結婚式が終わったら、そのまますぐ新婚旅行に行くという人は多いですよね。結婚式から続けて旅行に行くためには、その時までに準備を終わらせておかなくてはなりません。
今回は、そんな新婚旅行につきものの疑問を解消すべく、準備期間や苗字変更に伴う注意点、お土産を配る範囲などについてご紹介します。新婚旅行の準備で悩みごとがある方は、ぜひチェックしてみてください。
- この記事でわかること
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- 新婚旅行にかける費用相場
- 披露宴前からしっかり新婚旅行の計画をすべき理由
- 海外の新婚旅行でお土産を持ち帰るときの注意
- 新婦が妊娠中の旅行を安全にするためのポイント
新婚旅行に行く夫婦は70~80%超え!人気は海外リゾート
ブライダル総合情報誌ゼクシィが2020年に調査した「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」によると、2014〜2020年の新婚旅行に行った、あるいは行く予定で既に申し込んでいるという人は概ね7割を超えました。申し込みは済んでいないが行く予定である、という人も合わせると、全ての年で8割を超えています。
新婚旅行の行き先は海外も国内もあり、人気なのは以下の地域です。
- 人気の新婚旅行先 海外ベスト5
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- オーストラリア・ニュージーランド
- ヨーロッパ
- アメリカ
- ハワイ
- グアム
- 人気の新婚旅行先 国内ベスト3
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- 東京周辺
- 北海道周辺
- 九州周辺
人気の土地を見ていくと、やはり観光をメインにしている方が多いようですが、ハワイやグアムなどの人気リゾート地もまだまだ人気なことがわかります。また、お土産代を除く旅行費用としては50万円〜70万円が25%を超えるボリュームゾーンで、平均も60万円台という結果になりましたが、100万円以上かける人も約2割いました。
同様に旅行会社のHISが行った新婚旅行に関する調査でも、お土産代を除く新婚旅行費用は同様に50〜70万円の人が最も多く、23.5%という結果でした。HISの調査とゼクシィの調査を比較すると、30万円未満の層はHISの方が若干多く、50〜70万円、30〜50万円はゼクシィの方がやや多い結果となりました。
これは、ゼクシィの読者層が結婚式や新婚旅行など、結婚に関わる情報を詳しく集めていたり、結婚に関する関心が高かったりすることに関係していると考えられます。しかし、いずれの調査も大きな差はなく、50〜70万円がボリュームゾーンであること、70〜100万円、100万円以上の人も2割程度いることは共通しています。新婚旅行という人生の一大イベントには、それなりの金額をかける人が多いということでしょう。
新婚旅行は何泊にしよう?予定はいつから立てる?
では、新婚旅行の計画はいつ頃から立て始めれば良いのでしょうか。出発のタイミングや旅行日数も気になるところです。HISとゼクシィ、それぞれの調査結果を合わせて見ていきましょう。
新婚旅行の予定はいつから立てる?
新婚旅行の予定を立てるのは、ゼクシィの調査でもHISの調査でも披露宴の6ヶ月以上前が最も多いという結果になりました。HISでは34.4%、ゼクシィではさらに細かく7ヶ月以上前は28.1%、6ヶ月前は12.6%と分けられていますが、いずれにしても3〜4割の人は披露宴の半年以上前から新婚旅行の検討をしていることがわかります。
HISの調査では、続いて披露宴の3〜5ヶ月前に新婚旅行を検討する人が22.8%とわかっています。ゼクシィの調査でも同じくらいの割合ですが、1ヶ月ごとの検討状況を見ると4〜5ヶ月前に検討する人は6〜7%と少なめです。3ヶ月前になると12.1%に増加し、1〜2ヶ月前はまた4〜6%に減少するのですが、披露宴後1ヶ月の間はまた12.3%まで増加します。
ゼクシィの調査で、検討開始時期と申し込み時期を比較してみると、披露宴の5ヶ月以上前では検討開始した人の数に比べ、申し込みした人の数はやや少ない傾向にあります。一方で、4ヶ月以上前から後では、3ヶ月前の同数を除き、申し込みした人の数が大きく上回ります。つまり、検討を始めるのは早くても、実際に申し込むのは披露宴の3〜4ヶ月前からが多いと言えそうです。
新婚旅行に行くタイミングは?
