「でも」「だって」と言い訳ばかりで仕事ができない人はいませんか? この記事では職場にいる言い訳が多い人の特徴を紹介します。言い訳が多くて疲れてしまったとき、どのように対処するとお互いのためになるか、ヒントを見ていきましょう。
- この記事でわかること
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- 言い訳が多い人に足りない視点
- 仕事ができる人は言い訳をしない理由
- 言い訳に対して怒ることのデメリット
- 言い訳が多い人への上手な対処法
職場にいる言い訳が多い人の特徴
仕事のミスが起きたとき、何よりまず言い訳を始める人がいますよね。「だって忙しかったから」「〇〇さんの説明が足りないから」と言い訳や責任転嫁が多い人には、下記のような特徴が見られます。
- 言い訳が多い人の特徴
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- 「でも」「だって」が口癖
- 叱られるのが怖い
- パニックになりやすい
- 保身に走りがち
- 責任感がない
- 上手く誤魔化せば済むと思っている
- 謝ることができない・プライドが高い
- 自分は悪くないと思っている
- 客観的な視点に立っていない
気が小さい
気が小さい人は言い訳が多くなる傾向も見られます。ミスが起きたとき「叱られるのは嫌だ」「どうしよう…!!」とパニックに陥った結果、言い訳で自分を守ろうとするためです。
ミスを認められない
仕事でミスをしてしまったとき、素直に事実を認められない人も言い訳をしがちです。状況に対処することよりも、自分のせいではないと主張することに重きを置いてしまう傾向も。
客観的・分析的な視点が欠けている
言い訳が多い人は、「自分は悪くない」という考えが強い傾向があります。つまり主観的に状況を捉えています。仕事でミスやトラブルが発生した場合、冷静かつ客観的に状況を捉え、リカバリーやミス予防のための分析が必要です。言い訳が多い人は、状況への対処よりも自分のことばかりを気にかけてしまいがちなのが問題です。
言い訳が多い人は仕事ができない?
「言い訳が多い人は仕事ができない」というイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。こうしたイメージの原因としては、前述したように言い訳が多い人には客観的・分析的な視点が欠けていることが影響しています。
仕事ができる人はミスを招いてしまったとき、「なぜミスが起きたのか」「次はミスを起こさないために何が必要か」「自分に非がある可能性・そうでない可能性」などをしっかりと考えます。そうすることで、次へとつながる対策を提案することができます。
言い訳の目的は主に「自分は悪くない」「ミスの原因は他にある」という主張であることがほとんどです。そうなると、状況の改善をしたくても話が進まず、「仕事の話がしたいのに、言い訳ばかりで埒が明かない」という困った状況に…。
また、言い訳が多い人は自分に非があってもなかなかそのことを受け入れられません。「次はミスしないように気をつけよう」と改めることもできず、結果として成長ができなくなります。こうした理由から、言い訳が多い人は仕事ができないと思われやすくなってしまうのです。
言い訳が多い人に注意すべき理由
言い訳が多い人と一緒に仕事をしていると、迷惑を被ることもありますので注意が必要です。
- 言い訳が多い人が引き起こす職場トラブル
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- 周囲の人にミスをなすりつける
- 言い訳ばかりで周囲を混乱させる
- 言い訳のせいで、取引先からの信用を失う
- いつまでも成長せず、ミスを繰り返す
言い訳が多く自分の非を認められない人は、周囲にミスをなすりつけることも。ミスのフォローをしなくてはいけなかったり、代わりに謝罪しなければならないケースが考えられます。
仕事のミスが起こったとき、言い訳をする人は事実説明よりも感情論で話しがちです。すると何が起こったか正しく周囲に伝わらず、対策が後手後手にまわってしまいます。対策を考えたくとも状況が一向に進展しない、ということが起こりやすくなるでしょう。
仕事において言い訳はあまり歓迎されません。ミスだけでも周囲に迷惑をかけるものですが、言い訳ばかりでは相手を怒らせるリスクも伴います。特に取引先に対して言い訳をまくしたてた場合、「自分を棚に上げてこちらが悪いとでも言いたいのか!」と信頼関係を壊すおそれもあります。
言い訳が口癖になっていると、自分が成長すべきところも見えなくなってしまいます。誰でもミスをして当たり前ですが、自分の非を認められない人は気づきのチャンスをつかめず、なかなか成長できないことも。同じミスを何度も繰り返すうち、出世や収入アップのチャンスも逃してしまいます。
怒るのはNG!? 言い訳が止まらない人への対処法
言い訳が多い人と一緒に仕事をしていると、ストレスが溜まることもあるでしょう。ただし言い訳に対して怒ることは得策とはいえません。相手が焦って言い訳が止まらなくなる可能性があるほか、「パワハラだ!」と訴えられるリスクもあります。
言い訳が多い人に対しては、上手に対処するのが安心です。
聞き流す
言い訳を聞いているとイライラすることがあるかもしれません。そんなときは言い訳をある程度聞き流しましょう。相手が一通りの言い訳を述べ、気持ちが落ち着いた頃を見計らって、「何が起きたか順番に事実を追っていこうか」と事実確認を進めましょう。
「責めているわけじゃない」と先に伝える
言い訳が多い人の中には、「すごく怒られるんじゃないか」「クビにされるんじゃないか」と怯えているタイプの人もあります。気が小さい人には、「大丈夫」「責めているわけじゃないから」と、穏やかな声掛けをするのがおすすめです。
「対処法を一緒に考えよう」と味方になる
言い訳をする人は、客観的に考えることが苦手な場合もあります。「大変だったね。今から対処法を一緒に考えよう」と、味方であることを伝えると気持ちが落ち着きます。
おわりに:言い訳が多い人には穏やかに接するのが基本!
言い訳が多い人と一緒に仕事をするときは、穏やかに接するのがおすすめです。イライラや怒りをあらわにすると、言い訳が止まらなくなることも。相手がパニックになったときも、釣られて気持ちが高ぶらないように意識してくださいね。
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