退職するときにお菓子を配る場面はよく見られますよね。お世話になった挨拶でお菓子を選ぶのはビジネスマナーなのでしょうか。
この記事では、会社を辞めるときに職場の人に贈るお菓子の渡し方や選び方、予算など基本的なことを紹介します。
- この記事でわかること
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- 退職するときお世話になった人に感謝の気持ちを伝える方法
- 失礼にならない職場でのお菓子の配り方
- お菓子を選ぶときの注意点や気遣い
- 職場の人に喜ばれるおすすめ和洋菓子10選
退職するときに職場にお菓子を持っていく理由
退職するときにお菓子を渡す人は多く、今までお世話になった気持ちを形にして伝えるものとして一般的な慣習となっています。
- 退職のときにお菓子を用意する理由
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- お世話になった感謝を伝える
- 退職の挨拶のきっかけになる
- 退職時に好印象を残せる
- 退職後の関係性を有効に保つ
お菓子を用意しないからといって、ビジネスマナー違反というわけではありません。しかしお菓子を通して感謝の気持ちを伝えるのはとても一般的な感覚になっています。お菓子を用意すると喜ばれることも多いですので、気持ちを込めてお菓子を選ぶのがおすすめですよ。
所属部署以外にもお菓子は配る?最終出社日に配るもの?
退職時に職場にお菓子を配る場合、誰に渡すかに関するルールは特にありません。所属部署、他部署のお世話になった人に配るのが一般的です。
所属部署に配るならば、部署全員にお菓子が行き渡るようにすると安心です。ただし部署の人数が多すぎる場合は、普段の業務で関わりがある人のみとすることもあります。
お菓子を配るタイミングは、退職の挨拶と兼ねて最終出社日がおすすめです。最終出社日の退社時間少し前や昼休みに配るとスムーズでしょう。
ただし、最終出社日は仕事の引継ぎや後片付けで忙しいことも予想されます。そのため必ずしもお菓子を渡すのは最終出社日でなくてはいけないわけではありません。
お菓子を渡すときは、ひとりひとりに配ったり、休憩室などにメッセージ付きで置いたりする方法があります。退職の挨拶をメールなどで一斉送信する場合に、「休憩室にお菓子を置いてありますので召し上がってください」などの言葉を添えると伝わりやすくなります。
挨拶周りしながら手渡しするのが理想的とする職場もありますが、シフト制の職場であったり繁忙期であるなど事情はさまざまです。直接渡せない場合はメッセージを添えるなど、感謝の気持ちが伝わるようにしましょう。
お菓子の予算と購入する場所
退職時のお菓子の予算は、20人程度の部署であれば2,000~3,000円程度の予算で考えるのが一般的でしょう。もちろん渡したい人数によって金額は変わってきます。あまり高過ぎても気を遣わせますので、高価なお菓子を選ぶ必要はありません。
お菓子はスーパーやコンビニで買うのではなく、和菓子店や洋菓子店、デパートなどで選ぶのが便利です。
デパートやお菓子の専門店などで購入すると、ギフトにぴったりのお菓子が豊富に販売されています。同じ内容の商品でも12個入り、18個入り、20個入りなど個数が豊富で選びやすくなります。またパッケージなどのデザインも洗練されているものが多く、見た目でも楽しんでもらえるお菓子が見つかります。
気が利くと思われるお菓子の選び方
お菓子を選ぶときは、配った当日に食べるとは限らないこと、職場のデスクで食べることを想定し、下記のポイントを抑えるようにしましょう。
- 個包装のものを選ぶ
- 賞味期限は最低でも一週間以上余裕を持たせる
- 常温保存できるお菓子を選ぶ
- 食べやすいお菓子(こぼれにくいなど)を選ぶ
- 匂いが強いものは避ける
- のしは、付けても付けなくても問題ない
職場の人に喜ばれる洋菓子
日持ちがして常温保存できるお菓子といえば、焼き菓子が代表的です。特に洋菓子はお店でたくさんの種類が売られています。おすすめの洋菓子を紹介しますので参考にしてみてくださいね。
個数を参考として紹介しますが、商品によってはもっと少ない数、多い数の販売もしています。
ヨックモック「シガール」
ヨックモックのシガールは、ギフト向けの焼き洋菓子として人気があります。バター香るやさしい甘みと飽きの来ないシンプルさから、ファンが多い定番スイーツです。デパートや駅ビルで販売されていることが多く、購入しやすいのも便利ですね。
- 【20本入り】1,458円(税込)
- 【30本入り】3,240円(税込)
- 【賞味期限】120日
フランセ「果実をたのしむミルフィユ 4種の詰合せ」
「いちご」「れもん」「ピスタチオ」「ジャンドゥーヤ」4つのミルフィユの詰め合わせは、華やかな見た目のお菓子です。フルーツやナッツの香りとサクサクの食感を同時に楽しめます。
- 【16個入り】2,160円(税込)
- 【24個入り】3,240円(税込)
- 【賞味期限】80日
銀のぶどう「シュガーバターサンドの木」
