誰に対しても分け隔てなく接する人は、職場で好かれたり人望が厚いものですよね。人によって態度を変える人との違いはどこにあるのでしょう。この記事では分け隔てなく接する人の特徴、長所として自己PRになる理由などを紹介します。
- この記事でわかること
-
- 人によって態度を変えない人の特徴
- メンタルを安定させることのメリット
- 苦手な人を減らすためのポイント
- こまめなストレス発散が大切な理由
分け隔てなく接する人の特徴
分け隔てなく接する人は、相手によって態度や対応を変えることがない人ですよね。そうした分け隔てなく接する人には、どのような特徴があるのでしょう。
- 分け隔てなく接する人の特徴
-
- 他人を比較しない
- 物事を客観視できる
- 中立的な立場にいることが多い
- ドライで、他人に深入りしない
- 陰口や愚痴にあまり参加しない
- メンタルが安定している
- 親切でおおらかな性格をしている
- 多様性に理解がある
分け隔てなく接する人は、誰かと誰かを比べたりジャッジすることをあまりしません。偏見や先入観、好き嫌いで人を見ることも少なく、客観的な視点や中立的な立場から物事を捉える傾向があるでしょう。
人によっては、誰に対しても同じように接することを「ドライだな」「他人に興味がないのかな」と思うかもしれません。誰に対してもフラットですので、職場の陰口などにはあまり参加しないでしょう。
こうした傾向は、メンタルが安定していることから来ているのかもしれません。強く落ち込んだり誰かにイラっとすることがないため、分け隔てなく接することができます。もちろん、他人に対して親切でおおらかな人も誰に対してもやさしいでしょう。価値観の違いやバックグラウンドなど、多様性への理解がある人も分け隔てない傾向があります。
分け隔てなく接する人が好かれる理由
誰に対しても分け隔てなく接する人は、職場で好かれていたり信頼されていることが多いものですよね。分け隔てなく接する人が好かれるのには、次のような理由が考えられます。
仕事の相談をしやすい
人によって態度を変える人には、なかなか仕事の相談や依頼をしづらいのではないでしょうか。「私が頼んでも嫌な顔されそう…」など、不安が頭をよぎります。一方、誰に対しても分け隔てなく接する人ならば、気軽に声をかけやすくなります。
誠実で仕事も信頼できる
職場では、「何を言うか」よりも「誰が言うか」で物事が決まることが少なくありません。そのこと自体にはメリットもあればデメリットもありますが、分け隔てなく接する人の場合は人に振り回されることが少ないのが特徴です。仕事に対して誠実で、信頼できる人であることが多いでしょう。
感情の起伏が激しくない
分け隔てなく接する人は、メンタルが安定しています。人に対してネガティブな気持ちをぶつけることが少なく、コミュニケーションスキルが高めといえます。感情の起伏が激しい人の場合、周囲の人からすると「いつ怒り出すかわからない」という印象を持たれやすく、腫れ物を扱うような接し方になりがちです。
職場の派閥争いに巻き込まれる心配がない
職場では発言力のある人のもとに人が集まるなど、派閥ができることもありますよね。時には派閥争いで職場の人間関係がギスギスすることも。ですが分け隔てなく接する人は派閥に加わることもなく、人間関係のトラブルを作ることが少ないのも魅力です。
程よい距離感があって心地いい
職場の人との人間関係は、人によって価値観がさまざまです。職場の人と友人のように仲良くなりたい人もいれば、最低限のコミュニケーションで済ませたい人もいます。職場の人との距離感に悩む人は多いものですので、誰にでも同じ距離感を取る人がいるとリラックスしやすくなるでしょう。
分け隔てなく接することは自己PRにもなる長所♪
就職や転職では、スキルや経験のほか人柄も見られます。特に面接ではご自身のソーシャルスキルやEQをアピールするチャンスです。分け隔てなく人に接することができるのは立派な長所。具体例を挙げながら、その長所をアピールしましましょう。
たとえば、「上司からは経験を学ぶことができましたが、後輩からも新しい知識やアイデアをもらえるので、誰に対しても謙虚に学ぶ姿勢でいることを心がけています」というアピールもできます。
近年はダイバーシティを重視する会社も増えてきました。「外国人とのコミュニケーションも楽しめる性格なので、文化の違いを感じながらお互い刺激を受けていきたいです」など、分け隔てなく人とコミュニケーションできる長所を言葉にしてみてくださいね。
人によって態度を変える人は嫌われることも…!!
