お金が貯まる人と貯まらない人の違いは、収入だけではありません。習慣や行動パターンが鍵となります。この記事ではなぜかお金が貯まらないと悩んでいる人に向けて、お金を貯めるメリットや変えるべき生活習慣を解説します。お金を貯めて人生の選択肢を広げるための参考にしてくださいね。
- この記事でわかること
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- お金が貯まらない人の行動パターン
- クレカのリボ払いを避けるべき理由
- 貯蓄や資産運用を始めるメリット
- 気軽に始めるお金が貯まる習慣
お金が貯まらない人がやりがちな習慣
「無駄使いしていないはずなのに、お金が貯まらない!」という人は少なくありません。なぜかお金が貯まらない人には、次のような習慣がみられることがあります。
コンビニに寄ることが多い
コンビニに寄ることが多い人は、無自覚な出費がかさんでいる可能性が高いでしょう。「お昼ご飯を買おう」と思っていたのに、お菓子やキャンディ、コンビニコーヒーもついでに買う人が多いものです。近年はコンビニコスメなども発売され、「これも買っちゃおう」と余計な買い物が増えがち。それでいて一回一回の買い物の額はそこまで高くないため、予定外の無駄使いをしていることに気付けません。
外食やカフェが好き
自炊と外食どちらが安上りか、というテーマには諸説あります。その人の自炊スキルや地域のスーパーの価格帯なども影響しますが、努力と工夫次第で自炊は食費を抑えることが可能です。
外食もお店の選び方次第で食費を抑えることができますが、「飲食店の開拓が好き」「カフェで休むのが好き」という場合は、一回の飲食費が千円を超えることも珍しくありません。食費と趣味費用の境目がなくなってきて、エンゲル係数が膨れ上がるおそれがあります。
「なんとなく買い」「衝動買い」が多い
買い物をするとき「何を買うか」「予算はいくらか」を決めずに買い物をしている人も要注意。収入や貯金に見合わない買い物をしたり、すでに家にあるものを買ってしまうことが起こりやすくなります。「お米がお得だからまとめ買いしたけど、家に十分すぎるほどストックがあった…!」というように、食品の場合は買い過ぎたせいで鮮度や消費期限を切らしてしまうことも。
ポイ活が好きで買い物量が増えている
賢くポイ活をすると、買い物を安く済ませることができますよね。ところがポイ活に夢中になり過ぎると、ポイントを貯めることが目的になり、本来は必要ない買い物が止まらなくなります。ポイ活に振り回されて、無駄な消費が増えていないか買い物履歴を振り返りましょう。
生活費はちょくちょく銀行から下ろす
生活費は、足りなくなったタイミングで銀行から都度下ろす、という人は月々の予算がオーバーしがちではないでしょうか? あらかじめ生活費の予算を決めておき、その金額を銀行からおろしたり、電子マネーでチャージするようにしましょう。そしてその金額でやりくりすることを目指すと、使い過ぎの予防につながりますよ。
リボ払いで買い物している
買い物や外食ではクレジットカード払いを使う、という人も多いですよね。ただしクレジットカードのリボ払いには注意が必要です。リボ払いは月々の支払いが一定金額になる支払い方法ですが、手数料が割高です。手数料の支払いに時間がかかり、なかなか支払いが終わらない…という状況を招きかねません。リボ払いは極力使用しないことをおすすめします。
貯金や資産運用でお金を貯めるメリットとは
お金を貯めることにはさまざまなメリットがあります。貯金をしたり、近年話題の新NISAなどで資産運用することには、下記のようなメリットがあることを理解しましょう。
将来のための資金を確保できる
人生にはさまざまなライフステージがあります。結婚、出産、育児、転職などのライフステージでは、お金が必要になることがほとんどです。老後を考えて、充実した暮らしができるようにお金を貯めておくことも大切。将来のことを考えれば考えるほど、お金の問題と向き合う必要があるのです。
