社内の人に告白されたけど振りたい…！ 穏便にお断りしたいときの便利フレーズ

社内の人から告白された場合、「どうやってお断りするのがいいの?!」と悩む人もいるはず。この記事では社内の人からの告白を上手に断る方法や、NG行動、万が一トラブルになったときの対処法を詳しく解説します。

この記事でわかること

• 上手に告白をお断りするコツ
• 相手を傷つけないお断りフレーズ
• 恋愛トラブルを招く振り方
• ハラスメントの相談窓口

社内の人から告白されたけど断っていい？

職場の人から告白されたとき、相手に対して恋愛感情を持っていない場合は「え…どうしよう…」「職場の関係を壊したくないし、でも付き合う気はない…」「相手を傷つけずに、穏便に断る方法ってないの？」と、悩むのも珍しくありません。

社内恋愛はリスクやトラブルのおそれもあります。告白を断ったことで職場の空気が悪くなったり、相手との関係が気まずくなるのは避けたいですよね。「職場の人に告白されたけど、断るのは失礼かな？」と悩む人もいるかもしれません。

結論から言うと、職場の人に告白されたからといって無理に付き合う必要はありません。とはいえ相手が先輩や上司だと「断ったら仕事がやりにくくなるかも…」と不安に思う人も多いでしょう。無理に告白を受け入れたとしても、気が進まないのに付き合ったことにより、トラブルを複雑化させることも。まずはご自身の気持ちを大切にして、断る場合は相手との関係が悪くならないように配慮するのが大切です。

相手を傷つけたくない！お断りのフレーズ5選

告白を断るときに大切なのは、角を立てず、誠実に伝えることです。適切なフレーズを使えば、相手を傷つけたり、社内の空気を壊したりすることを回避できます。

①「お誘いは嬉しいですが、職場の関係を大切にしたいです」

シンプルかつ誠実な断り方です。「仕事を円滑に進めることを優先したい」というニュアンスを伝えましょう。

例文

「気持ちはすごく嬉しいのですが、私は職場の関係を大切にしたいと思っています。これからも良い同僚としてお付き合いできたら嬉しいです」

②「今は恋愛よりも仕事に集中したいんです」

「あなたが悪いのではなく、私の気持ちが恋愛に向いていません」というお断りフレーズです。仕事に打ち込みたいという理由なら、相手も納得しやすいでしょう。

例文

「告白してくれてありがとうございます。ただ、今は仕事に集中したいと思っていて、恋愛を考えられる状況ではないんです。ごめんなさい」

③「大事な仲間として、これからも一緒に頑張りたいです」

友人・同僚としての関係を大事にしたい、という姿勢を伝えるのにおすすめです。「付き合うことは考えられないけど、人としては大切に思っている」というニュアンスがあります。

例文

「〇〇さんのことは頼れる仲間だと思っています。だからこそ、これからも職場の同僚（部下）として良い関係を続けていきたいです」

④「私には、すでに気になる人がいます」

「自分の気持ちとは関係なく、他に好きな人がいる」ことを伝える方法です。実際に好きな人がいなくても、「恋愛対象としては考えられない」と遠回しにお断りする手段になります。

例文

「告白してくれてありがとうございます。ですが正直に言うと、今気になっている人がいるんです。申し訳ないですが、お付き合いすることはできません」

⑤「私の気持ちが追いつかないので、ごめんなさい」

「相手が悪いのではなく、自分の問題」と伝えることで、相手を立てて穏便に断る方法です。ハッキリと「付き合えません」と言わなくても、拒否の意志を伝えられる表現です。

例文

「〇〇さんのことは尊敬していますが、私の気持ちが追いつかなくて…。ごめんなさい」

言いふらしはNG！ 告白されたときにやってはいけない行動

職場の人からの告白を断った後、相手との関係が気まずくなるのは避けたいですよね。人間関係のトラブル回避のために、やってはいけない行動もチェックしておきましょう。

①「○○さんに告白された」と周囲に言いふらす

社内で恋愛の噂が広がると、相手の立場を傷つけたり、人間関係にヒビが入る原因になります。しかも断っておいて言いふらすのは、相手の心を傷つけます。人によっては怒りを感じるでしょう。どうしても誰かに相談したいときは、職場の関係者ではなく信頼できる友人に話しましょう。

②断った後、過度に避ける

告白を断った後に、気まずく感じられるのは自然なことです。だからといって相手を避けすぎると、「嫌われた」「そんなに悪いことをしたのか」と思わせてしまうことも。社内では業務上の関わりもあるため、普段通りの態度を心がけることが大切です。

③曖昧な返事をする

告白を受け入れる気はゼロなのに、「考えてみます…」などの曖昧な返事をすると、相手に期待を持たせてしまいます。ハッキリ断ることで相手も前に進むことができます。いたずらに返事を引きのばすよりは、できるだけ早く答えを出しましょう。

セクハラの可能性があるときの相談先

職場の人から告白されて断ったのに「強引で困る」「周りの人を巻き込んでアピールしてくる」「スキンシップが激しい」という場合は、どうすればいいか悩んでしまいますよね。そうしたケースは、ハラスメントに該当する可能性もあります。

断った後にしつこく付きまとわれたり、告白によって業務に悪影響が発生している場合は、セクハラの可能性があります。一人で抱え込まずに 社内の相談窓口や専門機関 に相談しましょう。

社内で相談できる窓口

人事部・総務部の相談窓口は、身近な相談先です。企業によっては「ハラスメント相談窓口」が設置されていることもあります。あるいは、上司や信頼できる先輩に話を聞いてもらいましょう。ただし、社内の噂にならないように注意してください。

社外の相談先

社内に適切な相談相手が見つからない場合、厚生労働省「職場のハラスメント対応相談窓口」、労働局の総合労働相談コーナー、法テラス（無料法律相談）を頼るのもおすすめです。「しつこく迫られる」「職場での評価に影響を受ける」などのケースは、早めに相談しましょう。

まとめ：穏便に断ることが円満な関係維持のカギ！

社内の人から告白されたら、断るのも気を遣いますが無理に付き合う必要はありません。大切なのは、相手を傷つけず、職場の関係を壊さないように誠実に対応すること。適切な対応をして、気まずくならずに職場での関係を維持していきましょう！