職場の人から何かと比較されたり自慢されたりして辛い人は、マウンティングされているかもしれません。この記事ではマウンティングされにくい人・マウンティングされやすい人の違い、マウンティングを防ぐ方法、スキルアップがもたらすメリットなどを解説します。
- この記事でわかること
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- 職場で発生するマウンティングの種類
- マウンティングする人のメンタル
- マウンティングされやすい人が自分を変える方法
- スキルアップで得られるメリット
職場のマウンティングってどんなもの?
会社にはさまざまな年齢やバックグラウンドを持つ人が集まります。するとマウンティングが発生することもあります。職場で発生するマウンティングにはどんな種類があるのでしょう。
- 職場で発生するマウンティング
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- 学歴
- 肩書
- 収入
- 売上など成果
- 保有している資格の種類や数
- 社長や上司からの信頼
- 人脈
- 容姿・体型
- 異性からの評判
やはり発生しやすいのは、仕事に関わるマウンティングです。仕事の成績や成果などが数字で見えたり、肩書や出世のスピードとして現れるとマウンティングが起こりやすくなります。職場の人間関係に関するマウンティングも起こりやすいでしょう。
- 職場のマウンティング例
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- 学歴で人に優劣をつけたり先入観を抱き、「これだから〇〇大出身は」などと言う
- 売上が自分より低い人に対して、「その程度の売り上げで満足できるの?」など見下す
- 「部長が私とばかりランチしたがる」など、信頼関係を自慢する
- 「もう少し痩せたらスーツが似合うのに」など体型を揶揄する
一方で、社会人になる前の学歴もマウンティングを引き起こす原因となります。学歴は就職活動で重要視されることが多いため、人と人とを比較するものさしとして使われがちです。仕事では第一印象が重要と考えられていることもあり、容姿や体型もマウンティングに関連することがあります。さらに異性からの評判がマウンティング原因となることも少なくありません。
職場にいるマウンティングしてくる人の特徴
マウンティングをされると戸惑ったり怒りを感じたり、心が疲れることがありますよね。職場でマウンティングをする人は、次のような傾向を持っています。
- 職場でマウンティングする人の特徴
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- 自分に自信がある、または自信がないことの裏返しをしがち
- 負けず嫌い
- 優劣をつけたがる
- 比較癖がついている
- 承認欲求が強い
- 注目されるのが好き
- 褒められたい気持ちが強い
- 自分が一番でないと気が済まない
- 人によって態度を変える(上司など立場が上の人にはマウンティングしない)
- 心の中では不安が強く、ストレスをマウンティングで発散している
- 他人の目や評価が気になり、自分軸で物事を考えられていない
マウンティングをする人は、「嫌味だ」「プライドが高い」「自信家」と思われがちですが、そのイメージとは裏腹に自信がなくて繊細であることは少なくありません。マウンティングをする人は自信がなかったり不安を抱えており、自分と他人と比較して「自分の方が優れている」ことをアピールして安心しているのです。
つまり、マウンティングされたからといってあなたとその人との間に優劣が生じたわけではありません。マウンティングされて落ち込んだり怒ったりしていると、マウンティングする人の感情にただ振り回されてしまいます。
マウンティングされやすい人マウンティングされにくい人の違い
マウンティングする人も、職場の人みんなにマウンティングしているわけではありません。人によって態度を変えて、マウンティングの対象を選んでいることもあるのです。
- マウンティングされやすい人の特徴
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- 大人しそうまたは気が弱そうに見える
- 自分の意見を主張しない
- 自虐的な発言が多い
- 自分に自信がなさそうに見える
- 仕事の能力や保有資格があっても、自己アピールをしない
- 職場の人との関係が希薄で、守ってくれる人がいない
- 身だしなみが乱れていることが多い
- マウンティングされにくい人の特徴
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- 仕事に関する能力が高い
- 仕事の成果を出している
- 上司などからの評価が高い
- 周囲から信頼されていて人望が厚い
- 人の役に立つスキルや資格を持っていて、頼りにされる
- 服装や髪型がいつも清潔感がある
マウンティングしても文句を言われなさそうだと思われていると、マウンティングがエスカレートすることもあります。
マウンティングされにくい人になるためのコツ
マウンティングをされないようにするためには、マウンティングされにくい人になるという方法もおすすめです。マウンティングされにくい人になるためのコツを紹介しますので、参考にしてくださいね。
綺麗な姿勢を意識する
猫背やうつむきがちな姿勢はおすすめできません。自信がなさそうな印象を与え、マウンティングのターゲットにされやすくなります。下の方を向いていると、声を発しても相手に届きにくく、コミュニケーションを成立させるのが難しくなるのもデメリットです。
姿勢が悪いままにしておくと、肩こりや眼精疲労の原因にもなります。体の不調改善・予防のためにも正しい姿勢を意識してくださいね。
身だしなみを整える
服装が乱れていたりTPOに合っていなかったりすると、印象がダウンすることがあります。服のシワやしみ、毛玉がないかこまめにチェックしましょう。衣類には自宅の匂いや汗・体臭がつくことがありますので、洗濯やクリーニングも忘れずに!
きちんとした服装をしている人に対しては、相手も礼儀をもって接しようとします。服装を変えるだけでマウンティングする人の態度も変えられるかもしれませんよ。
ネガティブな言葉を控え、ポジティブな言葉を発する
自虐的な言葉や卑屈な言葉が口癖になっている人も、マウンティングのターゲットにされやすくなります。
- 職場で言いがちなネガティブな口癖
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- 「私なんかがすみません」
- 「どうせ私はうまくできない」
- 「私は〇〇さんみたいにはできない」
- 「無理ですよ」
ネガティブな言葉が多い人は、「自信がない」「消極的」という印象を与えます。悪気がなくとも、相手からの反感を買うこともあります。ネガティブな言葉が口癖になっている人は、ポジティブな言葉を意識しましょう。
資格取得や学び直しをしてスキルを習得する
職場は仕事をする場所ですので、仕事に関するスキルが高い人や専門知識が豊富な人は重宝されます。自分のスキルを高めておくと、マウンティングされる隙がなくなっていきます。
特に仕事に役立つ資格やスキルを習得しておくと、周囲からの評価が高まります。会社によっては資格手当を支給していますので、収入アップにもつながりますよ。
職場のみんなを意識的に褒める
マウンティングされることを未然に防ぎたい場合、あらかじめ相手を褒めちぎるというのもおすすめです。マウンティングしてくる人を褒めると、相手が満足しますのでわざわざマウンティングされることも減ってくるでしょう。
ただしマウンティングしてくる人だけを褒めるのは不自然ですよね。せっかくですので、職場の人の良いところや尊敬できるところを探して、積極的に褒めましょう。職場の人間関係が良好になり、味方も増えていくはずです。
おわりに:スキルアップで自信と実力を付けるのがおすすめ
職場のマウンティングに悩んでいる、マウンティングされない人になりたいという人は、スキルアップで自信と実力を付けてみてはいかがでしょう。マウンティングされたストレスをパワーに変えて、スキルアップにチャレンジするのがおすすめですよ。
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