「本当に真面目だよね」という評価は褒め言葉であることがほとんどですが、真面目過ぎることがデメリットを招いている可能性も。この記事では真面目過ぎる人の特徴や弱み、個性を強みに変えるためにできることなどを解説します。
- この記事でわかること
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- 真面目すぎる人の強みと弱み
- 真面目な人が職場で信頼される理由
- 脱・マニュアル人間の目指し方
しっかり者だけど不器用?真面目すぎる人の特徴
真面目な人といえば、誠実で何事にも責任感をもって取り組むのが特徴です。職場でも周囲から「〇〇さんに頼めば安心」と信頼されている人も多いでしょう。中には、真面目さが特別際立っている性質の人もいます。
真面目すぎる人には、次のような特徴が見られます。
- 真面目すぎる人の特徴
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- しっかり者できっちりしている
- ルールやマニュアルを守る
- ルーティンに沿って動くのが好き
- 時間や約束を守る
- 計画を立てて実行するのが得意
- 正義感が強い
- 融通がきかない
- 柔軟な対応が苦手
- いつもどこか気を張っている
- リラックスするのが苦手
決められたことはしっかり守る!
真面目な人は、ルールやマニュアルなど決められたことをしっかりと守る意識が高いのが特徴です。輪を乱すことは苦手で、組織などコミュニティの中で穏やかに過ごすのを好む人も多めです。
計画を立てて実行するのが得意
行き当たりばったりで行動するよりは、あらかじめ計画を練り、プランA、プランB…というように複数の代案を準備しておく人もいるでしょう。
不器用で臨機応変な対応は苦手
計画的に行動できる反面、その場に応じて臨機応変に対応することは苦手とするタイプが少なくありません。「自分はルールを守っているだけだ」という自負があるからこそ、どこか気を張り続けている人も。仕事中はなかなかリラックスできず、家に帰るとぐったり……もいう人も多いはず。
真面目すぎる人に向いている仕事
真面目すぎる人が強みを活かせる仕事はたくさんあります。いくつかの例を挙げますので、適性を考える上での参考にしてくださいね。
経理や人事などバックオフィス
真面目な人は、法律やルール、マニュアルの遵守意識が高いのが長所です。経理や人事など会社のバックオフィス部門は、真面目な人が重宝されます。
時には柔軟な対応も求められますが、会計処理や社会保険の手続きなど、バックオフィスの仕事は法律や社内ルールの徹底が必要な仕事ですので、真面目さが良い方向に発揮されるでしょう。
税理士や行政書士
税に関する数字を扱う税理士、官公庁などに提出する書類作成を仕事とする行政書士は、真面目すぎる性格も強みになる職種です。法律遵守や煩雑な書類仕事を丁寧かつ迅速に行うスキルが求められますので、しっかり者で正確な仕事ができる真面目な人にぴったりといえます。
生産・製造部門の管理者
工場などの生産・製造部門の管理の仕事は、真面目な人に向いている仕事です。生産・製造の現場では、うっかりミスや気の緩みが大きな事故を引き起こします。労働者のケガや命の危険を招いたり、ラインをストップさせたりするリスクを抑えるためにも、生産・製造部門の管理者には、真面目さとチームを支えるリーダーシップが必要です。
真面目すぎることのデメリット
真面目なことは長所である一方で、短所になることもあります。真面目すぎることが原因のデメリットには、下記のような例が挙げられます。
マニュアル人間になってしまう
真面目な人は、マニュアルに沿って仕事を遂行する能力に長けています。ただし杓子定規的に対応するタイプの人の場合、マニュアルに記載されていないケースに直面すると、「どうすればいいかわからない!」とフリーズすることも。チャレンジングなプロジェクト、マニュアルが整備されていない業務では能力を発揮できないことが少なくありません。
アイデアや個性の出し方がわからない
企画職や商品開発、クリエイター職では、ユニークなアイデアが求められることもあります。真面目すぎる人は、一般常識に基づいて考える習慣が身に付いていることも多く、いわゆるありきたりな考えから抜け出せずに苦しむ場合も出てきます。
自分にも他人にも厳しくなりがち
真面目すぎる人は、いわゆる優等生タイプ・風紀委員タイプかもしれません。「ルールを守らないなんてあり得ない!」と、さらに厳格なマイルールを設ける人もいますが、行き過ぎた締め付けはプレッシャーやストレスを周囲に与えてしまいます。さらにはパワハラやモラハラに発展するおそれもありますので要注意!
真面目すぎる性格を強みに変えるポイント
「真面目過ぎる」と誰かに指摘されたり、「私って真面目に考えすぎかも」と感じることがあった場合、柔軟性をプラスすることを意識しましょう。真面目でありつつ柔軟な人は、対処できる仕事の幅が増えますので、会社にとって頼れる存在になります。
真面目であるという長所をさらに磨くために、下記のことを試してみてくださいね。
ルールやマニュアルができた経緯を学ぶ
ルールやマニュアルには、作られた理由や目的があります。その経緯を学ぶことで、手段と目的がよりクリアに見えてきます。杓子定規的に対応するだけでは、本質を把握できないままです。経緯を知ることを通して、問題把握能力・問題解決能力が向上できるでしょう。
正解はひとつではないと意識する
ルールやマニュアルは完璧ではありません。社会の変化にルールが追いついていないこともありますし、マニュアルは更新が想定されていることも多いです。ルールやマニュアルを過信しすぎず、一緒に働く人の意見にも耳を傾けましょう。
“らしくない自分”を楽しむ!
真面目できっちりとしたあなた自身はもちろん素敵です。けれど、企画力を磨きたい、ユニークなアイデアを出したいという人は、行動範囲やルーティンをあえて変えてみましょう。いつもは行かないお店に行ってみる、今までチャレンジしたことのないアクティビティに参加するなど、刺激を求めてアクションを起こしてみてくださいね。
資格取得で専門性を高める
真面目な性格を仕事における強みとしてアピールするためには、スキルや経験を備えていると理想的です。特に専門性の高い資格を取得していると、能力を客観的に証明できます。真面目な性格を武器に勉強に励み、税理士や行政書士などの国家資格、難易度の高い資格などを取得するのがおすすめですよ。
ストレスや疲れはこまめに発散♪
真面目すぎる人は、つい自分にも他人にも厳しくなりがち。特にストレスや疲れが溜まっていると、心の余裕がなくなりやすいことを意識しましょう。
こまめに気分をリフレッシュし、自分にも他人にも優しくするのがポイントです。好きなドリンクを飲む、軽めのストレッチをするなど、オフィスで気軽にリフレッシュできる方法を確保しましょう。
おわりに:真面目な性質をキープしつつ、新しい自分を見つけに行こう♪
真面目な性格はあらゆる業界・職種で重宝される特徴です。ただし真面目さが過ぎると、自分も周囲も息苦しくなるリスクがあります。強みはそのままに、ご自身の新しい魅力や個性を発見していくと、仕事の幅もますます広がるはずですよ♪
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