次に、新婚旅行に行くタイミングはいつが多いのでしょうか。結婚式の当日や翌日から新婚旅行に出かけるイメージが強いですが、ゼクシィの調査によれば、実際に当日や翌日から出かける人は12.8%(当日2.7%、翌日10.1%)となり、それほど多くはありません。一方、どちらの調査でも結婚式の前に新婚旅行を済ませてしまう人が約15%います。
HISの調査によれば、結婚式の翌日から1ヶ月未満の間に新婚旅行に出かける人は約3割で、これはゼクシィの調査で翌日に出かける人と翌々日〜1ヶ月未満の間に出かける人(20.9%)を合わせた31.0%とほぼ同じ割合でした。会社によっては結婚式後数カ月以内しか長期休暇を取得できないというケースもあり、結婚式から1ヶ月経過しない間に新婚旅行を済ませる人が多いようです。
また、結婚式後1ヶ月〜3ヶ月未満、3ヶ月〜半年未満に新婚旅行に出かける人も、それぞれの調査で約2割ずついました。数%ではあるものの、結婚式と新婚旅行を兼ねて行う人もいるようです。合計すると、いずれの調査でも結婚式前から結婚式後半年未満の時期に新婚旅行に出かける人は9割以上となり、結婚式と新婚旅行の時期はあまり離さない人がほとんどだとわかります。
新婚旅行の日数はどのくらい?
さらに、実際に新婚旅行に行った日数について見ると、いずれの調査でも7日間という回答が最も多く、2〜3割の人が1週間の新婚旅行に出かけたことがわかります。6日間が1〜1.5割程度、8日間が1.5割程度であることも合わせると、6割ほどの人が1週間前後の新婚旅行日程を組んでいることがわかりました。
新婚旅行は記念旅行なので、このように比較的ゆったりと時間をとる人が多いようです。一方で、ゼクシィの調査によれば9日以上や5日以下というカップルも2割程度は見受けられ、よりゆったり過ごしたい人や、短い期間で済ませる人もある程度いることがわかります。
結婚式と新婚旅行のW準備は大変!余裕を持って計画を
前述の調査結果から、新婚旅行の検討は結婚式の半年以上前から、申し込みは4ヶ月前以降から行う人が多いことがわかりました。さらに、新婚旅行に出かける時期は結婚式から1ヶ月未満が最も多いこともわかっています。つまり、多くのカップルが結婚式の準備と新婚旅行の準備を同時に行っているということです。
2人だけで行う新婚旅行とは違い、親族や友人などが集まる結婚式の準備の方が大変なことは言うまでもありませんが、結婚式の準備が大変になるのはだいたい3ヶ月前とされています。この時期は引き出物や全体の進行の打ち合わせが始まる頃。以降、新婚旅行についてゆっくり考えているようなヒマはなくなってしまいます。
ここで、一般的な結婚式準備のスケジュールを見てみましょう。
- 5ヶ月前
- ドレスショップ選び、指輪購入
- 4ヶ月前
- 招待状の打ち合わせ
- 3ヶ月前
- 進行打ち合わせ、引き出物や引き菓子の決定
- 2ヶ月前
- 装飾・装花の打ち合わせ、料理コースの打ち合わせ
- 1ヶ月前
- 司会者打ち合わせ、席次表や席札の準備・作成
- 1週間前
- 最終リハーサル
実際に大まかなスケジュールを確認してみても、3ヶ月前からは打ち合わせが多く、仕事の合間を縫って準備をしている人は、新婚旅行について考えるヒマがなくなってしまうことがわかります。そこで、挙式の招待状の打ち合わせが始まる4ヶ月前ごろには、新婚旅行の準備を一通り済ませてしまうのがおすすめです。
さらに、ピークシーズンや人気のホテルなど希望を確実に叶えたいなら、3ヶ月前までに予約するのが目安とされています。直前になればなるほど希望のホテルが満室になってしまっていたり、希望の行き先がほとんど空いていなかったりする可能性が高くなります。新婚旅行を一生の思い出にするためには、結婚式の3〜4ヶ月前までを目安に申し込みを済ませてしまいましょう。
