親戚付き合い続ける?やめる?冠婚葬祭にはどこまで親戚を呼ぶのか常識的な付き合い方とは

親戚との付き合い人間関係の悩み
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結婚すると、パートナーだけでなく相手の親族との付き合いも生まれます。親戚付き合いは煩わしいことが多いイメージを持っている人も多いですが、冠婚葬祭などで上手にコミュニケーションする必要もありますし、人によって適度な付き合い方の考えが異なりますよね。

今回は、親戚付き合いのコツや冠婚葬祭に呼ぶ範囲、どうしても親戚付き合いをやめたいときなどについてご紹介します。

この記事でわかること
  • 何親等までが親戚付き合いする一般的な範囲って?
  • お返しの選び方や行事の参加はどうするのが常識的?
  • 葬式や結婚式には必ず出席するかどうか
  • お歳暮の金額や送り方の注意点
  • ストレス過多なら親戚付き合いをやめてもいい?
  • 手紙?メール?親戚付き合いをやめるときの伝え方

親戚付き合いがしんどい理由は?みんなはどんな親戚付き合いしてる?

家族や親戚とどの範囲まで付き合うかはそれぞれの家系や地域によって異なりますが、一般的にはだいたい3〜4親等以内の親族と親戚付き合いをする家が多いようです。4親等以内の親族とは、自分を中心に以下の範囲の人々のことを指します。

  • 曽祖父母、祖父母、孫、(曽孫)
  • 父母、子ども、兄弟姉妹
  • 叔父叔母、甥・姪
  • いとこ

もちろん、それぞれの親族が結婚した場合はその配偶者も親戚として仲間入りします。親戚同士はたいてい年末年始やお盆、お彼岸などに顔を合わせるものですが、近くに住んでいればもっと頻繁に会うこともあります。

基本的には次のような付き合いが多いようです。

  • お正月やお盆に集まる
  • 冠婚葬祭には出席する
  • 出産・入学・卒業などお祝い事があればご祝儀のやりとりをする

親戚と会う頻度はこのように、血縁関係の近さや居住地、地域や家庭のしきたりなどによってさまざまですが、長い期間付き合っていく人が多いため、数年に1回しか合わないという相手であってもできるだけ良い関係を築いていきたいものです。とはいえ、中にはデリカシーのない言動をする親戚にイライラしてしまう場合もあります。

親戚同士、仲が良いと一緒に旅行に行ったり、頻繁に行き来をしたりする場合もありますが、それは親戚付き合いの範囲というよりも個人の相性によるところが大きいと考えられます。

他にも、価値観が違いすぎるのにそれを押しつけられても反論しにくい、愛想よくしなければと必要以上に気を使いすぎて疲れてしまう、物やお金のやりとりが形式的になりすぎて無意味に感じてしまう、なども親戚付き合いをしんどく感じてしまう理由の一つです。結婚したからにはうまく親戚付き合いしなくては、と思う人がほとんどですが、さまざまな理由から疲れてしまう人が多いのも親戚付き合いです。

苦手な親戚と上手に付き合う方法

親戚付き合いにしんどくなっても、いきなり「じゃあやめます」というわけにもいきません。そこで、まずは苦手な親戚とも上手に付き合っていくコツを4つご紹介しましょう。

行事や挨拶を大切にする
  • 親戚とは直接顔を合わせる機会が少なくても、年賀状やお歳暮・お中元など季節の挨拶を忘れずに
  • 結婚式やお葬式、法事など冠婚葬祭に出席するのは親戚として当然とされる
  • 出産・七五三・入学や卒業・就職・誕生日などにお祝いのプレゼントやお金を贈り合うのはマナー。もらったらお返しも必要
  • 家族や親戚が集まる行事や旅行にも参加しておくと、円満な関係を保ちやすい
協力し合う
  • 家族や親戚が集まると、女性の仕事が多くてなかなかゆっくりできないことも
  • 親戚付き合いを円満に行うためには、家族や義理の家族としっかり協力する
  • お互いに情報共有したり、役割分担したりすると上手く行きやすい
  • プレゼントやお祝いの金額、しきたりなどわからないことがあれば相談する
できることをする
  • 無理をしすぎず、親戚付き合いを楽しめるとベスト
  • できないことは無理に頑張らずさりげなく断り、できることをコツコツやっていく
  • 家事・おもてなし・飲食店の手配・買い物など、無理なことはスマートに断る
  • 自分の手に負えない量の仕事を押しつけられてしまうことがないよう、気をつける
程よい距離感を保つ
  • 相手の話に興味を持ち、積極的に会話したり、楽しそうに話を聞いたりする
  • 特に、結婚したばかりで相手側の親戚の名前や関係性がわからない場合は、データ的に覚えることも大切
  • 逆に、プライベートなことや相手が気にしているようなことを詮索しすぎない
  • 自分のプライベートな話もすべて正直に答えすぎると妬まれたり、お説教されたりする危険もある