不動産など大きな買い物がしやすい
マイホームやマイカーを購入するとき、ローンを活用する人もいますよね。ローンを組むときは貯金額を聞かれることもあります。貯金が十分にあると、大きな買い物の決断をしやすくなるでしょう。
人生の選択肢が広がる
貯金や資産運用をしていると、それらを資金としてさまざまな選択を得ることができます。「海外旅行に行く」「リスキリングのために大学院に入る」「子どもの教育環境を充実させる」「親の老後のためにリフォームする」など、人生を充実させるための選択肢が広がります。
病気や事故などの出費で困らない
若くて元気なうちは「お金がなくても何とかなる!」「お金のことばかり考えるのは嫌だ」と思うこともあるでしょう。ですが、病気やケガ、交通事故などに突然見舞われることもあります。治療費などの支払いは高額になることも少なくありませんので、もしものときのための蓄えが必要となるのです。
心の余裕が生まれる
お金を貯めていると、心の余裕が生まれます。お金を貯めていないと「病気になったら給料が減ってしまう」「急な出費で借金しないとどうしようもない…」など、ピンチに陥ることもしばしばです。するとストレスも感じやすくなり、心身ともに疲労が溜まりやすくなります。
お金が貯まる習慣で心と人生を充実させよう♪
お金を貯めることで人生の選択肢が豊かになり、心も充実しやすくなります。それではお金を貯めるにはどのようなことを意識すればよいのでしょう。
先取り貯蓄をする
お金を貯めるのが苦手、つい浪費しちゃうという人は、先取り貯蓄をしましょう。毎月の収入から一定額を貯蓄用口座や投資信託に回せるよう、あらかじめ設定しておきます。貯蓄額は収入の20~30%が理想的と言われていますが、実際には10~15%程度を貯蓄している人がボリュームゾーンでしょう。
目的のない寄り道をしない
会社やフィットネスジムなどからの帰り道、コンビニやスーパーになんとなく寄ってしまう人は、まっすぐ家に帰るようにしてみてください。食材や日用品を買うときは、まずは家で必要な物をリストアップします。リストの中に「なんとなく欲しいもの」「買ってもすぐ使わなくなりそうなもの」があったら、優先度を下げましょう。衝動買いを減らし、計画的な買い物を習慣化できるように行動を変えることが大切です。
家を整理整頓する
お金を貯められない人の中には、家が散らかっている、どこに何を置いているかイマイチ把握できていない、という人はいませんか? 整理整頓されていないと、すでに買ってあるものが把握できずに同じものを買ってしまうことが増えます。家を整理整頓することで、生活に本当に必要なものを取捨選択できます。もしも家が散らかっている場合、断捨離も兼ねて大掃除をしてみてくださいね。
クレジットカードはリボ払いをしない
クレジットカードで支払いをするときは、リボ払いは避けましょう。リボ払いしないと買えないということは、現在の収入に見合わない買い物ということです。リボ払いの手数料返済で支払っている金額で、もっとほかの有意義なお金の使い方をすることもできます。もしリボ払いをしている場合は、一括払いを申し込んでできるだけ早く返済するなどがおすすめですよ。
お金の勉強をする
お金や経済の知識を身に付けて、金融リテラシーを磨きましょう。金融リテラシーを磨くことで、家計管理や貯蓄、投資信託などのメリットを大きくすることも可能です。ご自身で書籍を読んだり、マネー系の資格取得をすることもおすすめですが、ファイナンシャルプランナーに相談すると専門家の視点からのアドバイスをもらえるでしょう。
おわりに:日々の習慣を変えてお金をしっかりと貯めていこう!
少額の買い物でも積み重なれば大きな金額になります。習慣を変えるだけで、お金が貯まる仕組みを作ることはできるはず。今日からできることもありますので、ぜひ貯金や資産運用を楽しんでくださいね。
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