行き先は、もともと2人が行きたい場所やエリアから選んで構いません。もし、はっきりした希望がない場合は、「大自然の中で過ごしたい」「世界遺産を見て回りたい」「アウトドア趣味を心ゆくまで楽しみたい」などのテーマを決めて旅行会社に相談すると、ぴったりの場所を紹介してもらえるでしょう。
入籍後は旧姓と新姓のズレに注意!航空券やパスポート、免許証などをチェック
新婚旅行の準備としては、一般的に以下のようなことが必要です。
- パスポート、航空券、クレジットカードの名義が統一されていることを確認する
- 国際免許証を準備する(※必要な場合のみ)
- 旅行代金を旅行会社に支払う
- お土産リストを作成する
- 荷物を準備する
特に、新婚旅行で海外旅行に行く人は多いですから、パスポートの取得や旧姓・新姓の変更などを忘れないようにしましょう。パスポートの申請から取得までの期間は約2週間ですが、新規取得の場合は1ヶ月程度かかることもあります。旧姓と新姓の変更だけの場合は、申請から受理まで3日間です。いずれの場合も、書類不備など万が一の事態に備え、余裕を持って準備しましょう。
他にも、パスポートが必要な新婚旅行に出かける場合、以下のことを必ず確認しましょう。
- 有効期限をチェックする
- 航空券とパスポートの名義が合っているか確認
- 入籍後、新姓で出かけるなら婚姻届は遅くても1ヶ月前に提出し、航空券も新姓で取得
- 航空券を旧姓で取得していた場合、パスポートも旧姓のままにし、帰国後に名義変更する
パスポートの有効期限ももちろんですが、旧姓・新姓も忘れていると飛行機に乗れない、出入国できないなどの大きなトラブルになってしまうので注意しましょう。また、訪れる国によってはビザの取得が必要な場合もあります。旅行先の国に必要かどうか確認し、必要があれば在日大使館・領事館の査証課に申請書類を提出しましょう。
海外旅行の場合、「海外旅行損害保険」という保険に加入する必要があります。旅行会社や保険会社でも手続きできますが、クレジットカードに付帯していることもありますので、手持ちのクレジットカードを一度確認しておきましょう。また、海外で車を運転する場合、各都道府県の運転免許試験場などで「国際免許証」の交付を受けておく必要があります。
海外旅行ではお金も違う!クレジットカードや両替のチェックを
海外旅行では現金を持ち歩くより、クレジットカードを持ち歩く方が安全とされています。そのため、今までクレジットカードを持っていなかった人は作るのがおすすめ。カードによっては前述の「海外旅行損害保険」が付帯しているものもありますので、機能をよく検討して選びましょう。新規で作成する場合、1ヶ月くらいはかかりますので、早めに作っておきましょう。
海外で現金が必要になったときのために、提携ATMで使えるクレジットカードを選ぶことも重要です。「Cirrus(シーラス)」や「PLUS(プラス)」のマークがあるクレジットカードが該当しますので、手持ちのクレジットカードや取得しようとしているクレジットカードが対応しているかどうか確認しましょう。このマークがあれば、クレジットカードでなくキャッシュカードでも引き出せます。ただし、現金は盗難の可能性を考え、どうしても必要な分だけ持ち歩くようにしましょう。
日本円を現地通貨に両替する場合、外貨を取り扱っている銀行・空港などで行えます。現地では空港内両替所や銀行、ホテルで両替できますが、レートや手数料は場所によって異なります。これも盗難の可能性を考え、あくまでも必要な分だけにとどめましょう。
海外高級ホテルやレストランで気をつけたいドレスコード
海外では、ハイクラスなレストランやホテルの場合、たいていドレスコード(服装規定)があります。ドレスコードが必要な場合に求められるのは多くが「スマート・カジュアル」であり、エレガントに見える服装なら完璧な正装でなくても構いません。男性はジャケット、女性はワンピースが基本ですから、1着持っていっておくと良いでしょう。
予防接種が必要な国も?新型コロナウイルス感染症のワクチン接種は?
