自慢やマウンティングをする人は、実は仕事がデキるとは限りません。仕事がデキる人ほど謙虚で他人を立てることを大切にしているもの。この記事では謙虚な人の特徴や強みを紹介します。謙虚になるためのポイントも紹介しますので、職場の人間関係やスキルアップに関心がある人は参考にしてくださいね。
- この記事でわかること
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- 謙虚に仕事に取り組む人の特徴
- 仕事がデキる人が持っている謙虚さ
- プライドが高い人が注意したいポイント
- 謙虚な人になるために意識したいこと
職場の謙虚な人の特徴
謙虚とは、驕ったりせずに控え目で常に学ぶ姿勢でいることを指します。どんなに仕事がデキても「私はまだまだです」「みなさんのおかげです」と、いつも謙虚な気持ちで仕事をしている人がいますよね。謙虚な人には次のような特徴が見られます。
- 謙虚な人の特徴
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- 他人の意見にしっかりと耳を傾ける
- 人から学ぶことが好き
- 自分のミスや至らなさを認められる
- 素直に謝罪できる
- 自分と異なる意見や価値観を認められる
- 他人の良いところを認められる
- 周囲の人を尊敬している
- やたら自慢をしない
傾聴力が高い
謙虚な人は、傾聴力が高い傾向があります。自己主張は強すぎず、他人の意見や考えをしっかりと聞くことができるでしょう。
自分が悪いときは素直に謝る
仕事ではミスや誤解など、大なり小なりトラブルが発生しますよね。謙虚な人は、自分に非があることは素直に謝罪することできます。プライドが高い人は、「自分は悪くない!」と言い訳探しや責任転嫁に走ることも。
人の良いところ探しが上手
謙虚な人は、周囲の人を尊敬する気持ちを持っています。他人の長所や良いところ、個性を見つけて尊重します。「自分が自分が」というよりは、周囲の人を輝かせるためにサポートすることが得意な人も多いでしょう。
謙虚な人=仕事がデキる?謙虚さが強みになる理由
デキる人というと、自信があって自己主張ができるイメージもありますよね。ですが謙虚な人も仕事がデキます。謙虚な人には下記のようなメリットがあります。
常に成長のチャンスがある
他人の意見に耳を傾け、多様な価値観を尊重する人は、成長のチャンスに恵まれます。人からのアドバイスや刺激的な環境に触れることで、自分自身をアップデートしていけるでしょう。
信頼や人望が集まる
謙虚な人は、周囲への感謝を忘れません。また、自分に非があるときは素直に謝ることができます。感謝と謝罪は、人間関係構築においてとても大切です。謙虚な姿勢で仕事をしていると、周囲からの信頼がアップし人望も集まりやすくなるでしょう。
柔軟にスキルアップできる
謙虚な人は柔軟な考えを持っていることも多いです。プライドが高い人や仕事の好き嫌いが多い人は、「これは自分がやりたい仕事じゃない」と仕事に線引きをしがちです。すると、積むことができる経験や教わることができる知識が狭くなってしまいます。謙虚な人はそうした線引きや壁が少ない分、柔軟にスキルアップできるというわけです。
「謙虚=卑屈」ではない! 自己肯定感や自尊心が低いと…?
謙虚な人には仕事面でメリットがあることを紹介してきました。注意したいのは、謙虚と卑屈は異なるということです。
卑屈とは、自分自身を必要以上に低く評価することです。「自分なんてどうせ何をやってもダメだ」「自分には褒められるようなところはない」と考えている場合、卑屈になっているかもしれません。
謙虚と卑屈の大きな違いは、自己肯定感や自尊心です。謙虚な人は「まだまだ成長しなくちゃ」と思いつつ、自分自身を客観視して良いところもしっかりと認識できています。卑屈な人は、ご自身の良いところや魅力をなかなか認められません。
卑屈な心が大きくなると、他人に対しても「あいつの成功は実力じゃない。運が良かっただけ」など、否定的な見方をするようになります。するとチームワークや人間関係にも悪影響を及ぼすようになるでしょう。
謙虚な気持ちを持って仕事で成功するコツ
謙虚な気持ちを持っていると、自分自身を成長させることができ、周囲との人間関係も良好に保てるようになります。謙虚な気持ちを持つためにも、下記のことを意識してみてくださいね。
周囲への感謝を伝える
謙虚な気持ちを持つには、まず周囲への感謝を伝えるのがおすすめです。仕事は自分一人で成り立つものではありません。たくさんの人の協力のおかげで成り立ちます。ちょっとしたことでもこまめに感謝を伝えると、自然と謙虚な気持ちも持続していくでしょう。
自分に非があるときは誠実に謝る
感謝と同様に、謝罪も大切な意味を持ちます。自分がミスをしたとき、誰かにお手数をかけたときには素直に謝罪しましょう。
自慢やマウンティングをしない
謙虚な人は、自慢話やマウンティングをすることがほとんどありません。自分と他人を比べて、誰かを見下したり傷つけることは避けましょう。見栄やプライドばかりが大きくなると、社内外で孤独に陥るリスクがあります。
損得勘定ばかりで判断しない
ワークライフバランスの考え方が浸透し、プライベートを大切にする人が増えました。仕事は仕事、と割り切って考えるのは悪いことではありませんが、職場の人間関係などすべてを損得勘定で考えるのはおすすめできません。「これは自分にとってメリットが少ないから嫌だ」という考えが強くなると、悪気はなくても攻撃的になったり、意固地になったりしてしまいます。
年下・目下からも学ぶ
仕事では上司や先輩、取引先から教えてもらうことが多いですよね。ただし、年下や目下の人からもたくさんのことを学べます。自分にはなかった価値観や感性は、大きな刺激になります。多様な社会でお互いを尊重しながら仕事するためには、そうした刺激から学ぶことが欠かせません。年齢や肩書で態度を変えず、誰からも学ぶことはあるつもりで接しましょう。
おわりに:謙虚な気持ちは自分にも他人にも良い影響をもたらす♪
謙虚な気持ちで仕事をすることにはメリットがたくさん! 人間関係を良好に保てるだけでなく、ご自身のスキルアップにも役立ちます。まずは周囲への感謝と尊敬の気持ちを育てていきましょう♪
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