また、そもそも苦手な親戚付き合いをなぜ続けなくてはならないのか、その必要性とメリット・デメリットを考えてみるのも大切です。例えば、「パートナーを安心させるため」「義実家から援助を受けている」など、必ずそこには理由があるはずです。苦手な親戚付き合いを押しても受けたいメリットであれば、割り切ることも必要かもしれません。

どうしてもしんどいときは、言い訳をして逃げることも重要です。自分が辛いのを押してまで我慢し続けなくてはならない人間関係はほとんどありません。例えば「今度の週末、買い物に付き合ってほしいんだけど」と言われたとき、「最近、身体の調子が悪くて」「その日は一日予定があって」など、言い訳してさらっとかわしてしまうのも一つの手です。

言い訳に罪悪感を感じてしまう人も多いのですが、嘘も方便であり、自分の心が限界を迎えて心身ともにダメージを受けてしまうよりよほど上手な方法です。「行きたくないので」と正直に言ってしまうと心象を悪くしてしまう可能性がありますので、前述のように体調や先約などを使うのが良いでしょう。

また、義実家側との親戚付き合いであれば、パートナーに仲介役になってもらうことも大切です。もちろん、パートナー側の家族や親戚を悪く言うのではなく、あくまで「自分も努力はしたいんだけど」という意思を添えつつ、「間に立ってくれた方が上手くいく」という方向に持っていき、パートナーに協力してもらいましょう。

親戚付き合いをしておくと困ったときに助け合える!

友人とは違い、親戚は自分で付き合う相手を選べるわけではありません。にも関わらず、他人ではないという気安さからずけずけとお説教じみたことを言ってくる人は多いものです。自分を小さい頃から知っている人なら、保護者のような気持ちでつい余計な一言が出てきてしまうのかもしれません。

しかし、親戚はやはりいざというとき他人より頼りになる存在であることも間違いないでしょう。例えば、親の体調が悪いというときなど、力になってくれることも多いはずです。逆に、付き合いが面倒だからと親戚付き合いをおろそかにしていると、いざというときに頼りにくくなってしまうこともあります。

親戚の冠婚葬祭はどこまで出席する?

親戚付き合いとして、冠婚葬祭に出席するのは当然ということを最初にご紹介しましたが、ではどの範囲までの親戚が出席すべきなのでしょうか。ここでは、冠婚葬祭として比較的機会の多い葬儀と結婚式についてご紹介します。

親戚の葬儀、どの範囲まで出席すべき?

個人の葬儀では、親族を中心に参列するのが一般的です。

葬儀呼ぶ親族の考え方の例
主に3親等以内の親族、すなわち故人の「配偶者と子ども、兄弟姉妹、両親、孫や祖父母、叔父・叔母、甥・姪」とその配偶者までのこと

とはいえ、明確な決まりがあるわけではありませんので、故人の年齢や親戚付き合いの状況によっても対応が変わってきます。

喪主になるのが故人の子ならその配偶者や配偶者の両親まで入る場合もありますし、喪主が故人の配偶者ならその両親まで入る場合もあります。葬儀の規模や形式などによっても変わりますので、具体的なところはそのときどきの事情を考慮しながらケースバイケースで判断していくことになるでしょう。

結婚式に親戚はどの範囲まで呼ぶのが正解?

結婚式もやはり、親戚付き合いの代表的な場面です。特に、結婚式に呼ぶ親戚ゲストは友人や同僚とは異なり、相手方との親族紹介に列席してもらうという役割があります。親族紹介とは挙式の前や挙式と披露宴の間に、お互いの親戚が別室で顔合わせをすることです。必須ではないものの、やることが慣例的になっているのが親族紹介です。

親族同士が一堂に会する機会はなかなかないので、このタイミングで挨拶をしておくことが大切なのです。中には、結婚式以降全く顔を合わせる機会がないという親族もいますので、特別な事情がない場合は一通り親族紹介をしておきましょう

人によってはいとこまで全員呼ぶと非常に人数が多くなってしまう、というケースがあります。この場合は年齢が近かったり、普段から付き合いがあって仲が良かったりするいとこだけで構いません。また、義理の兄弟姉妹の配偶者の親(例えば、姉のパートナーである義理の兄の親など)ぐらい遠くなると、普段交流がなければ呼ばなくても良いでしょう

親戚や親族をどこまで呼ぶか、迷ってしまうような部分はぜひ自分の両親に相談してみましょう。両親の方が長く親戚付き合いをしているだけあって、親戚どうしがどんな関係性なのかよく知っているはずです。できれば最初から両親と相談しながら一緒に決めていくと、後々トラブルになりにくいでしょう。

結婚式に招待する人は新郎新婦で相談しておこう

親戚を呼ぶ範囲は新婦側、新郎側で揃えておきましょう。例えば、新郎側はいとこまで招待しているのに、新婦側は家族と叔父・叔母までしか招待していない、というような事態になると、席次表を見たときに不自然に感じられてしまいます。このようなことがないよう、パートナーともよく話し合ってどの範囲の親戚を呼ぶのかすり合わせておきましょう。

もし、二人の意見と両親の意見が食い違った場合、両方の両親の意見や地域の風習をすべて検討し、なるべく全員が納得できるような方法を探ります。結婚は国や地域によっても風習が異なるものですから、世間の常識などよりは地域の風習を優先する方向で揃えていきましょう。結婚は二人だけのことではありますが、結婚後の生活は二人だけのものではありません。できるだけお互いの家族や親戚に失礼のないように決めましょう。

親戚へのお歳暮はどこまで送る?