海外旅行の行き先によっては、「A型肝炎・狂犬病・黄熱病」などの予防接種が必要な場合もあります。特に南米やアフリカの場合、入国の際に黄熱病の予防接種証明書(イエローカード)を提示しなくてはならない国もありますので、行き先の国で必要な予防接種について確認しておきましょう。
摂取できる保健所や医療機関は、以下のデータベースで検索できます。県名・施設名・ワクチンの種類などで絞り込めますので、近くで必要な予防接種を行っている施設を調べましょう。
厚生労働省検疫所「予防接種実施機関」
また、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関しては、WHO(世界保険機関)から出入国条件にワクチン接種証明を要件として導入すべきではない、と2021年2月の時点では見解が表明されています。これは、現時点ではまだワクチンの効果が化学的に不明瞭で、特に「効果持続時間」「優先すべき年齢と集団」「具体的なワクチン接種における禁忌項目」などがはっきりしていないためです。
一方で、PCR検査による陰性証明書(新型コロナウイルス非感染証明書)を出入国の要件とする国は多く、そのための指定医療機関を設けている国もあります。詳しくは、各国大使館・領事館のホームページを参照するか、直接問い合わせてください。
新婚旅行のお土産の予算はいくら?誰に配る?
新婚旅行では、帰国後に配るお土産のことも考えなくてはなりません。最初にご紹介したゼクシィ・HISどちらの調査でも、お土産の予算として多いのは10万円未満、次点で10万円以上20万円未満でした。これは、お土産の内容として配りやすいお菓子や食品などを選ぶ人が多く、高価になりにくいことも影響していると考えられます。
海外旅行の場合、お土産を持ち帰る際にはいくつか注意すべきポイントがあります。
- 飛行機の重量制限をオーバーしないこと
- 機内に手荷物として持ち込む場合、サイズ制限や液体の制限がある
- 免税の範囲を超えると、帰国時に税金が課せられる
特に、重量制限は知らず知らずオーバーしてしまうこともあるため気をつけましょう。自分の荷物とお土産の合計重量が制限をオーバーしないように購入する必要があります。重量オーバーが気になる人、選んでいる時間がないという人には、事前に現地のお土産を注文しておける「おみやげ宅配サービス」や、ネット通販を利用するのも良いでしょう。ただし、もちろん現地で直接購入するより割高になってしまったり、送料がかかったりしますので、総合的に判断しましょう。
また、お土産を渡す相手と金額の相場はだいたい以下のように考えられています。お土産リストを作るときは、渡す人の名前と1人あたりの予算、候補の品などをメモしておくと買い忘れや買いすぎを防げるでしょう。
- 両親・兄弟姉妹…5,000円〜15,000円
- (いれば)仲人・媒酌人…5,000円〜15,000円
- 職場の上司…3,000円〜7,000円
- 職場の同僚…300円〜1,000円
- 親族、親しい友人…1,000円〜5,000円
また、新婚旅行に行くときに餞別をくれた人がいれば、その人にもお土産を買っていきましょう。結婚後しばらくは、急遽親戚の家を訪れることになった、友人の子どもに会うことになった、というように突然付き合いが増える時期でもあります。急にお土産が必要になることも考え、日持ちする食べ物や品物など、誰にでもあげられるものを余分に買っておくとより安心です。
必ずしも新婚旅行のお土産を購入しなくても良い関係の人もいます。以下のような人はお土産を買っていった方が良いのか迷いますが、それぞれきちんと理由がありますので、お土産を渡したい人というわけでなければ、あえて買っていかなくても不義理を働いたことにはなりません。
- 結婚式に出席した人
- ご祝儀のお返しとして、引き出物を渡しているため
