親戚付き合いは面倒でストレスフルだと感じる人は少なくありません。ただし、いとこ同士だと年齢が近いこともあり、付き合いやすいことも。
この記事では、いとこと親戚付き合いするときの考え方や冠婚葬祭やお年玉などお祝い事について解説します。
- この記事でわかること
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- いとこの定義や考え方
- いとことの親戚付き合いのポイント
- 結婚や出産が発生したときの親戚付き合い
- いとこの子どもにお年玉をあげるべきか
いとことは?いとこと親戚付き合いするメリットって?
いとこ(従兄弟)とは、父または母の兄弟である叔父や伯母や叔母の子どもを指します。本人から見ると、いとこは4親等に当たります。
いとこと年齢が近い場合、幼少期に一緒に遊ぶなど親しみがあるかもしれません。年齢が離れているいとこの場合は、距離のあるお兄さん・お姉さんのような存在になることも見られます。
本人といとこがどちらも大人になるにつれ、いとこ付き合いをいつまで続けるべきか迷うこともあることでしょうが、いとこと親戚付き合いすることには、次のようなメリット・デメリットが挙げられます。
- いとこと親戚付き合いするメリット
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- 冠婚葬祭で親戚同士、助けあうことができる
- 家族や親戚に関する悩みを共有しやすい
- 家族や兄弟姉妹のような親しい存在になりやすい
- いとこと親戚付き合いするデメリット
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- 年末年始など集まりでストレスを感じる
- いとこといえど異なる家庭なので、価値観のすり合わせが難しい
- 出産祝いやお年玉など金銭コストがかかる
- 親戚トラブルに巻き込まれるおそれがある
幼少期から仲がよく、大人になっても良好な関係を維持することができると、家族トラブルや親戚トラブルが発生したときにはいとこ同士で協力することができるでしょう。
気心の知れた間柄のため、見栄を張ることもなく互いを頼りやすいのは大きなメリットです。ただし、いとこだからといって親しい間柄とは限りません。普段は疎遠な付き合いの場合、帰省の時期や冠婚葬祭での気遣いに疲れてしまう人もいます。
いとこは法定相続人になるの?
いとこは法定相続人ではありません。本人にとっての祖父母や父母が亡くなった場合、いとこは基本的には相続人にはなりませんが、遺言状が残されていれば相続人になる可能性が発生します。
いとこが亡くなった場合も同様です。本人がいとこの財産を相続する権利は基本的にありません。
大人になってからいとこと親戚付き合いする機会って?
子どもの頃と比べると、大人になってからはいとことの親戚付き合いは減ることが多いでしょう。
ただし、下記のタイミングで顔を合わせることもあります。
- 実家への帰省
- 年末年始の親戚の集まり
- 冠婚葬祭
働き方の多様化などによって、帰省のタイミングは人によってさまざまになりました。そのため、実家に帰省したとしてもいとこ同士が顔を合わせることはさほど多くはないでしょう。
一方、年末年始や冠婚葬祭では親戚が集まる確率が高いです。特に冠婚葬祭ではマナーやローカルのしきたりが存在していますので、いとこ同士といえど最低限のマナーをもって接するのが安心ですよ。
いとこを結婚式に招待すべき?
本人が結婚する場合にいとこを結婚式に招待すべきかについては、必ずしも招待しなくてはいけないわけではありません。結婚式は出席数が限られているものですし、基本的には本人の希望が優先されることが望ましいです。
しかし、地域の習慣や親戚との関係性、いとことの仲の良さによってはいとこを結婚式に招待した方が安心なこともあります。結婚式を挙げる際は、招待客について親に相談して意見を聞いておくのがおすすめですよ。
いとこに結婚祝いや出産祝いはあげるべき?
いとことの親戚付き合いはどこまで考慮すべきか迷うこともありますよね。特に頭を悩ませるのが、いとこの結婚や出産に関するお祝いではないでしょうか。
親族の結婚の場合は、式を挙げる・挙げないを問わず結婚祝いを贈るのが一般的です。いとこへの結婚祝いのご祝儀は20,000〜50,000円を目安に考えましょう。ただし、いとこと疎遠で結婚の報告も特にない場合は、親に相談するのもおすすめです。
いとこが出産したときも、付き合いがあるのであればお祝いを贈るのが一般的です。いとこへの出産祝いは、10,000円前後を目安に贈り物を用意すると喜ばれるでしょう。付き合いがあまりない場合は贈り物をしなかったり、5,000円程度の贈り物にすることもあります。
いとこの子どもやいとこの孫への出産祝いは渡さなくても基本的には問題ありません。付き合いが頻繁にある場合やお祝いの気持ちを伝えたい場合は、何か贈り物をあげると喜ばれますよ。
いとこの子どもにあげるお年玉の相場は?
いとこの子どもにお年玉をあげるかどうかも悩みどころですよね。いとこ同士の仲がよければお年玉をあげると関係性が良好に保たれるでしょう。
いとこ同士が疎遠な場合はお年玉をあげなくても問題ではありません。ただし親戚が集まっている場で、お年玉をあげる子どもとあげない子どもで、目の前で差をつけるのは避けましょう。
いとこの子どもにあげるお年玉の相場は、下記を参考にしてみてくださいね。
- 小学校低学年のお年玉の相場
- 1,000円〜3,000円
- 中学生のお年玉の相場
- 5,000円
- 高校生のお年玉の相場
- 5,000円以上
おわりに:いとことの親戚付き合いはできる範囲で無理なく!
いとことの親戚付き合いは、比較的ストレスや頻度が高くありません。無理や負担がかからない範囲で、いとこと良好な関係を築いてくださいね。
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