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潔癖症は生きづらい? 「ま、いっか」のポイントはエンジョイズボラな暮らし!

潔癖症 克服 こころの悩み
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何度消毒しても掃除してもホコリや汚れ、ウイルスが気になって仕方ない……など潔癖症の人は気持ちがピリピリしたり不安になったりすることが多いですよね。生きづらさや困りごとを抱える潔癖症の人も少なくありません。この記事では潔癖症の人が生きやすくなるためのマインドセットを紹介します。

この記事でわかること
  • 潔癖症のデメリットと生きづらさ
  • 完璧に清潔でなくても安心な理由
  • 丁度いいズボラさを身に付けるコツ

潔癖症になると困ることって?

潔癖症は強迫性障害のひとつで、程度によっては病院を受診することが推奨されます。ただし、日常的に使われる「私、潔癖症かも」という話であれば、必ずしも病院を受診する必要があるとは言い切れません。

とはいえ、潔癖を好む傾向が強まるほど日常生活で困り事や生きづらさを抱えることがあります。

行動が限られる

潔癖症気味の人は、ピクニックやキャンプなど屋外のアクティビティが苦手なことが少なくありません。屋内でも、不特定多数の人が行き交う空間にいると、ウイルスなどが気になって落ち着かないというタイプもいます。

スキンシップが取れない

潔癖症の人はコミュニケーションで困りごとや生きづらさを抱える傾向が見られます。手をつなぐ、ハグをする、キスをするなどのスキンシップに抵抗を感じる人は少なくないでしょう。家族や恋人など親しい人とでもスキンシップを取りたくないタイプもいます。

子どもの免疫が育ちにくくなる

病気から身を守るために、家を徹底的に掃除して消毒や手洗いも怠らないことを最優先事項にしている人も多いでしょう。ところが、こうした潔癖な感染症予防策が問題になることがあります。

乳幼児の場合、あまりにも綺麗すぎる環境で育つと細菌やウイルスに対する抵抗力や免疫力が育ちにくいという指摘も。

潔癖症の人の特徴やあるある行動

潔癖症の人には、特徴的なこだわりや行動が見られます。下記に当てはまる項目が多い人は、潔癖症気味の可能性が高いでしょう。

潔癖症の人の特徴
  • 手洗いや消毒の頻度が高い
  • 感染が怖くてマスクを手放せない
  • 他人が触ったものに触れたくない
  • 床に落ちた小さなホコリや髪の毛も気になる
  • 掃除や整理整頓をしないと落ちつかない
  • 散らかしがちな人を見ていると心が乱れる
  • スキンシップはできれば控えたい

ウイルスなど感染症が怖い

ウイルスや細菌など、感染症を引き起こす原因に対して強い恐怖や嫌悪感を感じている場合は潔癖症気味かもしれません。風邪など感染症は、種類によっては誰でも感染しても当たり前ではありますが、潔癖症の人はネガティブな感情を強く抱く傾向が見られるためです。

掃除と消毒は徹底的にしたい

掃除や洗濯、手洗いうがいは多くの人が日常生活で行っている習慣ですよね。ただし潔癖症の場合、その頻度が高めであり、殺菌力の高い洗剤やせっけんを選ぶことが多いでしょう。

綺麗にしてないと落ちつかない

部屋が散らかっていると、気分が落ち着かなくて不安になる人も潔癖症の可能性があります。このタイプは友人の家を訪れても、家具やインテリアなどを触るのに抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか。

潔癖症な自分を変える方法

綺麗好きは良いことですが、潔癖症の人はお出かけやコミュニケーション、メンタルコントロールで困りごとを抱えがち。

もう少し心をゆるめて生きづらさを解消したいときは、次のことを試してみてくださいね。

ズボラ歓迎♪ 完璧を目指さない!

潔癖症の人は、掃除や洗濯などの家事において完璧主義になっていることが少なくありません。このタイプは肩の力を抜いて「ズボラ家事」をしてみましょう。

ちょっとくらいホコリや髪の毛が落ちていても、大きなトラブルに見舞われることは実際にはあまり起きません。むしろズボラな気持ちで「ま、いっか♪」と受け入れることで、心に余裕ができて体調も上向きになることもありますよ。

綺麗にするポイントを絞る!

完璧主義よりズボラを目指すといっても、手を抜きすぎると汚部屋のリスクが高まり、住環境の悪化やアレルギー発症が怖い人もいるはず。掃除や整理整頓は、徹底したいところのポイントを絞ってみましょう。水回りはカビ防止に力を入れる分、フローリングはちゃちゃっと済ませるなど、家事にメリハリをつけると気持ちも体力も楽になるでしょう。

アウトドアを楽しむ♪

潔癖症の人にとって、アウトドアはハードルが高いかもしれません。ですが、大自然の土や川、草花とふれ合うことは、心と体に良い影響を与えます。アウトドア初心者が無理をすると挫折しやすいため、まずはグランピングや手ぶらキャンプなど、スタッフのサポートが手厚いアウトドアから試してみると安心です。

アートを楽しむ♪

アートは手や服が汚れることもしばしばのアクティビティです。たとえば陶芸は手で土をこねますし、絵画もダイナミックな画法では特に絵の具のハネなどが発生します。ですがそれも作品完成までの楽しみのひとつ! 子どもの頃に戻った気持ちで思いっきり創作活動に集中しているうちに、手や服の汚れが気にならなくなることもあるでしょう。

正しい医学情報を選ぶ

潔癖症の人は、感染症など医学に関するニュースやテレビ、SNSの発信をきっかけに強い不安を抱くケースが少なくありません。ただし情報は一部を切り取られたものであったり、特定の状況下に限られるケースや少数のケースを強調して伝えられることもあるため、不安を煽るような内容でも現実的な危険性が低い場合もあります。

インターネットやSNSでは偽の情報や感情に任せた拡散もあるため、正しい医学情報ではないケースもあります。医学情報の内容や危険性だけに意識を向けるのではなく、情報発信者は信頼に足るか、情報の根拠は明示されているか、特殊なケースが一般化されていないかなどをチェックし、情報の正確性を考慮してくださいね。

おわりに:潔癖症克服のコツは完璧主義をゆるめるところから

暮らしにちょっとズボラさをプラスする、「土汚れ歓迎!」の精神でアウトドアやアートを楽しむ、など潔癖症を克服する方法を紹介しました。肩の力を抜いてみることで、考え方が少し変わるはずですよ♪

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