- 結婚式や二次会で司会・余興・受付などをしてくれた人
- 当日、お礼を渡しているため
- 結婚式に参加できなかったが、ご祝儀をくれた人
- ご祝儀のお返しとして、内祝いを渡しているため
授かり婚・おめでた婚の新婚旅行するときに必要なこと
授かり婚やおめでた婚で新婚旅行をするとき、妊娠中に出発することになりそうなら、まず通院している医療機関で主治医に相談しましょう。新婚旅行を予定していることや大まかな日程、利用する交通機関などを伝えると、医師もアドバイスしやすくなります。検診を受けて問題がないとなれば、安心材料になるのでより旅行を楽しめるでしょう。
とはいえ、検診はあくまでも「検査をした時点で安全」ということしかわかりません。旅行では普段と環境が大きく変わりますので、何も起こらないとは限らないのです。医師はあくまでも、検診の結果とこれまでの経過からアドバイスをするだけですから、最終的な責任は旅行に行く2人にあるということは心に留めておきましょう。
基本的に、出産予定日を含めて28日以内の搭乗では、飛行機に乗るとき医師の診断書の提出を求められる場合があります。診断書の作成には時間がかかることもありますので、もし新婚旅行がこの時期になりそうなら早めに申請しておきましょう。とはいえ、そもそも臨月近くはお腹が大きくなっていて、移動にも一苦労という人がほとんどです。特別な事情がなければ、もっと前の安定期か、出産を終えてから新婚旅行に出かけた方が良いでしょう。
また、どの時期でも母子手帳は必ず持参しましょう。もしかしたら、現地で産婦人科にかかることになるかもしれません。母子手帳には検診の記録が詳細に書かれていますので、現地の医師が状態を確認するのにも非常に有効です。適切な医療を受けるため、母子手帳を忘れずに持っていきましょう。
妊娠中・出産後はエコノミークラス症候群に要注意!
飛行機の移動で、最も注意すべきなのはエコノミークラス症候群です。水分の摂取量が少ない状態で長時間同じ姿勢のまま座っていると血流が悪くなり、血管の中に血の塊(血栓)ができてしまい、さまざまな症状を引き起こす一連の状態のことを指します。まず足に血栓ができ、片足が腫れたり部分的に赤くなったり、痛みを感じたりして気づくことが多いようです。
足にできた血栓が、立ち上がって歩くなどして血管中を流れ、やがて肺動脈などに詰まると呼吸困難による息切れや胸の痛みが生じます。重症化すると意識障害を引き起こすこともあるので、十分に注意しなくてはなりません。妊娠中・出産後、経口ピルなどホルモン剤服用中の女性は血栓ができやすいので、エコノミークラス症候群を発症しやすいのです。できるだけビジネスクラス以上など、座席の広さに余裕があるシートを予約すると良いでしょう。
エコノミークラス症候群のリスクを下げるためには、移動時間が短い場所を選ぶのも有効です。日本からハワイまでは約7〜9時間のフライトが必要ですが、グアムなら4時間、沖縄なら3時間で到着できます。エコノミークラス症候群を発症すると、重症度によっては1割の患者さんが亡くなるとされていますので、授かり婚やおめでた婚で新婚旅行に行く場合、できるだけ身体に負担をかけない場所を選ぶと良いでしょう。
おわりに:新婚旅行の準備は、挙式準備が忙しくなる3〜4ヶ月前までに
新婚旅行に行く・予定している人は、結婚する人の8割以上にのぼります。期間は7日前後、結婚式の前後1ヶ月程度に行く人が多いようです。希望をできるだけ叶えるためにも、スムーズな準備のためにも、挙式準備が忙しくなる前に新婚旅行の準備を済ませておきましょう。
また、海外旅行に行く場合はパスポート・ビザ・予防注射や各種検査など、時間のかかる申請や処置が必要となるケースもあります。余裕を持って準備しましょう。
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