結婚後、親戚間でお歳暮を贈り合うかはその家によります。贈り合う家もあれば全く贈らない家庭もあるので、お歳暮のやりとりをするかどうかは夫婦で話し合って決め、決めた内容をお互いの両親にもきちんと伝えましょう。贈る場合は「3,000〜4,000円」など目安となる金額や、お互いの両親の嗜好も合わせて伝えておくとスムーズです。

また、お歳暮を贈ることにした場合でも、贈る範囲は「関わりのある親戚」のみで構いません。もちろん、今後交流のありそうな親戚に向けて、親睦を深める目的でお歳暮を贈るのも良いですが、その場合は「一度贈ったら、何かしらのきっかけがない限りは贈り続ける」というお歳暮のルールも忘れないようにしましょう。

もし、突然お歳暮が贈られてきた場合はできるだけスピーディに対応しましょう。「今後、その相手にお返しをしていくかどうか」を夫婦間で話し合い、贈らないと決めたらお礼状に「今後はお気遣いなさいませんように」「お心遣いは誠に有難いのですが、次回からは辞退させていただきます」などと一筆添えましょう。「今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします」とも書いておくと、より感謝の気持ちを伝えられる丁寧な文章になります。

親戚付き合いをやめるのもあり?!無理して限界を超える前に

親戚付き合いを苦手と感じる人は多いものです。しかも、精神的なキャパシティは人によってさまざまですから、どんな対処法を行っても解決できなかった、苦手を通り越して嫌いだと感じている、という場合はキャパシティオーバーになっている可能性が高いと考えられます。心理的な負担が大きくなりすぎて爆発してしまう前に、早めの対処を行いましょう

とはいえ、「今日から一切の親戚付き合いを絶ちます」としてしまうと角が立ちやすいので、徐々に頻度を減らしていきましょう。例えば、最初は日々の連絡の間隔をあけていき、お盆や正月の集まりはどちらかだけにして、冠婚葬祭への出席も連続する場合は「仕事が忙しくてどうしても出席できず申し訳ありません」と、ご祝儀やお香典を贈るだけにする、などです。

今までお歳暮やお中元を贈り合っていた相手であれば、突然今年は届かなかったとなれば相手に「何かあったのではないか」と心配させてしまったり、理由がわからないまま気まずい関係になってしまったりします。お歳暮やお中元の贈り合いをやめるためには、その旨をしたためた挨拶状を送りましょう

親戚付き合いをすぐにやめたい場合

お歳暮やお中元は贈るのをやめるときも、急に贈るのをやめると相手がびっくりして気分を悪くするおそれがあります。事前に今までお世話になったお礼や感謝の気持ちを伝え、贈るのをやめる理由、今後は気楽にお付き合いしたい旨、などを書いたお礼状を送ると安心です。

親戚付き合いを徐々にやめていく場合

  • 1年目にお中元をやめて暑中見舞いを出し、お歳暮は贈る
  • 2年目には、お歳暮の金額を例年と比べて低く抑え、変化があることを感じてもらう
  • 3年目に、年末に挨拶状を送ってお歳暮もやめる

ここで注意したいのは、お歳暮やお中元をやめても年賀状や暑中見舞いなど季節の挨拶は続けていくということです。今後も良好な関係を保っていくためには、さりげなく近況を伝えあっておくことも必要だからです。

親戚付き合いをやめるときの伝え方

また、やめるときの手紙をメールや電話で済ませるのは絶対にいけません。年代によってはメールに慣れていない人もいて無礼だと思われてしまうことはもちろん、電話だと何も残らず心配のあまり詮索されたり、人によっては中傷されたりしてしまうこともあります。丁寧な手紙を送ることで、失礼にあたらないようにしましょう。

手紙に書く「お歳暮やお中元をやめる理由」も重要です。冷たい、親戚としてのつながりが薄くなった、などと思われないためにも、「経済的な理由で品物を贈るのをやめたい」という理由にしておくのが無難でしょう。もちろん、今までの感謝の気持ちもきちんと伝えることで、失礼にならずスムーズにお歳暮やお中元をやめられます。

おわりに:親戚付き合いは面倒なことも多いが、良好な関係を保っておくのも重要

親戚は友人と違って選べませんので、中には苦手な人がいる可能性もあります。とはいえ、苦手だからと関係が悪くなってしまうと、なかなか修復しにくくなってしまいます。上手に距離を保って付き合っていくか、さりげなく顔を合わせる機会を減らしていくのが良いでしょう。

また、冠婚葬祭に呼ぶ範囲は両親と話し合ったり、規模や形式で決めたりします。特に、結婚式では親族紹介がありますので、呼ぶ範囲を揃えておきましょう。

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