人によって態度を変えることが多いと、職場の人から「なんだ、あの人は」とネガティブな印象を抱かれてしまいます。もちろん、誰にでも同じように接することが正義とは限りません。年齢や社歴、ポジションによって態度を変えるべきこともあるからです。
とはいえ、あからさまに「自分より年下には横柄」「女性にだけ優しい」「上司には調子の良いことばかり言う」など態度を変えている人は、職場では好かれることが少ないでしょう。不公平感やえこひいきを感じさせる態度は歓迎されません。場合によってはハラスメントと受け取られることもあるでしょう。
人によって態度を変える人への対処法
職場の同僚や上司、先輩、後輩などで人によって態度を変える人がいる場合、仕事がストレスになることもありますよね。こちらの記事では職場にいる、人によって態度を変える人への接し方や対処法を解説しています。
苦手な人・嫌いな人にも分け隔てなく接するポイント
職場の人間関係では、苦手な人や嫌いな人がいても不自然ではありません。友人同士ではありませんし、さまざまな価値観を持った人が会社に集まっているのですから、相性が合わない人がいるのは当然ともいえます。
とはいえ、仕事をスムーズに進めるためには苦手な人と仕事をする必要もありますし、チームワークが重要な仕事では協力しなければいけません。苦手な人・嫌いな人にも分け隔てなく接するために、次のことを意識してみてくださいね。
相手に期待することをやめる
誰にでも分け隔てなく接する人は、実はドライな考え方をしていることも少なくありません。人にイライラするときは、相手に期待していることが原因の場合もあります。「仕事なんだから〇〇するのが当たり前」という相手への期待が裏切られたとき、イライラやモヤモヤが生まれがちです。
そうした期待をしないことで、人に対するネガティブな気持ちも減ってきます。するとメンタルが安定し、誰に対しても同じような態度で接しやすくなるでしょう。
苦手な人の良いところ探しをする
苦手な人を減らすことで、分け隔てなく接する人に近づくことがでkます。「苦手な人を避けてしまう」「苦手な人とはコミュニケーションを取りづらい」という人は、相手の良いところ探しをしましょう。自分とは違った視点を持った同僚などに相談してみることで、苦手だと思っていた人の長所や尊敬できるポイントが見つかることもありますよ。
笑顔の練習をする
心の中まで分け隔てなくする必要はないかもしれません。「仕事上のコミュニケーションでは、みんなに分け隔てなく接するんだ!」と割り切る方法もあります。その場合、笑顔を保つことが重要です。
心の中ではイライラやモヤモヤを感じたとしても、態度には出さずに笑顔を保つことができるだけでもすごいことです。相手に安心感を与えられますし、周囲からの信頼や評価が上がる効果も期待できます。
その場でできるストレス発散法を確保する
職場で感じたストレスを家まで持ち帰りたくない人もいますよね。そんな人におすすめなのが、その場でできるストレス発散法です。
- その場でできるストレス発散法
-
- デスクでできる軽めの運動でリフレッシュする
- 好きな飲み物を持っていく
- ハンカチに気持ちを落ち着かせるアロマをふくませておく など
ストレスを感じたときに、気持ちをリフレッシュするためのスイッチを作るイメージを持ちましょう。いろいろ試してみて、自分に合った方法を見つけてくださいね。
おわりに:まずは自分のメンタルを安定させるのがおすすめ♪
分け隔てなく接する人に憧れている場合、ご自身のメンタルを安定させることから始めましょう。適度な距離感を見つけつつ、こまめにストレスを発散してくださいね。
コメント