会話では聞き役よりも話し役になることが多い人は、もしかすると会話泥棒になっていませんか? この記事では会話泥棒の特徴や原因、人の話を聞けないことのデメリット、聞き上手になるためのポイントなどを紹介します。
- この記事でわかること
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- 会話泥棒が言いがちな口癖
- 人の話を聞くのが苦手な人の特徴
- 会話泥棒を直すためのポイント
話を横取りする会話泥棒とは
会話をしているとき、誰かが始めた会話なのに「私もね……!」と自分の話にすり替えることは「会話泥棒」と呼ばれています。
- 会話泥棒の口癖
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- 「私もこの間……」
- 「私、知ってる!」
- 「わかる〜。それって結局」
- 「私の方が大変だよ〜」
誰かが話をしていても、すぐに自分の話を始めてしまうのが会話泥棒の特徴です。聞かれてもいないのに、自分のエピソードや知識を話し出し、他の人を聞き役にする傾向があります。
他人の話をすぐに短くまとめようとしたり、話の結末が予想できたからといって代わりに話したりすることも。自分の話の方がインパクトがある、内容が面白いと考えているタイプの人もいます。
会話泥棒の特徴とは
会話泥棒になりやすい人には、次のような特徴が見られます。
他人に興味がない
他人に興味がないタイプの人は、会話泥棒になりやすいこともあります。他人の身に起きたことや感じたことにも興味を持てず、すぐに自分の話を始めてしまいがちです。
自分語りが好き
自分語りが好きで、話を聞いてもらいたいタイプもいます。このタイプには誰かに構ってもらいたい人、寂しがり屋の人もいます。
承認欲求が高い
承認欲求が高いタイプも、会話泥棒になる可能性が高めです。注目されたい、気にかけてほしいという気持ちが強く、会話の中心に自分がいないと気が済まないところがある人は要注意です。
落ち着きがない
せっかちで落ち着きがない人は、矢継ぎ早に話す傾向があります。会話のペースも早くなりがちで、話し出すと止まらないタイプの人は会話泥棒になりやすいです。
盛り上げ上手・トークスキルが高い
盛り上げ上手な人、トークスキルが高い人も会話泥棒の傾向が見られます。このタイプは会話泥棒をしても、持ち前のスキルで概ね好意的に受け止められることが多いでしょう。
会話泥棒が周囲から嫌われる理由
会話泥棒は、実は誰でもやりがちな行動です。話が盛り上がってくると、「僕も」「私も!」とお互いのエピソードを披露し合うことは珍しくありません。ただし行きすぎた会話泥棒は嫌われるケースもあります。なぜなら、会話泥棒は人の話を聞くことができないからです。
「悩みを聞いてほしい」「嬉しい出来事があったから一緒に喜びたい」という気持ちで会話を始めたのに、すぐに話を横取りされては良い気分にはなれませんよね。つまり、相手の気持ちを思いやらない会話泥棒は、自分勝手で相手を傷つける可能性があるのです。
会話泥棒が聞き上手になるためのコツ
会話泥棒のままでは、誰もあなたの話を聞きたくなくなるおそれがあります。お互いに心地よく会話できるように、聞き上手になるトレーニングをしてみましょう。
人の話を遮らない
聞き上手な人は、会話を途中で遮りません。人の話に耳を傾けましょう。自分の話をしたくなったときは、呼吸を意識してみてください。ゆっくりと呼吸するうちに、話したくてウズウズする気持ちが落ち着いてくるはずです。
相手の話を深掘りする
会話泥棒は、今まで人の話を表面的なところまでしか聞けていなかった可能性があります。もっと深掘りしてみたら、相手の個性がよりハッキリ見えてくることも。すると、聞き役になることも楽しくなってくるでしょう。
ポジティブなリアクション
話を聞いているときは、相手に対してポジティブなリアクションを心がけましょう。相手の話を頭ごなしに否定したり、軽んじるようなリアクションは控えるのがポイント。相手が心地よく話せるような雰囲気づくりを目指すのが大切です。
長くしゃべりすぎない
聞き上手を目指すからといって、何も話してはいけないわけではありません。あなたも自分の話をしても大丈夫。ただし気をつけたいのは、長々と自分の話ばかりをしないように、話の中身をすっきりとさせておくことです。
沈黙や間を怖がらない
会話をしていると、誰も話さない時間ができることがあります。そうしたとき「自分が何か話さなくちゃ!」と焦りや不安を感じていませんか? 沈黙や間を怖がる必要はありません。焦らずとも、誰かが会話を始めたりのどを潤したりすることも。沈黙や間も、大切なひとときだと考えてみてくださいね。
おわりに:会話泥棒から聞き上手になれば、人付き合いがもっと楽しくなる♪
会話泥棒は誰でもやりがちな行動! ただし会話泥棒が癖になっている場合、人付き合いのトラブルを招くリスクがありますので、聞き上手を目指すのがおすすめですよ。
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