サクサクのシリアル生地に、シュガーとトリプルブレンドバターを載せて焼き上げたバターサンド。特製のシリアル生地には、全粒粉、ライ麦、小麦、穀物の旨味が詰まっています。噛んでみると、ミルキーなホワイトショコラの甘みが口に広がります。
- 【21個入り】1,543円(税込)
- 【30個入り】2,160円(税込)
- 【賞味期限】24日
ねんりん家「ひとくちバーム 詰め合わせ4種」
バームクーヘン専門店「ねんりん家」の絶品詰め合わせ。フレーバーは4種類で「ひとくちマウントバームしっかり芽、お抹茶、キャラメル、ひとくちストレートバームやわらか芽」を楽しめます。賞味期限が5~7日のため、挨拶のときに「早めに召し上がってください」とひと言添えると親切ですよ。
- 【10個入り】2,451円(税込)
- 【15個入り】3,531円(税込)
- 【賞味期限】7日、やわらか芽は5日
シャトレーゼ「クッキーアソート」
万人受けするクッキーは、年齢や性別問わず喜ばれやすいスイーツです。シャトレーゼではクッキーアソートのほか、ラスクやワッフル、マドレーヌなど焼き菓子のアソートの種類が豊富ですので、職場の人の好みに合わせて選ぶのも楽しいですね。和菓子ギフトも種類豊富ですよ。
クッキーアソートの詰め合わせの種類は下記のようになっています。
- アーモンドコーヒー:5枚
- ごま:4枚
- アールグレイ:4枚
- ヘーゼルナッツ:5枚
- クッキーショコラ:4枚
- バター:10枚
- チョコチップ:4枚
- オーツ麦:5枚
- 【41枚入り】2,322円(税込)
- 【賞味期限】30日
職場の人に喜ばれる和菓子
和菓子にも日持ちがするギフト向けのものがあります。洋菓子より和菓子が好きな人が多い職場や年配の方が多い職場は、和菓子の方が喜ばれることがあるでしょう。
もち吉「特選詰め合わせ 菫」
1920年創業の老舗和菓子店の人気商品を集めた詰め合わせです。サクサク、ポリポリの食感が楽しいせんべいは、米や水など素材にこだわって作られました。ほっとする味わいで、お茶うけにもぴったりです。
- 餅のおまつり(サラダ味6枚、えび味6枚)
- 豆乃餅(サラダ味8枚)
- のり乃餅(しょうゆ味8枚)
- ふくよか餅(サラダ味7枚)
- 御海苔巻(しょうゆ味5枚)
- 【40枚入り】2,160円(税込)
- 【賞味期限】100日
麻布かりんと「かりんとぱれっと」
東京・麻布十番に本店を構える麻布かりんとの、かりんとう詰め合わせはさまざまなフレーバーを楽しめます。定番を味わえる白、ユニークなかりんとうに出会える紫と橙の全3種類の袋にかりんとうが入っています。
- 白(麻布かりんと、黒糖丸かりんと、黒糖きな粉かりんと)
- 紫(角ざらめかりんと、醤油海苔丸かりんと、紅あられ、ピーナッツあられ、レーズンかりんと、りんご丸かりんと)
- 橙(柚子かりんと、メープルシュガーかりんと、生姜丸かりんと、うずまきかりんと、梅ばちかりんと苺、梅ばちかりんと胡麻)
- 【16袋入り】2,376円(税込)
- 【24袋入り】3,240円(税込)
- 【賞味期限】常温110日
フェーヴ「プチアソート」
フェーヴは、パティシエの辻口博啓氏プロデュースの豆スイーツブランド。和と洋のコラボレーションを楽しめます。甘めからしょっぱめまで味のバラエティは6種類と豊かですので、職場の人の好みがわからないときも安心です。
- ソラマメ・焼きモロコシ醤油
- ソラマメ・紫いもバニラ
- 落花生・深煎りきなこ
- 落花生・ブラックペッパー
- カシュー・フランボワーズ
- 【20袋入り】3,000円(税込)
- 【30袋入り】4,500円(税込)
- 【賞味期限】常温60日
蜂の家「まゆ最中」
昭和25年創業の歴史ある和菓子店「蜂の家」のロングセラー商品です。まゆの形をしたかわいらしい最中は、ひとくちサイズでデスクでも食べやすいのがうれしいポイント。小倉、胡麻、白つぶし、柚子、黒糖の、5種類の味と色を楽しめます。
- 【20個入】 2,200円(税込)
- 【30個入】 3,300円(税込)
- 【賞味期限】開封前で14日間程
亀田製菓「ハッピーターンズ ハッピーポップ」
ハッピーターンはスーパーやコンビニでも買える身近なお菓子ですが、ギフト用の「ハッピーポップ」があります。「ハッピーターンのギフト用があるなんて!」とみんなを驚かせることもできます。パッケージはおしゃれなデザインで、6種類のフレーバーも特別感を演出してくれます。
- 和三盆
- 黒糖みるく
- サワークリームオニオン
- 塩バター
- チーズ
- キャラメルショコラ
- 【60個入り】3,240円(税込)
- 【30個入り】1,620円(税込)
- 【賞味期限】常温で120日
おわりに:退職するときはおいしいお菓子で感謝の気持ちを伝えよう
退職するときは必ずお菓子を配らなくてはいけないわけではありません。挨拶と一緒にお菓子を渡すことで、「今までありがとうございます」「お世話になりました」の気持ちが一層伝わります。個包装のものや日持ちするものなど、ポイントを抑えて選ぶと喜ばれますよ。
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