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50代から運転免許取得は介護やセカンドライフの充実におすすめ!

シニア女性の自動車運転 こころの悩み
この記事は約7分で読めます。

運転免許を取得すると、自分で車を運転できますので日々の生活が便利になります。若い頃に免許を取得しておく人も多いものですが、中高年になってから免許取得にチャレンジする人もいます。

この記事では、50代以降の人が自動車免許取得を目指すときに知っておきたい事柄について解説していきます。

この記事でわかること
  • 教習所で運転免許を取得するときの流れ
  • 社会人が感じる自動車免許取得の必要性
  • 公認・指定教習所、届出自動車教習所、独学の違い
  • 合宿での免許取得が向いている人・向いていない人

50代以降で運転免許を取得することは可能?

自動車免許取得には年齢の上限がありません。ただし適性検査では視力や聴力の検査がありますので、加齢によってこれらの身体能力が低下している場合は検査に合格できない可能性があるでしょう。ただし視力はメガネやコンタクトで矯正可能です。

自動車免許取得を希望する人は、自動車教習所などで運転の練習を積み、学科試験に備える人が多いとされます。教習所に入校して免許を取得する場合の一般的な流れは以下の通りです。

自動車免許教習所の免許取得の流れ
  1. 入校手続き:必要書類を提出する。学校によっては入学金が全額必要。
  2. 入校説明や適性検査:教習所利用における説明を受け、適性検査を受検する。
  3. 【第1段階】学科講習と技能講習の受講:学科では交通法規や標識に関する知識を学ぶ。技能では校内のコースで実際に車を運転し、運転技術を学ぶ。
  4. 仮免学科効果測定:仮免試験を受ける前の模擬テストを受験する。
  5. 技能修了検定:教習所内の検定コースを運転走行し、運転技能をテストする。
  6. 仮免学科試験:第1段階の講習内容を習得できているかを測定する学科試験を受験する。
  7. 仮免許交付:仮免学科試験に合格した者は仮免許が交付され、第2段階に進む。
  8. 【第2段階】学科講習と技能講習の受講:学科では応急救護処置や安全運転に関する知識を学ぶ。技能では路上に出て実際に車を運転し、運転技術を学ぶ。
  9. 卒業前学科効果測定:第1段階と第2段階の学科講習の内容から問題が出題される筆記試験を受験する。
  10. 卒業検定:路上で行う技能の最終試験を受験する。
  11. 学科試験:住民票の管轄地域の運転免許試験場で受験する筆記試験を受験する。
  12. 免許交付:卒業検定と学科試験に合格すると、免許が交付される。

上記のように、自動車運転免許取得には、学科と技能で複数回の試験に合格する必要があります。最終試験となる学科試験の合格率は70%前後とされますので、しっかりと講習を受けて内容を理解しないと不合格となるでしょう。

自動車を運転できると親の介護や家族の通院に便利

免許を取得する場合、就職前の学生のうちに教習所に通って合格を目指す人は多いものです。しかし、社会人になってから免許を取得する人も少なくありません。家族の介護や通院のために自動車免許取得を目指す人もいます。

介護施設や病院が家の近くにない、電車やバスでのアクセスが悪いという場合は、自動車を運転できると送迎に便利です。夜中や早朝に具合が悪くなったときも、自家用車を持っていれば病院に駆けつけることがしやすくなります。

自分で運転できるとドライブや旅行など老後の趣味が充実

自動車免許を取得すると、日々の生活や休日の充実にもつながります。

車で自分が行きたい場所に行ける

車の運転ができるようになると、旅行やドライブなど行動範囲が広まります。観光地に行きたくても交通機関ではたどり着くのが大変なところもありますよね。自家用車を運転できると、電車やバスでが止まらないところへも行きやすくなりますので、絶景スポットや秘境スポットや秘境を訪ねる楽しみが増えるでしょう。

人に頼らずお出かけしやすい

今までは家族や友人が運転する車に乗せてもらっていた人は、申し訳ない気持ちを感じることもあったでしょう。自分でも運転できるようになると、遠出のお出かけで運転を交代できるようになります。

また、自分が出かけたいと思ったタイミングで出かけやすくなりますので自由度が高まります。

海外旅行でも運転を楽しめる

ジュネーブ条約という国際的な取り決めにより、日本で免許を取得し国際免許証発行の申請をした人は、条約で定められた国であれば外国でも車を運転できるようになります。日本とは異なる風景や道路環境で、車の運転にチャレンジすることも可能です。

運転免許取得の費用や教習所の選び方って?

