部監査などの職種で重宝されやすいでしょう。キャリアチェンジや転職を考えている場合、資格取得で基礎的な専門知識を習得しておくと選択肢が広がりますよ。
リスク管理能力を活かし、キャリアアップ
慎重な人は、リスクマネジメントやコスト管理で能力を発揮できる可能性があります。管理職へとキャリアアップすると、能力を活かすことができるはず。会社の昇進試験にチャレンジしたり、昇進に必要なスキルや経験をどんどん身につけていきましょう。
キャリアコンサルタントに相談する
自分の弱みや強み、適性を具体的に深掘りしたい人は、キャリアコンサルタントに相談するのも効率的です。キャリアコンサルタントは国家資格で、相談者のキャリアプランや仕事の悩みについて、客観的なアドバイスをするのが仕事です。
第三者に相談することで、自分では気づかなかった適性や可能性、キャリアプランの立て方に気づけますよ。
おわりに:慎重だからこそ回避できるリスクもある!強みを伸ばそう♪
慎重な人が持つ強みと弱みを紹介しました。弱みばかりに目が行くのはもったいないこと! 強みを伸ばすためにも、まずは自分のスキルや経験を客観的に評価し、キャリアプランを練ってみましょう。プランを立てたら、目標をクリアできるようにやるべきチャレンジに取り掛かってくださいね。
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