自動車の運転免許を取得する方法には、公認・指定教習所に入校する人が多いことは説明しました。そのほか、届出自動車教習所に通ったり、独学で運転技能や安全知識を習得して試験にチャレンジする人もいます。

公認・指定教習所、届出自動車教習所、独学にかかる費用と特徴は以下の通りです。

公認・指定教習所
公安委員会が指定する自動車免許の教習所です。教官の「人的基準」、学科講習のための教室や運転コースなど「物的基準」、教習内容など「運営基準」を満たすのが特徴です。順調に試験に合格した場合の費用は、20~35万円程度です。取得までにかかる期間は、早ければ2、3ヶ月です。
届出自動車教習所
公安委員会に届出を提出し、運営をしている教習所です。公認・指定教習所のような基準を満たしているわけではないので、教習所によって設備などが異なります。費用は15~25万円です。取得までにかかる期間は、早ければ2、3ヶ月です。
独学
教習所に通わずに試験合格を目指します。費用は試験受験料のみとなります。技能の練習を私有地で行うなどの方法がありますが、路上での運転練習の機会がないため合格の難易度は高くなります。

運転未経験者やしっかりと運転の基礎を固めたい人は、公認・指定教習所に入校するのがおすすめです。

また、AT車とMT車で講習内容や費用が若干異なります。MT車の方が費用は少し高くなります。免許取得後にMT車の運転の必要がある場合は、MT車の講習を選ぶとよいでしょう。

教習所を選ぶときのポイント

教習所に通うことを決めたら、どこの教習所に通うかを選びましょう。教習所はお住まいの地域でなくてはいけないわけではありません。ご自身にとって、どんな教習所なら通いやすいかを考えましょう。

教習所の選び方
  • 免許取得までにかかる費用に無理はないか
  • 自宅に近いまたは会社に近い場所に教習所はあるか
  • 仕事終わりに通うなら、夜間に講習は実施されているか
  • 繁忙期(2~3月、7~8月)を避けたいかどうか

上記のポイントを考慮しながら、教習所を選んでくださいね。

合宿参加もおすすめ!50代から運転免許取得を目指す方法

教習所に通うとしっかりとした指導を受けることができますが、数か月は時間がかかります。短期間で免許を取得したい人は、運転免許取得の合宿に参加するのがおすすめです。

合宿免許は30代以上の人を受け入れている教習所もあり、40代、50代、60代の参加者もいます。ただし、年齢の上限が設定されている免許合宿もあります

合宿免許に年齢の上限があるのはなぜ?

免許合宿には、「技能教習・技能検定の追加料金なし」という保証サービスが設けられていることがありますが、年配者は技能教習・検定の追加が必要になることが若い人より多い傾向がみられます。そのため、教習所としては人件費や合宿の宿泊料金がかさむおそれがあるため、年齢の条件を設けることがあるのです。

免許合宿を希望する場合は、年齢制限の有無、保証内容、追加料金の有無をよく確認しましょう。

合宿で免許取得は体力的に厳しい?

短期間に学科と技能の講習を集中させる分、免許合宿の参加中は体力と集中力が求められます。合宿は14日間程度とされることが多く、この期間で毎日慣れない運転や座学を受け続けるのが負担に感じる人もいます。

週に数回教習所に通ってゆっくり免許を取得するか、合宿の短期集中で免許を取得するのがいいか、ご自身の体力などを考慮して決めましょう。

シニア向け合宿免許プランを探そう

合宿免許を希望する場合、シニア向けプランを探すのもおすすめです。中高年の方が参加することを想定してプランが考えられていますので、講習や宿泊にかかる保証がしっかりしていることがあります。

金額は30~35万円が相場ですが、プランによって変動します。また居住地の制限があるプランもみられますので、募集要項を確認してください。

おわりに:中高年から自動車免許取得をすると、暮らしが便利に楽しくなる

自動車の免許は若いうちに取得しておく人が多いものですが、中高年からでも免許取得をする人はいます。介護や通院という目的がある人もいますが、車の運転を通して趣味や旅行の楽しみが広がるというメリットもありますよ。車なしで生活することも良いですが、ご自身に合った教習所や合宿プランを選んで、免許取得を目指してはいかがでしょう。

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